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2012年10月

2012年10月31日 (水)

追加金融緩和について

Center171 不況はいつ脱し出来るのだろうか?、確かに、自然現象の未曾有の震災に見舞われ、ギリシャの財政危機からEU全体に連鎖し世界中に広がり、アメリカの不透明経済などから世界的不況に繋がった。

そういう渦の中で、日本は脱しようにも糸口さえ見えない。昨日、日銀は金融緩和を2ヶ月続けて決定した。しかし期待感はそれぞれである。

経済同友会の長谷川閑史代表幹事は「予想された10兆円を超え前進したが、市場が織り込んだ範囲を大きく超えることはなく、大きなインパクトは期待できない」と、効果に疑問を呈するコメントを発表した。

一方、日本商工会議所の岡村正会頭は「2カ月連続で切れ目なく金融緩和を強化したことを評価する」と、歓迎する談話を出した。(自事通信)

政治の停滞にも責任はあるのだと思う。復興予算の配分にしても、国民の目から納得いかない。そして、国会では、政策の審議ではなく政局に頭を使い果たして、疲れきった閣僚では仕方がないのか・・・これでデフレ脱却できるとは到底思えない。

今朝の新聞各紙の社説には金融緩和について書かれている。

朝日・・・「追加金融緩和ー政治不況を起すな」

読売・・・「追加金融緩和ー政府・日銀は効果的な連携を」

毎日・・・「日銀また緩和ー数値至上主義に陥るな」

日経・・・「追加金融緩和ー日本経済をしっかり下支えする時だ」

東京・・・「追加金融緩和ーいかにも中途半端だ」

神戸・・・「追加金融緩和ー政府が動かねば効果がない」

改めて思う・・・期待感はあるものの政府の踏ん張りがないと、デフレ脱却は出来ないだろう。

ランキング1位とは・・・

Img_0162 nifty・ココログ・フリーでブログを書いていますが、今朝ココログ広場をクリックしたら、何かの間違いなのか?何と私の拙いブログランキングで、「名もない花」が一位になっていて驚いてしまった。

https://kawahata-m.cocolog-nifty.com/blog/ まだまだ書き続けるつもりです。

環境保全は思いやり

1231 私の信条としていて、環境保全の大事さを常日頃考えているのですが、路上でゴミが落ちていたら拾う・・・タバコの吸い殻が捨ててあったら拾う・・・散歩しながら、

昨日フッと考えてしまった。信号機のある横断歩道にタバコの吸い殻が落ちていたので、素手で拾うとしたら右折してきた車に警笛を鳴らされた。やはり、このような行為はいけない。車の運転手も安全第一なのだ、いくら青信号だからといって、道路上では立ち止まってはいけない・・・と思った。

今年3月、近くのスーパーの駐車場で中年の女の方が、転んで額を打って目の上を大きく切って血を流していました。その光景を何人かが、見ていたのですが、助けようとしないので、びっくりしました。

私は駆けつけて、スーパーの店長を呼んでもらい、直ぐ救急車を頼むように周りの人にお願いしました。そして、自宅の電話番号聞き、ご主人に知らせるよう店員の方にお願いいたしました。

私は何時も考えているのですが、「人間は一人では生きていけない」みんな寄り添い、助け合ってきて生きていると言うことを、忘れているの人が多くなったような気がします。

いくら競争社会であっても、「自分さえよければ・・・」・「私には関係ない・・・」とそこに倒れている人がいても助けようとしない人がいるのです。

東日本大震災後、絆・きずな・・・とメディアはもちろん、町や駅などに看板が掲げられています。本当の絆は大事です。「ゴミを拾う」ことも社会の絆だと思いました。

仕事も同じですが、それが、一旦仕事から離れてしまうと忘れてしまうことだと思います。人間社会には違った考え、また、人それぞれにアイデンティティーを持っています。

しかし、環境保全と思いやりは、各国多少の違いがあっても「思いやり」の大切さは同じです。特に日本人としての基本的モラルだと思います。このモラルは持っていなければ、社会人として失格です。日本人のよい、ところは「思いやり」です。この「思いやり精神」を大事にして、後世に引き継いで行きましょう。

2012年10月30日 (火)

雀の籾拾い

108inaho_aozora11 夕日浴び 落穂拾いの すずめ二羽

私の住む町には、家から歩いて15分行くと田んぼがある。よく散歩するコースにしている。もう稲刈は終りつつある。

今は稲刈は、コンバイン刈るので早い。落穂を拾う、雀が、つがいなのか二羽、忙しく籾を探し食べていた。もうじき夕暮れになり、寝宿の山に帰らないといけないとで思っているのだろうか・・・

今日は大陸から寒気が日本列島に南下するそうだ。夕方は一段と寒さを感じる。

晩秋の光景

F0103667_10746921 柿の葉は 残り少なく 秋進む 

昔の農家の庭には柿ノ木は一本や日本はどこの家でもあった。私の住む八王子市片倉町では、区画整理が行われ、殆んどの家にはない。

珍しく柿木がある家があり、昨日散歩しながら、柿木の実が高い枝先に付いている光景をみた。このところ、1週間に2日葉規則的に降る雨と、秋風で葉はすっかり落としてしまていたが、実が2・3個ついていた。

昨日は近畿地方の木枯らし1号が吹いたいう。10月も後2日である。長期天気予報では11月は暖かいというが、暖房の時期はもう間近い・・・目安は最低気温が10度を切ることだそうだ。

我が家でも今日当たりコタツSETしよう。

これでは日本が危ない

Natsu1 参議院において首相の所信表明演説が行われないという、戦後の憲政史上初めての臨時国会が昨日から始まった。

当初、自民党・公明党は、年内解散を明示しなければ、審議応じないとの強い反応を示していたが、それでは、国民に反発を買うと言うことで、衆院では応じるという結果になった。

問責決議を行った参議院としてはある意味では当然の対応であり、言葉に心がこもっていない野田首相の演説なぞ聞く価値もないと国民も思っているとの考え?

国会は大揺れの状態、国民不在の国会に愛想を尽かし、日本維新会や石原都知事の第三勢力の結集が話題になっている。

国会は決めなければならない重要法案は、山積している。特例公債法案の処理・1票の格差是正・社会保障改革国民会議の立ち上げ・震災復興・景気対策などである。

与党民主党内でも、離党が相次ぎ昨日も2名の離党届が出たという、後3人で過半数割れで、正に野田政権は、タイトロープを渡っている状況である。

それにしても、瀕死の重症患者を処置をさておき、段取り・方法論で、口角泡を飛ばすばかりでは、患者は死んでしまう。それでも高い給料は貰っているとは・・・もういい加減にしてくれ!と言いたい。これでは、日本は危ない!

朝日新聞社説・・・「臨時国会 報復の連鎖を断ち切れ」

自民、公明に再度の党首会談を呼びかけ、解散時期についてより踏み込むなどして、協力を求める。そして互いに報復し合う連鎖を断ち切り、政治を動かす道筋をつける。

読売新聞社説・・・『首相所信表明 戦略が見えない「明日への責任」』

「政局第一の不毛な党派対立の政治」と野党を批判するだけでは、政治は前に動かない。政府・与党が責任ある提案を行い、野党との接点を探るのが筋だろう。

毎日新聞社説・・・「波乱の臨時国会 眼前の2課題の全力で」

放置し続けた「1票の格差」「特例公債法案」を一日も早く決着させ、国民の審判に足る材料を示すことが与野党の役割だ。1年以内に必ず衆院選は行われる。逃げ腰の演説と、演説拒否ではさみしすぎる。

2012年10月29日 (月)

秋深まる

        今日の富士山(2012-10-29)

  富士の峰 雪覆われて 秋深し

雨の日以外は、10000歩を目標にして、歩いています。殆んど同じコースです。湯殿川河川管理通路は、自転車と歩行者のみ通行でき、バイクは通行禁止なので、安心して歩けます。

山に咲く花・昆虫・渡り鳥などから、季節の移ろいを感じることは大事なことです。今年の富士山の発冠雪が9月12日だったそうです。やはり富士山は雪がある富士は美しい。最近は日が短くなり、吹く風も冷たい、西日本では木枯らし一号が吹いたそうだ。秋の深まりを感じます。

秋に飛来し、春先に北の繁殖地に飛び立つ渡り鳥(冬鳥)の日本での滞在期間が1986年に比べて約1カ月も短くなっていることを、横浜市内での観察データを基に、東京都市大の小堀洋美教授(保全生物学)が3日までに、突き止めたという。

冬の渡り鳥、滞在期間が短くなり・・・温暖化は生態系に影響しているという。

日本の政治に思う

07bonchi_asayake_hi11 政治に危機感がない。まぁ、何とかなるの日和見主義が多いと思わざるを得ない。

政治は作り出すもの、民衆に注目をあびるカリスマ的人間が存在するとなると世の中は、戦前の大政翼賛会のようになる?

