雑感・・・まちづくりからGNC
「まちづくり」とは、建物や、道路などの(箱物)ハードだけではなく、私たちの住む地域の忘れかけている歴史・文化・(人と人の交流(絆)を温故知新と言うべきか)、保護・改善する事によって、さらに住みやすいまちとする活動全般をさすのだ。衰退した地域の復興を目指す再生活動は「地域おこし・まちおこし」である。
現在から将来が「さらに良い生活が送れるように、ハード・ソフト両面から改善を図ろうとするプロセス」である。また、多くの場合、まちづくりは住民が主体となって、あるいは行政と住民とによる協働によるもの、といわれる。
少子高齢化に伴う日本人口の減少は、日本人の価値観や社会構造も大きく変ろうとしている。且つグローバル化した国際社会での生き抜くために、何をなすべきか、また地域社会は・・・「まちづくり」の取り組み、官・民協働が重要である。
■GNCとは・・・
「GNP」(国民総生産)ならぬ「GNC」とは、米国ジャーナリストのダグラス・マッグレイ氏がつくった言葉だ。Cはクールで「カッコいい」の意味だから、GNCは「国民総カッコよさ」・・・日本は世界で群を抜くという。
アニメ、漫画、ゲーム、ポップス、ファッション、食文化・・・どの分野でも日本が世界やアジアをリードしている、というのだ。また、省エネや環境対策といった日本の得意技は、これからも世界に最も役立てる分野である。
日本の得意技を生かして、「地球貢献国家」とでも宣言してはどうだろう。エネルギーや食料、資源の効率化にもっと知恵や努力を傾ける。途上国への援助は増やす。国際機関に日本人をどんどん送り込み、海外で活動するNGOも応援する。
そうしたことは、日本人が元気を取り戻すことにも通じよう。軍事より経済」で成功した戦後日本である。いま「やっぱり日本も軍事だ」となれば、世界にその風潮を助長してしまうだけだ。
発展途上国に対して「日本を見ろ」と言えることこそ、いま一番大事なことである。地域社会の「まちづくり」は、停滞は許されない。そのポリシーが世界をリードしていけるのだと思う。
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