民主政権が「決められない政治」のレッテルを貼られて、政治は一向に前に進まない。これも事実だと思う。だからといって、野党第一党の自民党は、国民に期待されているかとは言えない。今日のニュースで衆議院鹿児島3区の補選に、阿倍総裁・石破幹事長などが応援に入ったと言う。その結果自民党が勝った。

全国的に無党派が多いことからみて、政治に無関心層が多いということだ。理由は、何党が政権についても、代わり映えはないといことで、そんなところにエネルギーを使いたくないというのが本音だろう。

言い換えれば、日本は落ちるところまで落ちて、そこから這い上がるという経験を持った人間が少なくなったということかも知れない。

まぁ、それだけ、降りる気分が心地よいことで、緊張感がなくなっているのではないかと思う。いつの間にか経済大国2位を中国に明け渡し、尖閣諸島で中国の強い反撃を受けて、大きな打撃を負う破目になったのも分かるような気がする。

石原慎太郎知事が政界に乗り出し、日本を救うと言うことなのだ。だから、自民党が補選に勝ったからと言って、国民はそれだけ期待はしないのは言うまでもない。

毎日新聞社説・・・「自民が補選勝利 「勢い」と勘違いするな」

http://mainichi.jp/opinion/news/20121029k0000m070144000c.html

真面目さとは・・・

Mutsumefuta21 昨日、 センター祭りの、イベントがあって私も役員の一人で、朝から準備に出かけました。決められた作業分担を行なおうとして配置についたのですが、何人かいたメンバーが都合で他の配置につくということで、まだ何人かのメンバー来ると思っていたのですが、手違いか、5・6人いたメンバーだったが、私一人になってしまったのです。

野外(野菜売り)で、雨が降り出し、ブルーシートを用意したり、お客さんが買いやすいように、その対応に苦労しました。もてる能力と体力を使い果たした感じでした。孤軍奮闘?して何とか無事に終らすことが出来ました。

後で考えて、要領が悪い、一人で頑張らないで、応援・手伝いを要請すべきだったのかも知れない。そして、真面目で、実直ではバカをみる?なんて考えてしまった。

真面目で実直な人より、ちょっと不真面目が世間では話の分かる人と評価されえる不思議さがあると常々思っていました。

世間では真面目であることは、必ずしも評価されない。「真面目だよね」と言われると、からかわれているような気分にさえなることがあります。そのことから、考えてしまいました。

真面目だけでは苦労する・つまらない・融通が利かない・息が詰まりますなど、わかる気がします。真面目とは、その人の個性なのかも知れない。まぁー私はこのままの価値観で生きていこうと・・・それが結論です。

参考にhttp://www4.plala.or.jp/k-k/komoku123.htmlがあります。

2012年10月28日 (日)

十三夜

09meigetu_tyusyu11 忙しなく ニュースで知る 十三夜

拝むと成功や財運に恵まれると言われているそうだが・・・

昨日は、住民協議会の由井市民センター祭り(27・28日)で忙しく朝早くから準備やらでなれない作業で疲れた。明日もあるので、早めに引き上げたのだが、夕方早めに風呂に入ったら、眠くなり、夕食摂って床についた。ラジオのニュースで今夜は十三夜ということを知った。

しかし今夜曇っていて雨戸を開けても見れない。楽しみにしていた野球の日本シリーズも疲れてしまい、眠ってしまった。

心のきれいな人が美人なのかも・・・

3612 美人とは、時代や国のよって、見方は違います。またその人の価値観によって違うでしょう。白痴美なんて言葉は古いのだが、マリリンモンローなどがそうかも知れません。

女医さんで美人は沢山います。出来ればそういう人に診て貰いたいたいと思うのは、私だけではないでしょう。美人で凄腕と評判があれば・・・白衣美人?

美人は生まれつきで、努力して勝ち取るものではないと、諦めてはいけない。何かの目標に向って一生懸命努力して姿がカッコよく、女の魅力を感じさせられます。

要は、健康で、体型や、顔などは10人並みであるが、知能指数や、表現力が優れている人で精神的にポジティブ思考の人が美人だと思います。したがって、色々な経験を乗り越えてきても、苦労してきた内面的に強い人が美人だといことだと言えるかも・・・

女優の方で、いつまでも、映画スターでいられるには、それなりの努力をしていて、世間に揉まれ、耐えてきた人は、本当に美しい。

話してしていて飽きない人、人の気持ちが分かってくれる人、思いやりのある優しい人、印象に残る人も美人に加えたい。多くの人が心のきれいな人が美人と思います。

主犯格の女・・・兵庫県尼崎市の連続変死・行方不明事件では、角田美代子被告は、信じられない犯罪が浮かび上がっています。顔は10人並みだが心の中は、恐ろしい、悪の王女でありたいと、いうことが捜査で分かってきているようです。恐ろしや、女の執念というものを感じとれます。

2012年10月27日 (土)

石原新党は第三勢力となり得るか・・・

10_12801 フラストレーションのたまる世の中で、確かに世界的不況ムードは、八方塞がりである。黒いベールが地球は覆われていて、逃げ出す隙もない。起爆剤で風穴を開けて、将来に希望が持てる道を作っていく・・・というカリスマ性もった指導者は、なかなか出ない。

そういう思いがあってかどうか定かではないが、石原都知事は、都知事職を途中辞して、国政に身を呈する覚悟である。記者会見で、年は80歳だが・・・と聞かれ、こんな世の中に、救世主がいない、座して死ぬわけに行かない。・・・いう思いからか・・・

第三勢力に銘打って勝負する覚悟のようだ。カリスマ性のある人物といえる。超保守的主張の石原都知事、相当に反感感情を持っている人もいるだろう。若くて善・悪を言って、焦点をぼかさない人柄に拍手を送る人もいる。

だが、果たして第三勢力になり得るかどうか・・・いずれにしても、決められない政治・日和見主義な既成政党には愛想をつかした感じだ。

トランプでカードを切り交ぜることを「シャッフル」というが、石原氏が好んで使う言葉だ。きのうの会見でも石原氏は「今の国会の政治構造をシャッフルする必要がある」と述べた。

硬直した官僚主導の国政のゆがみを、とうとうと説いた。明治以来の官僚による中央集権体制を打破しなければならない‐とも力説した。

政権交代に託した国民の期待を裏切る形で失速する民主党と、政権奪還への期待が十分に広がらない古巣・自民党に期待するものない。平沼赳夫代表の「たちあがれ日本」を母体として新党を立ち上げる構えのようだが、その理念や政策が判らない。

憲法改正や中国に対する強硬姿勢など、保守色を前面に打ち出す石原氏の個性と知名度だけで、新党だとすれば「第三極」の旗を掲げても、いずれ有権者に見透かされてしまうだろう。

3党首会談が決裂したままでの見切り発車だ。衆院解散・総選挙を控えた政局が一段と不透明感を増す中で、石原氏は新党旗揚げへかじを切った。歯切れの良い新党宣言の一方で、政策も陣容も定かでない現段階ではまだ、未知数と言わざるを得ない。

♪一番星みつけた~

08yokotesigai_yuukei21 星数え 空を見上げる 秋の空

秋の空と言うと透明で奥深いイメージが湧く、夕日が西の山に沈んでいく夕暮れは、紫色になり、そして炭色に変わる。

この光景を見ていて、子供のころを思い出した。友達と遊んで家に帰る途中に空を眺めて、星を探した。あそこに一つ、右のほうに二つ、そして下のほうに三つと数えたことを・・・

昨夕は童謡♪「一番星みつけた」を思い出し口さんでしまった。

2012年10月26日 (金)

吉松育美さん・寺川綾さんで思う美人とは

07rose_ame21 日本人初のミス・インターナショナルが誕生しました。日本人女性も世界から認められるような体形になったということなのでしょうか・・・佐賀県出身の吉松育美さん25歳が沖縄で開かれたミス・インターナショナル世界大会でグランプリを獲得しました。

ミス・インターナショナルはミス・ワールド、ミス・ユニバースとともに世界三大ミスコンテストと呼ばれ、日本代表では02年、漆島華さんの3位が最高だったそうです。

ミス・インターナショナル出場の吉松育美さんは、インタビューで、出場するのは美人は当たり前、如何に、審査で注目してもらうかは、「スピーチにある」と・・・内容・話し方に相当時間を使って、練習したという。

そして、高校時代に佐賀県高校総体女子100mハードルで優勝、2012年には東京マラソンでフルマラソンにも挑戦しています。一般常識・語学など教養も採点の対象であるのと考えです。

一方、今年ロンドンオリンピックの競泳女子背泳ぎ100メートルと400メートル・メドレーリレーで銅メタルを獲得した寺川綾さんが「ヴォーグジャパン」に登場!大胆ドレスで背中や胸もと披露とスポーツ紙に載ったという。テレビで観ていて、なんて美人だろうと思っていましたが・・・

ファッション誌「ヴォーグジャパン」に登場するという。27日発売のファッション雑誌「ヴォーグジャパン12月号」に登場することが26日、同誌から発表されたのです。

吉松育美さん、寺川綾さん、からの印象ですが、美人の条件とは、ただ美しいだけではダメで、スタイル・健康はもちろんIQ(知能指数)も大事な条件と言えると思いました。

ふじばかまを見て・・・

00092 ふじばかま 何処か親父の 髭に似て

何年前に知り合いから頂いた鉢植えを頂き、今年も花をさけせました。その花を見て、何処かの親父さんの髭に似ていると思った。ふじばかまというと、秋の七草の一つです。

花言葉は、「ためらい」・「遅延」・「躊躇」・「あの日を思い出す」・「優しい思い出」です。もう、野山に探すのが大変な植物で、絶滅危惧種に指定されているそうです。

白くなった花を、じっと見ていると、何処かの髭の親父を思い出す。凛として、厳格さを想像しました。以前NHKラジオ深夜便で「誕生日の花の花と短歌365日」紹介されていた、鳥海昭子氏の歌があります。

「些細なる ことにてありき 本日の ためらい捨てて フジバカマ咲く」・・・それに引きかえ、あれこれ悩む自分がいます。

石原都知事の理念とは

24351 波風荒れていた池に大きな石を投げ込んだ感じである。

「日本はもう限界に近い。自分はいい年齢だが、明治から続く中央集権、官僚制度をシャッフルする。中央官僚が支配する制度を変えないといけない。命のあるうちに最後のご奉公をしたい」

石原慎太郎都知事が任期途中で突然の発表である。衆院選がちらつく中で、80歳の石原慎太郎氏としては新党立ち上げは、最後の挑戦となるだろう。

民主党政権の外交政策に対して批判はあるだろうが、今年の春、東京都による尖閣諸島購入計画を明らかにしていた石原氏だ。これがきっかけとなって日本政府による尖閣国有化へ、そして日中関係の冷えこみへと展開した。

それだけに、中国メディアの反応は当然、不穏を隠さない。早くも中国は反応を示しているようだ。韓国でも、今回の辞職と新党設立について速報で伝え、関心の高さを示した。

今後は、国民にどのような利益をもたらす政策を打ち出すのか、はっきりとマニフェストで提示し、既存政党との違いを明確にしなければならない。新党は立ち上げの時はいいのだが、維持するのは大変だと思う。

毎日新聞社説・・・『「石原新党」結成へ「第三極」理念が問われる』

民主、自民両党に対抗する勢力の結集をめぐる動きが活発化することは確実だ。石原氏が前向きとみられる、橋下徹大阪市長が率いる日本維新の会との連携も焦点となる。いわゆる第三極の結集論議があくまで政策本位で進むかが問われよう。

 

2012年10月25日 (木)

湯殿川のかわせみ・・・

Photo かわせみの 色鮮やかに 秋の暮れ

私の住む近くに湯殿川が流れています。一年中、かわせみを写真に収めようとするカメラマンがいます。川の葦などの草が枯れ、撮影の条件がよくなると、5・6人がシャッターチャンスを狙っています。

川面に突っ込んだ瞬間・魚を捕らえ水から上がった瞬間など、デジタルカメラを覗かせてもらったことがあります。川に小魚がいる証拠だと思います。昨日夕暮れ時、かわせみを発見し夕日に一層映える色は印象的でした。

ゴミ問題では発展途上国?

11749885491 発展途上国と先進国との違いは、GDP(国民総生産)とか、OECD(経済協力開発機構)加盟国で決まっているからと・・・結構あいまいな基準だと言う人もいます。私は、環境問題に真剣に取り組んでいる国も基準に入れるべきだと思います。

毎日ゴミを拾って町の美化に努めています。拾っても、数時間すると捨てられているゴミををみて日本はまだ発展途上国だなぁーと思います。

確かに発展途上国では、生活環境は悪いことは想像できます。日本は先進国と認められていますが、タバコのポイ捨て、歩行中飲み食いして、捨ててしまう人が後を絶ちません。

タバコ一本がニ本になりやがて町がゴミ捨て場化してしまいます。片付けるのは市が委託している業者だと思っている?人がいるようです。ゴミを路上や歩道・公園などに捨ててあるの見ると、とても先進国とは言えません。

私たちの町の広場「片倉時田まちの広場」に市の公園化課に申請して公園アドプト制度を立ち上げて20名の会員ボランティア「時田緑の会」で清掃活動行っています。

先だって、ちょっと考えられない出来事があったのです。「私たち緑の会で、広場を清掃します」という宣言書が書かれた看板を火で燃やされしまっていたのです。さっそく、公園化にお願いし、再製し取り付けていただきました。また、器物破壊の犯罪だと思います。

子供の仕業とは思えません、犯人は大人だと思います。犬の散歩でも糞を広場のさせて、始末をしない人もまだいます。これなどの行為は発展途上国だと思います。

自分さえよけれではなく、思いやり、人に、環境に優しさがあり、人々の心が基本的に行動に現れることが、先進国だと思います。

私が住む、八王子市はタバコの市内歩行禁煙で条令で決まっていて、ポスター・広報誌等で明示しています。ルール・マナーを守れないことは発展途上国です。

「私たちの町は私たちで守り、安全・安心できて、快適で住んで良かったという町に一人ひとりが意識をもちましょう。」そして先進国にいたしましょう。

2012年10月24日 (水)

秋の夜雨

Phoca_thumb_l_121_2 外灯の 明りの中に 秋の雨 

朝から雨が降ったり、止んで、晴れ間が見え、散歩に出かけようと思うと、降ってきたり、定まらない空模様だった。夜8時からは、町内防犯パトロールが予定されている日であったが、7時ごろ強い雨となった。(防犯パトロールは最初は5人ぐらいだったが最近は3人になってしまた)

窓越しに外をながめたら、外灯に雨が浮かび上がった見えた。やがて相棒から電話連絡がきて今夜は中止しようとのことだった。今日はやめようと意見が一致したのである。

エッ禁錮6年・・・

P10002671 
イタリヤの裁判でとんでもない判決が・・・これでは科学者が研究を続けること出来ない。こんなことが日本で起きたら・・・と考えたら・・・ゾッとする。

日経webニュース・・・イタリア中部ラクイラで2009年4月に死者309人を出した大地震で、事前に住民に警告しなかったとして過失致死罪で科学者ら7人が起訴された裁判で、全員に禁錮6年の有罪判決を下した。科学者らの判断が「不正確かつ不完全、矛盾に満ちている」と指摘。検察側求刑の禁錮4年を上回る厳しい判断を示した。

地震の6日前に国の委員会が「近く大きな地震が起きる可能性は低い」という安全宣言とも受け止められる情報を流したことから、少なくとも住民37人が避難せずに死亡したとして、専門家ら7人が過失致死などの罪に問われている。

この裁判をめぐっては、専門家が裁判を恐れて自らが得た知見を公表しなくなる恐れがあると指摘されている。5000人を超える科学者が、ジョルジョ・ナポリターノ大統領にこの裁判は不当だとする公開書簡を送っていた。

世界中のか学者が反発している。界の科学界から「これから専門家は地震予知に協力できなくなる」と懸念する声が噴出しているという。

読売webニュース・・・「今後は群発地震のたびに、専門家が住民避難を命じざるを得ない」。地元メディアによると、同国の著名な地質学者マリオ・トッツィ氏は、こう判決を非難した。

23日には、伊政府の防災諮問機関「防災委員会」のルチャーノ・マヤーニ委員長が「こんな状況では平静に働けない」として、判決に抗議し、辞任した。

米民間団体「憂慮する科学者連盟」のマイケル・ハルパン氏も「ばかげており、危険だ」と批判し、米政府に判決を非難するよう求めるなど、波紋は国外にも広がった。異例の裁判は、地震予知のあり方を巡る議論に火をつけた形だ。

2012年10月23日 (火)

こうろぎのなく音小さく寂しさを覚える

800px1  こうろぎの 声も少なく 野分け吹く

台風21号・22号と立て続けに・・・と思ったら、幸いのことに大して影響はなかったようです。昨夜は、夜半から風が強まり、玄関先の真木に雨風があたる音がして、今まで気にもしていなかったのですが、こおろぎの鳴き声が小さくなっていたのに寂しさを感じました。

温暖化が進み、秋が深まっても台風が日本列島に来るようになったという。最も遅くきた台風は、平成2年台風第28号で1990年11月に発生し、1951年以降で最も遅い上陸となった台風です。今年の夏は記録的な暑さだったので、まだ台風が来るかもしれない。

コウロギというと・・・むかし親父から、「肩刺せ裾(すそ)刺せ綴れ刺せ」と着物の手入れを促していると聞きました。綴刺蟋蟀(ツヅレサセこおろぎ)という種類だそうです。

多くの人に信頼されることも財産

108inaho_aozora11 「多くの人を知っている」=その人の財産の一つであると思います。財産とは「大金持ち・広大な土地を持つ」だけではなく、何かのサークル入って、多くの人と出会い友達を沢山知り合うことも財産で、そして信頼される友を作るということです。

多くの国の言葉を話せ、心を許せる友達にになり、信頼されるまでになると、これも財産であると思います。「人間の財産とは頭と心と体だけにある」と数学者で大道芸人のピーター・フランクルの父親が彼に言い聞かせていた言葉です。

お金や土地を沢山持っていても、震災や戦争など起きて、人間の築いてきた有形の物がいかに脆く崩れ去りやすいことを改めて認識させられ、この言葉を強く実感させられました。

フランクルの父親はユダヤ人でありホロコーストによりありとあらゆる財産を奪い去られてしまいました。そのときに奪われることが無かったのは自分自身の脳。つまり知恵や知識だけだったのです。

農耕民族だから慣れ親しんだ土地からは離れられない言っているような日本人とは危機意識が全く違います。いささか極端な例かもしれませんが、ちょっとした物の考え方がいかに大きな違いを生むかが分かります。

人間の欲望は果てしない世界を独り占めにしても飽き足らない人がいます。物欲(金・土地・物)は際限がないということです。それとは逆に、人から見ると貧しい生活をしていても、本人は最高の幸せと思っている人もいます。

私は、幸福とは、多くの財産(物)を持つことではないと思います。財産は心の中にあるものだと思います。価値観は、10人十色で違う、違う人が世の中を構成しているので、争いが起きるのだと思います。

今も、中東のシリアでは果てしない内戦が起きています。21日付のal arabiya net は、金融専門の–INVESTOPEDIAのネットとかを引用して、シリアのアサド大統領が独裁者クラブで2番目の金持ちであると報じています。

アサド大統領は、戦争に負けなくとも、裸の王様になるのが最大の恐怖で、彼の財産をなくしたくないのだと思います。財産を独り占めにし、自分の財産の力で国を支配するという考えでは争いは終らないでしょう。

2012年10月22日 (月)

自然は逞しい

小さくも 命引き継ぐ 秋小草

今日の東京地方は穏やかに晴れ、風もなく、秋の好日です。近くの野道に散歩に行って来た。畑の畦道をよく見ると、1センチにも満たない、雑草?(雑草という草はない・ただ名前を知らないだけだ)が小さな花を咲かせていました。中には実つけているのもあります。

「雑草のような逞しさ」などと、生き方などに例えられますが、正に、もう直ぐ花を咲かせ、子孫を残すという本能は驚きです。そして周りがどんなに環境が変わろうと、going my weyです・・・

秋の陽射しに中で命の引継ぎは確実に行われています・・・と発見をしました。(そんなに大げさなことではないのかも知れないが・・・)こんに小さな植物でも、子孫を残すという摂理に驚き、自然は逞しいものだ感心しました。

朝露と国会は冷えてきた

クリックすると新しいウィンドウで開きます朝露も 日ごと冷たく 肌にしみ

今日はよく晴れた。朝早く、農道を歩くと、朝露が太陽に光って宝石のようにみえる。芋の葉の上にコロコロと粒が光っている。このところ、日中は、半袖でちょうどいいのだが、朝晩は、暖房が欲しいくらいだ。10月も後半である。

散歩から帰ってテレビニュースを見て、国会は忙しいのか、暇なのか、決めることは沢山あるのに・・・話し合いもしないで・・・国民は、フラスト・レイションたまって爆発しそうだ。

復興予算の使い道・・・

Sira81 蓄えなく、借金生活をしている一家に、大きな地震が来て、家屋敷流されてしまった。近所の方に、助けられ、何とか生活することは出来たのだが・・・これから、本格的に家・屋敷を整備し、出来るだけ元の状況を取戻そうと、銀行からお金を借りた。

それを使うところが、遠く離れた田畑の整備だとか、遠くの海に仕事に行くために厄介な妨害行為をする対策に使いたいとか、おいおい、ちょっと使い方違うのではないか・・・

子供達は、お父さん野放図に使う金などないはずだよ、謝金返しは子供達に押し付けるなんて酷い・・・

お父さん!生活基盤を整えることが先で順番があり、今住んでいる身近な、母屋や屋敷や塀などの修復でお金を借りたのだろう。有り余るお金などないのだよ!

復興予算の分捕リ合戦が争いなどで、予算のむしり取りの、すざましい状況と、それを指摘されたら、与野党で責任のなすりあい?見苦しい!・・・

大前提として復興予算19兆円のうち10.5兆円が増税によって賄われる。もちろん、増税自体は国民全体にとって嫌な事だが・・・復興の為ならと思っている方が多いのではないだろうか?しかし、その使い道がおかしな状況になっていたら?

「NHK:復興予算19兆円は一体何に使われているのか?まとめ」から・・・

▼3次補正9兆2000億円に対し各省庁から復興の為、様々な予算を要求。しかしその実態は・・・
文化省「治安強化だ!」⇒国立競技場の補修費等に約3億3000万円
経産省「省エネ事業が必要だ!」⇒燃料電池車の研究開発費等に約15億円
法務省「復興人員確保だ!」⇒刑務所の職業訓練費等に約2800万円
農水省「対外治安強化だ!」⇒反捕鯨団体対策費等に約22億8400万円
沖縄県「今期は復興予算で」⇒通常の道路予算で行われてきた工事がなぜか復興予算で約5億円
外務省「海外とのキズナを深めよう!」⇒海外の若者を1万人招待する計画費等に約72億4700万円

19兆円の復興予算は、東北地方は一割ぐらいしか与えられず、他は屁理屈つけて訳の分からない不適切使途に使われるという、やりたい放題では悲しい・・・

2012年10月21日 (日)

ふるさととは・・・

78c51da9bc51691af89cll2 私は、生まれも育ちも同じ地域で現在も暮らしている。だから、ふるさとと言っても、好いのか悪いのか判断が難しい。

室生犀星の「ふるさと」詩が思い出される。

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや


「ふるさと」とは・・・
知っている人間がたくさんいる。 懐かしい自然、風物がある。 冠婚葬祭などで集まる親族がいる。これらがさまざまに重なり合うからだと言う。

だが、なつかしい自然、風物が消えつつある。残るのは暖かく親密な人間関係の魅力だ。むかし、一世を風靡した映画「寅さん」である。フーテンの寅さんは、いつも自分を支配してくれる妹夫婦や、おじさん夫婦、近所の人たちが待っていてくれる。

年齢や、性別、能力などで、人を分別する、現代のような格差社会は問題があると思う。むかしの地域社会には、年寄りも子供もも若者もいて、それぞれの居場所あった。

お節介を焼く人がいて、焼かれる人がいて、お手本になる人がいて見習う人がいて、自然と秩序が成り立っていた。

最近、都会に出ず、地元に働き口見つけて生涯を自分の故郷で暮らしたいという若者が増えてきているという。間的な絆が生きている、生まれ育った場所に定着するというのは、自然のことだと思う。

だから、ふるさとは優しさと抱擁力を持つコミニティであり、地域共同体が持っている、機能を回復させていくべきではないだろうか。地域住民の一人ひとりがふるさとを大事にする、心構えが大事だと思う。

65年前の出来事・・・

S121 年を取ると、ごく最近の出来事を忘れて、はるか昔のことを覚えているといわれるが、私も同じようなところがあるようだ・・・??昨日会社のOB会に出席し、何年ぶりか先輩・同僚・後輩などと会食した。何十年前の当時のことを思い出し懐かしく当時が蘇った。

ショック・心揺さぶられる事柄があった。それは、多くの先輩の一人で、奥さんと私は同級生・・・小学校・中学校で共に過ごした。彼女は体調を崩していて治療に専念していたが、今月(平成24年10月11)に亡くなった・・・と先輩から聞き声も出なかった。

私は彼女とのことで、鮮明に覚えていることがある。65年前の出来事で、小学校4年生の出来事・・・同級生の友達(男)が病気で亡くなたので、私と二人で、同級生に最後のお別れに先生に連れられ、生徒代表で同級生とのお別れに自宅に行き、棺の中の同級生を見た。

冷たくなった友達の顔を見たのであるが、人は死ぬんだと始めて知った・・・そのことは彼女も同じだと思った。後々、彼女に何度か聞く機会はあったのだが、聞きそびれてしまった。

彼女は賢くて、背は高く、美人でクラスの仲間から人気があった。小学校・中学校と一緒であった。そして高校は別になったが、何年か経って、私が就職した会社で、職場は違うが、また会ったのである。

そして、何年か過ぎたころ、先輩と結婚した・・・思い返すと何故か、恋心などはまったくなく、思いは「純真」であった・・・と思う。彼女が亡くなったと聞き、幼きむかしが、昨日のように蘇った。これも年を取った証拠かも知れない。彼女のご冥福を祈る・・・

2012年10月20日 (土)

百舌の鳴く朝

Epb030774k1 窓越しに 百舌の鳴き声 里の朝

秋も深まり、日中はシャツ一枚でも、過ごせるが、朝晩は冷え込むようになりました。稲の刈り入れも終って、すっかり冬支度にさま変り、農家の人は、普通に自然のサイクルにしたがって仕事をしています。

人も、自然の生き物も、季節に敏感です。百舌は、高い枝先にとまって、ナワバリを主張するのか、ハイテーションで鳴く・・・そして、昆虫、カエル、ミミズ、魚などを食べるハンターです。

「はやにえ」・・・理由は、食糧不足に備えているという説が有力だそうですが、本当のことは不明だそうです。枝にかけたエサを、そのうち取りに来るつもりでしょうが、はたして忘れずに取りに来られるか?やがて、昆虫がいなくなる冬を知っていての保存する、行為なのでしょうか・・・

国会議員の資質とは・・・

05sikotuko31 国会議員資質とは・・・何かを考えさせられる問題が起きた。

「見苦しい」ここまで駄々を捏ねるとは・・・正気の沙汰ではない。田中慶秋法務大臣は、暴力団や、外国人献金などの週刊誌に指摘され・・・答弁に困り、体調不良で入院・・・逃避?とは・・・どう見ても、普通じゃない。ますます疑念を持たざるを得ない。こんな考えで、国政を任せる訳にはいかない。

自民党石破幹事長のコメントは、この問題は、「任命権者の首相にあり」と言っているが、確かにそうかもしれない。

どうもおかしい、自民党の阿倍総裁も暴力団関係者と、一緒に写真を撮った。石破幹事長の暴力団より献金を受け取った。など指摘されたりするのは、政治家は、そんなにお金が必要なのか?

それにしても、お金の収支に議員自信の無さ、関心の無さに驚きである。過去にも、同じような事態で、辞めた閣僚もいた。

国会議員の綱紀粛正を目的に政治資金規正法がある。政治団体に対して設立の届出と政治資金収支報告書の提出義務を課して政治資金の流れを明らかにするとともに、政治活動に関する寄附(政治献金)や政治資金パーティーの制限である。

どんな法律があっても、それをかいくぐり、生きようとする考えは潜在的にあり、「金」が生き残りの哲学があるのではないかと思う。甘い誘いは日常茶飯事なのかも知れない。それを理性で抑えるかが問題で、政治家の資質が問われることになる。

「滅私奉公」なんて遠い昔の話になってしまったようだ。

2012年10月19日 (金)

ままにならぬが浮き世の習い

08kakunodate_koyo61 むかしから・・・「ままにならぬは浮き世のならい」と言われ、現代でも、世間でいう「浮き沈みは世の習い」という言葉があるように、人間は一生のうちに幾度も浮き沈みがあるものです。決して始めから終わりまで安穏に過ごせるものではない・・・ということです。

楽しい・嬉しい日もあれば、辛く・苦しい日々もあるものです。それが浮世、つまり無常での生活だというのです。だから、気に入らぬことも多く起こってきたりするものです。

人の心も同じでないことは、夫々の顔立ちが違うが如く、蓼(たで)くう虫も好き好きとか、自分にもわがままな所もあれば、人にも頑固者がいます。

「人の心は分かぬものよ・・・」女心と秋の空?男心と秋の空?どっちが本当か分からぬが、人はみな心変わりはするものです。人恋しくなる秋の夕暮れ時はなおさらです。

やりきれない・・・呟き

F0103667_10746921 ■ 推理小説的な 「尼崎市大量殺人事件」は・・・一体どうなっているの・・・

■ 一票の格差・・・再三「警告」を発したにもかかわらず、一向に重い腰を上げようとしない立法府の怠慢を厳しく戒める最高裁判断だ。国会は是正に早く取り組むべきだが・・・

■インターネットで、脅迫メールの遠隔操作の真犯人は・・・警察の捜査の仕法の問題はなったのか・・・

■田中法相の献金問題・・・国会議員は、献金に杜撰なんだ。全く、お金を貰うことに、チエックしないのか・・・

いじめ・不法投棄・ネット犯罪・おれおれ詐欺などは、不況・政治不信から起きて増えているようだ。オスプレイ・女性暴行・原発問題・北東アジアの外交不安定化とあげればきりがない。

世の中、よく分からないことばかり、「正直ものばバカを見る」世の中になってしまう?これだけは何としても防がなければならないのは当然である。

ルール・モラルの欠如は、教育***家庭***学校***地域***社会と繋がって悪の連鎖になっていると思うが・・・

明るいニュースは、「山中伸弥教授&iPS細胞」のノーベル賞ぐらいか?

眠れぬ夜


           
片倉城址公園

秋更けて 窓打つ驟雨に 夢やぶれ

台風21号の影響からか?時計は午前1時30分、激しく雨戸を叩くしゆううで目が覚めてしまった。NHKラジオ深夜便の、詩人・童話作家 工藤直子さんのユニークなトークを聞いて、完全に目が覚めてしまった。

近くの片倉城址公園の木々の葉が、地面に敷き散らすのだろう。湯殿川は、水かさが増し、風原橋の下の鯉たちはどうしているのだろう・・・と思い巡らす・・・

2012年10月18日 (木)

子供の目の輝き

08yokotezyo_koyo31 子供の目 秋空に似て 奥深し

一昨日、八王子市みなみ野君田小学校に、交通教室(自転車)で実技で、お手伝いで行って来ました。3年生110名で、自転車の免許の試験です。

校庭に白線で道路・歩道・横断歩道を書き、信号機を備えて、南大沢警察署交通係・八王子市役所の方、そして私たち南大沢交通安全協会の指導で行いました。

試験ということで生徒は一人ひとり真剣に警察の人の説明・注意を聞いていました。生徒の目の輝きが印象的でした。よく晴れた秋空の深さを感じれました。

“カンガルーケア”→“早期母子接触”

07rose_ame21抱いている最中に呼吸が止まる?・・・ 出産の安全性が問題になっています。出産直後で親子の愛情を確認する意味で、生まれたばかりの赤ちゃんを抱く・・・人間本来も動物であり、自然の中での出産は当然であり、外敵から守る行為と愛情表現は母親が抱くことだと思います。

出産後すぐに、赤ちゃんをお母さんの素肌の胸の上に抱っこすることで、その様子がカンガルーの親子のようだということで、カンガルーケアと名付けられたという。出産直後、赤ちゃんは処置などのために、お母さんと引き離されることが多かったのですが、最近はカンガルーケアを取り入れる産院が増えてきているそうです。

NHKwebニュース・・・日本周産期・新生児医学会など専門医らで作る8つの団体が記者会見して明らかにしたものです。

生まれたばかりの赤ちゃんを母親が胸で抱く“カンガルーケア”→“早期母子接触” に名称変えるという。抱いている最中に赤ちゃんの呼吸が止まるなどのトラブルが起きていることから、専門医らで作る学会は、母親などに誤った安全な印象を与えているという。

「カンガルーケア」は、医療スタッフの安全管理のもとで集中治療室に入っている未熟児を母親が胸で抱くケアとして始まり、皮膚が触れあうことで赤ちゃんの状態が安定したり、母親と子どもの絆を深めたりする効果があるとされています。

その後、生まれたばかりの赤ちゃんにも効果があるとして、出産直後に分べん室で広く行われていますが、ケアの最中に赤ちゃんの呼吸が止まり、死亡するトラブルも起きています。

これについて団体は、生まれたばかりの赤ちゃんは、母親の胎内と環境が変わり、そもそも呼吸などが不安定で、ケアを行うかどうかにかかわらず、注意が必要だと指摘しました。

そのうえで「カンガルーケア」という名称が母親などに誤った安全な印象を与えているとして、「早期母子接触」と呼ぶと決めたことを明らかにしました。

そして、関係する全国の医療機関に対して、ケアを行う際の注意点として、赤ちゃんに呼吸の状態を確認するモニターをつけるなどして、急変に備えた体制を取ることや、効果と危険性について母親などに説明し同意を得たうえで行うよう呼びかけました。

やっと一息また歩こう

00a233ff1 昭和25年度小学校卒業の同窓会を行います。

ここまで色々難所はありましたが、みんなよく頑張った!75歳は、賞賛に与えすると思います。だが通過点に過ぎません。人生を振り返っても仕方がありません、何があろうと、これから先に向って歩くだけです。

残念だけど亡くなった方もおります。そして、闘病中の方もいます。人それぞれの苦しい人生を歩んで来たのです。

徳川家康の、「人はただ 身の程を知れ 草の葉の 露も重きは 落つるものかな」の名言があります。(人生における辛いことは、自分で乗り切るしかない。露でもあまり重すぎると落ちる。)

私は、肩の力を抜いて、「なるようにしかならない」・「ひょうひょう」と歩けばいいじゃないかと思っています。

2010年12月25日付け日本経済新聞の「気分一新 自分を元気づける言葉」の1位に選ばれたフレーズです。(選択式回答)

 1位 なるようになる、なるようにしかならない

 2位 まあいいか、気にしない

 3位 人は人、自分は自分

 4位 明日は明日の風が吹く(明日があるさ)

 5位 時間が解決してくれる

 6位 こういうときもあるさ

 7位 人生に無駄はない

 8位 明けない夜はない(夜明け前が一番暗い)

 9位 死ぬ訳じゃない。生きているだけで丸もうけ

 10位 なんくなるないさー(なんでもない)、大丈夫

 11位 苦あれば楽あり

 12位 これが底なら、これからは上昇するのみ

 12位 笑う門には福来る

 14位 人事を尽くして天命を待つ

 15位 山より大きなイノシシは出ない

 16位 あるがままを受け入れよ

 17位 つらいのは自分だけじゃない

 18位 過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる

 19位 努力は裏切らない

 20位 頑張っているね、偉いね

 

2012年10月17日 (水)

車の開発に思う

02_px4001 車の進化がまだまだ続いています。「人に優しい車」「安全と環境に優しい車」と、キャッチフレーズは各社それぞれ快適な乗り物とうたい文句は立派です。

最近のニュースで、自動運転、予め行く先を指定しておけば自動で運転して行ける?夢のような話です。そして、何か障害物が急に現れたら、自動的に避けて走るという。凄い車が将来現実になるといわれています。

しかし乗るのは、人間です。その人間が、タバコや・ゴミを捨てているのを自動的に止めることが出来れば私は嬉しいのですが・・・窓からセンサー感知し、ゴミは車の中から出たらブザーが鳴って警告ランプがつくという車・・・

自動車専用道路の安全地帯に、目を覆いたいくらいのゴミが投捨てられて、ゴミ捨て場化しています。物を投げ捨てられた車に、ぺナルティとして、動けなくなるという装置を搭載?して絶対に見逃さない装置を開発してもらいたいと思います。

車に乗る人のマナーの悪さは依然として多いように思います。粗大ゴミを草むらに捨ててあるのを今日も見ました。自分の玄関先にその粗大ゴミを返却したいです。私はそのくらい怒っています。誰かが片付けなければ、ガラス類や、プラッシック類何十年と消えません。自分の家の前に、捨てられていたら、貴方・・・考えて下さい。

地球は生きています。一人だけの地球ではありません。将来何代も安全に住める地球を確保していかなくてはなりません。

「風」・・・

Kasenkanri1 「風」は、空気は温度が上がると体積が増え、軽くなります。すると、良く暖まった空気に、あまり暖まっていない空気が入り込もうとします。

温度が低い方から高い方に向かって空気が動きます。これが風です。暖かい空気は押し上げられて上昇気流になります。大気の対流が起こるわけです。

大きなると高気圧や低気圧になります。比較的低温で風が吹き下ろしているところが高気圧で、上昇気流になっているところが低気圧です。暖かい空気と冷たい空気の境目が大きな規模で、はっきりしているところが「前線」になります。これが私の持っている認識です。

日本人が風の表現は沢山ありますが、そよ風 微風 軟風 追い風 追い手 順風 向かい風 逆風 春風 東風 和風 恵風 陽風 夏風 南風 炎風 烈風 秋風 西風 涼風 木枯らし 冬風 北風 寒風 朔風(さくふう) 陰風 朝風 夕風 夜風 松風 潮風 などがあります。

太陽・地球の大地・空気と水で私達は生かされています。大宇宙の46億年の前に誕生した太陽系は今も休むことなく続いています。地球に風を起し、変化をし続けているのです。風がなかったら、生物は生きていけないのではないでしょうか・・・

私はこれからの時期にぴったりの風で思いで印象的な風は、夕暮れ時の風である。

「旅愁」の歌の中で詩がたまらない・・・魂を揺さぶられる想いです。

作詞・・・犬童球渓・作曲John.Ordway

更け行く秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとりなやむ
恋しやふるさと なつかし父母
夢路(ゆめじ)にたどるは 故郷(さと)の家路
更け行く秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとりなやむ

窓うつ嵐に 夢もやぶれ
はるけき彼方 にこころ迷う
恋しやふるさと なつかし父母
思いに浮かぶは 杜のこずえ
窓うつ嵐に 夢もやぶれ
遥けき彼方に 心まよう
 

 

秋真っ盛り

2054421

  秋水に 映る空や 白い雲

昨日は暖かく、よく晴れて抜けるような空が印象的であった。近くの片倉城址公園の湧き水からながれる池をながめての情景は、心穏やか気持ちとなった。

タバコのポイ捨て

クリックすると新しいウィンドウで開きますタバコの吸い殻のポイ捨てでは、後を絶ちません、頭を悩ましています。毎日ボランティアでゴミ拾いをしておりますが、相変わらず、信号機のある横断歩道、公園・広場などの植え込み、河川管理通路などでが多いです。

八王子市路上喫煙の防止に関する条例が平成19年1月1日から施行され、市内全域の路上での歩行喫煙(歩きたばこ)を禁止としました。

さらに、「路上喫煙禁止地区」を指定し、喫煙スポット(喫煙場所)以外では、路上での喫煙行為を禁止し、悪質な違反者は罰則の適用対象としています。

平成22年11月25日より『八王子駅南口周辺』も路上喫煙禁止地区に指定しました。このことにより、路上喫煙禁止地区は、「八王子駅周辺」、「南大沢駅周辺」、「西八王子駅周辺」、「高尾駅周辺」となりました。

東京の千代田区では路上喫煙禁止10年前に設定していますが、場所によっては、1000本あった所が5~6本となったという。それには、警察のOBなどの取り締まりと、罰金(2000円)という過料を払うことでその金額が1億1000万円だそうです。

八王子市でも条令が施行されて6年が経とうとしてますが、取締りが甘いのか、禁止ポスターがある下に捨ててある状況です。環境を心配している私は、このままだと大変なことになり、八王子市のイメージが悪くなるばかりだと思います。

「新たな課題は「公園喫煙」 千代田区路上喫煙禁止から10年」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121016-00000534-san-soci

私の隣の町の町会長は、深刻に受けてとめていて、信号待ちしている自動車の窓からポイ捨てした人がいて、「落し物です!と言って、車の中に投げ入れた」・・・その人は、ジッと嫌悪な目で見返した。と言ってました。私にはそれは出来ません。

明るく・気持良い町にするには、一人ひとりの行動が大事です。安心・安全で、住んで良かったと思える八王子市に、していこうではありませんか・・・

 

2012年10月16日 (火)

夜どんぐり落ちる音

800px1  裏屋根に どんぐり落ちる 真っ暗夜

どんぐりが、弾けて、屋根に落ちる音に、眠りに付いたばかりに、ハッとして目を覚ます、あぁーそうか、どんぐりが屋根に落ちたのだと、理解した。静かな夜のガラス窓の外は、真っ暗であった。

個人の品格と国家の品格

05detohama11 品格=その人やその物に感じられる気高さや上品さである。

弘法大師・空海の座右の銘は「人の短をいうことなかれ 己の長を説くことなかれ」だったという。「他人の欠点を指摘せず、自分の長所を自慢しない」自分に与えられたことを淡々と行い生きたから多くの人に好かれ、慕われた。

国家の品格=藤原正彦氏は本で、日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」であると規定し、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神が肝要であると説いているが・・・

尖閣諸島・竹島のことで、城島財務大臣は「領土問題」の発言をを「外交問題」と訂正した。中国は日本政府の尖閣諸島の国有化に反発しているが、日本政府は「日中間に領土問題は存在しない」との立場で、政府見解と反する内容であるということだ。

それにしても、中国では愛国行動として日本国旗を日本国大使の車から奪ったり、日本の国旗を燃やしたり、破ったり、踏みつけたりする行動が行われた。韓国でも日本の国旗に対して侮辱する行為が行われたりする。

しかし、私の知っている限りにおいて、日本国内において日本人が中国や韓国の国旗に対して公然と侮辱するような行為があるのを見たことがない。

竹島に関しては国際司法裁判所に提訴する。尖閣に関しては毅然と対処する。国家としてやるべきことを淡々と行い、国民としては相手国の国旗や人を愚弄する態度や言葉を発しない。

このことについては、私は日本人であることに誇りを感じていますし、日本が素晴らしい国だと認識している。だからこそ、他国で日の丸が愚弄されても、屈辱行為をしている人たちが逆に愚かで自国の品位を下げていると思う。

私たちが日本国に誇りを持つように、中国の人も韓国の人も自分の国に誇りを持つのは当然だと思う・・・そう考えてみると、大人の品格を持つ日本国民として、他国との国民性の優劣を論ぜず、日本国のあり方を論じたい。

2012年10月15日 (月)

里の秋

55eb1803d82b34f155628866526c3d391 秋冷に 身が引き締まる 里の山

日本列島を大型で強い台風21号がゆっくり北上し狙いを定めている。今日の東京地方は、朝から晴れて、冷え込んだ。

私が住んでいる八王子市でも、まだ、里山のなごりが残っているところがある。栗のイガが山道に一つ二つ転がっている。上を見ると、栗の木が、葉っぱの数を減らして、激しかった自然との闘いを終え疲れた風情になって見える。

生活保護費の問題

09oga_akanegumo11 不況が出口のみえない世の中、格差社会が問題視されている。憲法25条・・・「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」

いま問題となっている、生活保護者の生活と、働いていても年間200万円以下いわゆる、ワーキングプアーと言われる人も現状が問題である。厚労省によると一人暮らしの生活保護者には、最低でも8万円・家賃は4万2000円(1人の場合)まで満額である。

生活保護者の仕事への意欲がなく、朝からお酒を飲んでパチンコ三昧の方もいたり、ちょっと裕福な感じる場面を民放テレビで見たことがる。どう考えても公平な社会保障とはいえない。

格差社会を引き起こしているのは、国の政策の拙さからだと思うが、5年に一度の見直しで、生活保護費を引き下げ検討するようだ。引き下げの動きの絡みで、保護者の「使えるお金が1日1000円しかない」との声を報道したことに対し、ネットで異論が相次いでいる。

NHKwebニュース・・・生活保護の支給の基準額について厚生労働省が見直しに向けた議論を進めていることについて、生活保護の受給者らが10日、東京都内で記者会見を開き、支給額が引き下げられれば生活に大きな影響が出るとして反対を訴えました。

生活保護の受給者は、ことし6月には211万人を超えて過去最多を更新していて、今年度の生活保護費の総額は3兆7000億円を超える見通しです。

厚生労働省は、生活保護制度の抜本的な見直しを進めるとともに、5年に一度行われる支給の基準額の見直しに向け、専門家を集めた会議で議論を進めています。

これについて、生活保護の受給者や支援者が10日、都内で記者会見を開いて支給額の引き下げ反対を訴えました。

この中で、生活保護を受給している60歳の男性は、「家賃を除くと一日に1000円しか使えず、食べていくのが精いっぱいです。人として見てもらえているのか不安です」と話しました。

また、「反貧困ネットワーク」代表の宇都宮健児弁護士は、「生活保護の水準を引き下げれば、最低賃金も連動して下がることにつながり、低所得者の生活が苦しくなる。

貧困の拡大を止めることが大切で、社会保障費の増加を理由に弱者を切り捨てるべきではない」と訴えました。このグループでは今後、集会や署名活動を通じて引き下げの反対を訴えていくことにしています。

季節を立ち止まって見る

08kakunodate_koyo61 季節の巡りは、早いものです。記録的な暑さだった夏も10月に入ると、街路樹が色づき、山々の錦秋の美しさに見られる時期になりました。

さーっと吹きぬける風に、目の前の木々がはらはらと木の葉を散らせていきます。しみじみとした感傷に思わず誘い込まれていく、そんな気持ちになってしまいませんか。

また菊の香りが、心を落ち着かせ、穏やかな気持ちになれる。秋の風景はさまざまな心の動きのようです。そして街を歩いていると、甘い匂いが漂ってきて、淑やかな金木犀の木を探す・・・

なにげないことですが、秋の日のこの時期に、もの思いにふけることがあるでしょう。それは過ぎし日のことであったり、ふと感じる自分の老いの寂しさであったりです。もの思いにふける秋は、未来への希望ということより、どちらかといえば、過去への回想になってしまい勝ちです。

熱く燃えた夏の日のことや、遠く過ぎ去った、ずっと昔の青春時代をふと思う人もあるでしょう。また北風の冷たさに思わず襟をよせ、身を震わせてしまう、そんな秋の日もあります。そして木枯らしが吹き始めると、厳しいこの冬の先行きに思いをめぐらすのもこの時期です。

季節の移ろいに我が人生を重ね合わせて、物思いにふけるのも、たまにはいいのかもしれません。季節感を忘れかけてしまう、慌しい日常生活の中で、立ち止まって自分を見つめることも大事だと思います。

2012年10月14日 (日)

判らない募金の収支と復興予算の使途

09_12801 毎年10月に「赤い羽根」12月「歳末助けあい」募金が行われる。お金の使い道の収支報告は、私だけ勉強不足なのか?よく分からない。どこの誰に聞いたら分かるのだろう?庶民から集めたお金は、しっかり渡すべきところに行き渡っているのか疑問に思うのは私だけではないと思う。

そして、東日本大震災の復興予算の疑問である。
何かおかしい復興予算の考え方・・・被災地の方に使われる予算より、付帯関係の事業に回されると言う、積み上げた予算の山を、拡大解釈して、各省庁の役人の争いを演じているようである。

何故反捕鯨団体の妨害(シーシエパード)活動の安全対策費?に使うという発想が分からない。コンタクトレンズメーカーに補助金?・・・復興予算に沿っている?・・・国民の血税だ。自分の金だったらどうする?

産経新聞webの記事によると・・・http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121010-00000113-san-bus_all

東日本大震災の復興予算が復興と関連の薄い事業に使われ、政府の行政刷新会議が予算の使途調査に乗り出す背景には、政府が昨夏決定した復興基本方針で、産業空洞化や全国各地の防災対策などを「日本全体の再生」として復興政策に含めたことがある。

各省が「最優先は被災地の復興」(復興庁)との前提を拡大解釈し、予算を査定する財務省も「復興予算」として認めたことが、平成25年度予算でも要求額を膨らませる結果になった。

日本総研の湯元健治副理事長は「総額ありきの予算で、復興の遅れで消化しきれなくなったため、少しでも関連のある事業に使われたのではないか」と指摘する。予算編成では、省益優先の便乗要求を排除し、「復興」と「防災」に本当に役立つ事業をきちんと選別する必要がある。

2012年10月13日 (土)

歩きながら考えた

13_10241 私は、毎日10000歩を目標に散歩をしている。今日も1時間30分散歩をしてきた。最近左足がしびれるようできになるのだが、途中ちょっとのほうに休めば、大丈夫である。

今日歩いて改めて感じたのであるが、どういう訳か足の向く方向は、西の方角になっているが、約80㌫がそうだ。西と言えば、阿弥陀如来を教主とする西方の浄土。人間界から西方に十万億の仏土を隔てた所にあるという、「西方浄土」を思い出す。浄土真宗である。

本山は、京都にある、西本願寺・東本願寺。

浄土真宗は阿弥陀仏へ絶対的な帰依を強調し、戦国時代以後、本願寺を教勢を広げる。浄土真宗は親鸞を開祖とする浄土教系の宗派で、絶対他力を強調する点が特徴である。

絶対他力とは成仏のために行うすべての計らいを捨てて、一切を阿弥陀如来に任せると言うことであり、南無阿弥陀仏と称えることも仏の慈悲への報恩感謝にすぎない。(日本歴史宗教研究所所長・武田鏡村監修の仏教)

他力・・・自己の計らいを捨て、阿弥陀如来の本願を信じる道。握ったものを放していく世界。

絶対他力(他力本願)・・・自力を否定し、信心もどんな行いも、阿弥陀如来の願力を根源とみて、念仏を称える。

自力・・・自己の心と行為を整え、修行に励んで仏の智慧を獲得する道。モノを握り締める世界。

そんなことを私の心にあるのかも知れない。しかしまぁー西に向う人の心は、誰ももっているのだと思う。人間の心理として太陽が西の空に沈む、そして翌朝は東から登る。人間は、太陽に向って正面を向こうとしているのか?・・・

秋深まる

Epb030774k1 早朝の 冷たさを知る 秋の水

最近、朝朝は、寒さを感じるようになった。記録的に暑かった夏もようやっと火が細くなったように、徐々に冷えて、朝晩は、半袖では寒いくらいだ。

今朝、顔を洗う水道の水が、冷たく感じた。暑い夏には寒い冬が恋しくなり、寒くなれば、暑かった夏を偲ぶ。人間はなんと勝ってなんだろう。

EUがノーベル平和賞

T6_02xga ノーベル平和賞を、設立から60年経つEU(欧州連合)に決定した。ノルウェーのノーベル賞委員会は12日、2012年のノーベル平和賞は「欧州の平和と調和、民主主義と人権の向上に60年以上にわたって貢献した」として授賞理由を説明した。

ヨーロッパ27か国が加盟するEUは、多くの犠牲者と国土の荒廃をもたらした20世紀の2つの世界大戦の反省を踏まえ、平和と共存を最大の理念として設立された。

EUでは現在、ギリシャの財政危機を発端に信用不安が広がり、世界経済にも大きな影響を及ぼしており、発足以来最大の危機に直面している。

東京で開かれている、IMFトップのラガルド専務理事は「われわれは財政再建と経済成長という狭い道を進まなければならない」と述べ、世界経済が減速するなか、加盟国に対して成長に向けた協調を促した。

一方、失業率25%で、特に若者は、50%以上という。ギリシャ副開発相 は、NHKのインタビューで、「早期の支援必要」と「支援がなければ12月以降は国庫を維持することができない」と述べ、来月までに支援が必要だと強調した。

他にEUの中でも、スペイン・イタリアなどが財政危機で、イタリアの政府債務の対国内総生産(GDP)比は150%以下の水準(日本は200%)を超えている。

ギリシャ、スペイン、イタリアなどで起きている財政危機は、EU自体の崩壊という危機、経済不況風は世界を吹き荒れている元凶となっている。

影響は中国などこれまで成長のけん引役だった新興国をも揺さぶっている。新興国の減速はさらに先進国経済の足を引っ張っている。

朝日新聞社説・・・「ノーベル平和賞―不戦誓った欧州の60年」

http://www.asahi.com/paper/editorial.html

2012年10月12日 (金)

挨拶は社会人の基本

05sikotuko31 社会人になっても「挨拶」がきちんとできない人が意外と多いように思えます。「挨拶」は人間関係を円満に築くための基本なのです。人間関係がうまくいく人はコミュニケーションも円滑に図ることができます。

そして「挨拶」ひとつでその人の人柄や人間性がわかります。普段の生活態度が現れたりします。誠実な人は、やっぱり誠実な挨拶の仕方をします。

第一印象が大切といわれますが、その第一印象の中には「挨拶」も含まれているのです。また、話している時の目線、表情、姿勢、声の大きさ、言葉遣い、すべてが第一印象に入るのです。

私は、交通指導員で、春・秋の全国交通運動などで、街角に立って歩行者の横断の安全指導をしています。道路を横断する際は、必ず一人ひとりに挨拶をしています。特に小学生には、「おはうございます・いってらしゃい」と呼びかけます。

小学生でも、先に挨拶されることもあります。「おはようございます・ごくろうさん」・・・と。多分家庭での躾がしっかりしているのだと思います。挨拶しない生徒も、何日かすると挨拶するようになります。

「挨拶」は基本的な礼儀、そしてコミュニケーションの入り口になるわけです。小さい頃から私達は親や大人達から「きちん挨拶しなければいけませんよ」と言われてきました。

私達人間は一人では生きてはいけないのです。社会の中で人との関わり合いの中でお互いに助け合い、支えあい、励ましあいながら、時には迷惑や心配をかけることもあるでしょう。人から恩恵を受けることもあるでしょう。

でも挨拶さえきちんとできていたら、大概の人間関係は円満にいくと思うのです。「挨拶」は相手に対する気づかいでもあるのです。そして「あなたの存在を大切に思っていますよ」という意思の表れでもあると思うのです。

今、家族関係でさえ希薄になっている時代です。私達は皆、周りにいる人たちから元気や勇気というエネルギーを与えてもらっているのです。またときには、癒されたり安らぎを感じることもあるでしょう。でも、もらってばかりではいけませんので、今度はあなたが周囲の人に元気や勇気を与えてあげてほしいです。挨拶は社会人の基本だと思います。

「空と無」とは・・・

0107ukisima11 「空と無」について考えてみた・・・

「空」とは「なにもない」という意味です。仏教の説く空とは、この世界においては固定的に存在するものは何もなく、すべては「縁」によって成り立っていると考えます。

世界に存在するものはすべて、縁によって成り立ち、縁によって滅していくのです。般若心経の説く空の世界とは、まさにご縁の世界のことなのです。すべてのものがご縁によって成り立っており、このご縁に感謝し与えられたものに、満足することが大切なのです。

「無」とは、自己の我執(自己中心的な考え)を取り払うことです。私達は煩悩を持つがために、どうしても執着してしまうものです。縁によって得たものをいつまでも自分ものにしたいと思い、得られないものを得ようともしてしまいます。

自分の命、大切な家族、会社や社会の地位、お金や家などの資産など、永遠不滅に維持したいと願うものです。しかし、そうはいかないものです。また、手に入らないものほど求めてしまうのが人間の悪徳(道義に外れた言行)でもあります。

縁がなければ得られないのに、どうしても欲しいと苦しみ、いらだっては人を責め社会を責めてしまうものです。こういった執着を無とすることが大事なのです。

この世界は理想の世界に生きている人は不平不満はありません。すべてに感謝できるからこそ、満たされて暮らせるのです。そして、この空の世界にいたる道が無なのです。自己の我執を取り払うからこそ、空の世界に到達できるのです。

すべてに感謝できるようになるのは難しいものですが、日々の小さな感謝を積み重ねていくことによって、やがては不平不満が少なくなり、我執からも離れられるのです。我執を離れるべく無の道を歩み、いつしか空の世界にたどり着きたいものです。

ノーベル文学賞と村上春樹氏

10shiretoko5go_1ko21 今年のノーベル文学賞は、有力と目されてきた、日本の村上春樹氏(63)が、今年の受賞出来なかった残念。中国の「赤い高梁」莫言氏(57歳)に決定した。

1976年に人民解放軍へ入隊後、文学を学び、代表作『赤い高粱』は、映画化され、日本でも『紅いコーリャン』の題名で知られる。

村上春樹氏は、中国との領土問題で『魂の行き来する道筋』と題して、9月28日に朝日新聞に寄稿されました。

ノーベル文学賞は、大所高所で選ばれたのでしょう、村上春樹氏に期待していた日本人の多くは残念であるが、楽しみを来年に延ばしたと思えばいい。ところで・・・

「文化の交換は『我々はたとえ話す言葉が違っても、基本的には感情や感動を共有しあえる人間同士なのだ』という認識をもたらすことをひとつの重要な目的にしている。それはいわば、国境を越えて魂が行き来する道筋なのだ」

領土問題が「国民感情」の領域に踏み込むと危険な状況が出現するとして、それを「安酒の酔いに似ている」と指摘。エッセーの最後ではこう訴えた。

「安酒の酔いはいつか覚める。しかし魂が行き来する道筋を塞いでしまってはならない。その道筋を作るために、多くの人々が長い歳月をかけ、血の滲むような努力を重ねてきたのだ。そしてそれはこれからも、何があろうと維持し続けなくてはならない大事な道筋なのだ」

アジアでノーベル文学賞を受賞した人は、1913年インドの詩人タゴール・1968年の川端康成・1994年大江健三郎・2000年のフランス国籍で中国人高行健で今回の莫言の5人である。

中国・韓国で領土問題で、ギクシャクしている関係を、修復するには、的確なコメントであり、中国人の中でも、感銘を受けた人も多いと思う。基本的には同じ黄色人種ではないか「話せば分かる」問題のだ。

2012年10月11日 (木)

百舌の声と鰯雲

E0035757_18140571 里の家 くさぶき屋根に もずの声

秋が深まって来ました。朝夕はちょっと寒いくらいになった。暑かった夏が懐かしくさえ思える。

秋といえば、秋になって南の国へ戻る鳥、変わって北の国からやってくる鳥、渡り鳥達が入れ替わり時期でもある。

入道雲に変わって、いわし雲が空たかく見られた。百舌の甲高い鳴き声が耳に残る。

早く国会を召集して議論を・・・

Yuu0031009_m1 「立ち枯れ状態から脱して!!」政府、民主党と野党・自民党の新体制が発足したが、取り組むべき課題が待ち受ける臨時国会の召集が決まらない。

野田佳彦首相は内閣改造にあたって「乗り越えなければならない政策課題が山積している」と強調した。しかし野党との事前折衝で重要法案のめどを見極めてから召集を判断する構えだ。

これに対して安倍自民党総裁と山口公明党代表は会談で、重要法案への協力には衆院の年内解散の確約が条件との方針を確認。与野党間の対立は深まるばかりだ。

政治は駆け引きだというが、日本の困憊は改善できない。挙国一致で国難を乗り越えないといけない。国民の目には、与野党の思惑が浮き彫りだけが目だつ。

そんな駆け引きを、待ってはいられれない。外交問題は、日に日に厳しさを増してきている。日本の取るべき道を探ることは急務で、早急に国会召集をかけて審議をすべきだ。

毎日新聞社説でも「動き鈍い改造内閣 立ち枯れの道を歩むな」10/10付け。

「開かぬ国会 今すぐ外交論戦始めよ」10/11付け。

私もその通りであると思う。

お通夜に出席して思う

Bachalpseeflowers1 「あっそうか、あの人には大分お世話になったなぁー」・・・40年も前のことでは忘れてしまっていた。元会社の先輩の訃報を聞き、昨夜、お通夜に出席した。

人生の過程では、その時、その時代で多くの人に関わり合って現在を生きている。人は、それぞれ生きる道が違う。多くの人に出会い・別れを経て、今を生きている。だから、また新しい出会いを・・・休むことなく新らたに出会う。

当然、古い記憶は、薄れ忘れる。確かにインパクトあり、その人が人生観を変えるまでの出会いがあっても忘れる。有名な本や歌などは、記憶にとどめて置くことが出来ることもあるが、何十年前に会社でお世話になったと言うことだけで、忘れるのは仕方がない。

親や兄弟では、基本的には、性格や肉体的に同じで、血液型は変えることは出来ない。親の血を引き継いでいるが、その血の繋がりさえ忘れてしまっている。言い方を変えれば、遠い昔を忘れることは、現在を懸命に生きている証拠なのかもいれない。

時代の潮流は、穏やかな時も、荒くれる時も、押し流されて行く、大きな船で安泰な人・小船にやっと掴まって流されていく人、それぞれ目的は幸せを求めて懸命に生きている。だから、周りが見えなくなり、忘れても仕方がない。

2012年10月10日 (水)

自転車の安全運転のこと

Jrmaglevmlx0121 私は、最近街を歩いていて気付いたのですが、自転車の危険運転をする人が多くて、お年寄り、子供達が接触大きな事故に繋がるのではないかと思うことがしばしばあります。

私は、東京都八王子市南大沢交通安全協会の一員ですが、最近防犯パトロールを行って無灯火・スピードの出しすぎで、危うく接触する経験があります。

それらを防止することで、南大沢警察の指導で、小学校で自転車の免許講習会が実施されます、その指導のお手伝いに出動いたします。

自転車は軽車両です。車道を走るべきであり、自転車走行可の標識がない歩道は本来走行してはいけません。(歩道を走ると道路交通法違反となします)現実的には車道が危険な場所も多く、歩道の走行が黙認されているのが実情でしょう。

また、小学校などで交通ルールを教える際は、警察は車道を走れと指導いたしますが、教育者などは車道が危ないと言うことで臨機応変にという対応をとる傾向にあるため、教育現場では悩ましているようです。

食べ物を大切に思う心

E6_01xga 「実りの秋」・「食欲の秋」です。食べるということに考えてみると・・・生きるということは、他の生き物の命を犠牲にして生きられるのです。

食事の挨拶に使っている「いただきます」と「ごちそうさま」に意味があります。 日本の食事の挨拶は、素晴らしいと思います。

「いただきます」とは、「私の命のために動植物の命を頂きます」の意味からです。 古来より人間は、狩猟民族という言葉あるように、自然の恵みをもらって生きてきました。自然の恵みとは、言い換えれば、数々の動植物の生命をもらうことです。

これらの行為は生きとしいけるものすべてに共通の行為です。命の繋がり合ってみな、生かされているのです。 多くの生き物を犠牲にして生きているのです。偉大な自然への感謝の気持ちを表したものです。

「ごちそうさま」とは「馳走になりました」のことで、「馳」・「走」ともに「はしる」の意味です。昔は客人を迎えるのに走り回って獲物を獲って来て、もてんしましたが、そんな命がけの働きに客人が「有難う」と心からの感謝の気持ちを表したものです。

食べ物への感謝と、大変な思いをして食べ物を用意してくれたことへの感謝の気持ち、食事への敬虔な気持ちを表す挨拶の言葉であり、日本の食文化の素晴らしいことだとあと思います。

「 いただきます」・「ごちそうさま」の挨拶と、ともに毎日の食事を重ねていくなかで、日本の素晴らしい食文化が、心と体に染み渡っていくのではないでしょうか・・・

豊かで便利な飽食の現代、「食べ物を大切に思う心」を呼び戻し、本当の豊かな食」を楽しみ、「感謝」の心で「いただきます」・「ごちそうさま」を言葉に出して相手に伝えましょう。

2012年10月 9日 (火)

山では早くも紅葉・薄氷

10_12801 コスモスも 月見も終わり 紅葉狩り

記録的な暑さの9月も終わり台風17号で、雨をもたらし、19号が関東地方に接近したが東海上を北上した。それから朝夕めっきり涼しくなった。昨日は、奥日光では初氷が張ったという。

関東地方の山でも、紅葉が進んでいると報道があった。

無心に生きる

E6_02xga  何時の間にかこんなに年をとってしまった。小さい時に夢中で遊んだ友達や、もう消えてしまった原っぱ、40年間勤めた会社でお世話になった人、押し合いへし合い乗った通勤電車、私は子供時代・通勤時代を、とても懐かしく思う。

おそらく一番懐かしいものは、あの頃無意識にもっていた時間の感覚ではないだろうか。過去も未来もない、ただその一瞬一瞬を生きていた、もう取り戻すことのできない時間への郷愁である。

過去とか未来とかは、人間が勝手に作り上げた幻想で、本当はそんな時間など存在しないのかもしれない。そして人間という生きものは、その幻想から悲しいくらい離れることができない。

それはきっと、ある種の素晴 らしさと、それと同じくらいのつまらなさをも内包しているのだろう。まだ幼い子どもを見ている時、そしてあらゆる生きものたちを見ている時、どうしようもなく魅きつけられるのは、今この瞬間を生きているというその不思議さだ。

人間にとって、どちらの時間も必要なのだ。さまざまな過去を悔い、さまざまな明日を思い悩みながら、あわただしい日常に追われてゆく時間もまた、否定することなく大切にしたい。けれども、年を取るににつれて、人はもうひとつの時間をあまりにも遠い記憶の彼方へ追いやっている。

日々の暮らしのなかで、“今、この瞬間”とは何なのだろう。ふと考えると、私にとって、それは“自然”という言葉に行き着いてゆく、目に見える世界だけではなく、“内なる自然”との出会いである。何も生みだすことのない、ただ流れてゆく時を、取り戻すということである。

歩んで来た人生をあれや、これや、考えても、今は刹那に生きることが、大事なのかも知れない。刹那的に生きる方がかえって将来に対する精神的安定をもたらすのではないかと思う。「いま、ここを無心に生きる」ということかも知れない。

目の前のことを精一杯やる。いまこの瞬間を精一杯生きる。「いま、ここ、この私」無心に生きるのが大事だと思う。

良寛の漢詩・・・

花無心招蝶 ・・・花 無心にして蝶を招き
蝶無心尋花 ・・・蝶 無心にして花を尋ぬ
花開時蝶来 ・・・花 開く時、蝶来り
蝶来時花開 ・・・蝶 来る時、花開く
吾亦不知人 ・・・吾れも亦人を知らず
人亦不知吾 ・・・人も亦吾れを知らず
不知従帝則 ・・・知らずして帝の則に従う

花も蝶も無心に相手を招き、そして尋ねる。そこには何の計らいもなく、選り好みもない。花開く時、その命の働きによって蝶が来、蝶が来た時、花開く。

他人のことは知らないし、人もまた私のことを知り得ない。それでも、お互い何も知らなくとも、花のように蝶のように、人もまた、すべてが大自然の理法(天地の道理)に従っている。

2012年10月 8日 (月)

体育の日

Img_0008_2 白帽子 歓声高く 赤帽子

今日は体育の日、全国的に良いお天気だと言う。昭和39年第18回オリンピック・東京大会開催され、94カ国、5541人の選手が参加した。いつも、体育と日と言えば、体育の日にちなんで、学校・幼稚園などで、運動会が開催される。

行進曲がながれ、子供達の歓声が風に流れ、赤勝て・白勝てと歓声が聞こえてきそうである。

私は、もう30年もむかしのこだが、仕事の現役時代に女子寮の18歳新人女性と200メートルを、女の子には負けたくないと思い一生懸命走った。しかし、普段走ったことがなかったので、50メートルぐらいで足がもつれころんでしまった。そのとき思ったのだが、普段から身体を動かし、足腰を鍛えて置かないといけないと思った。

今は毎日10000歩を目標に歩いている。

大人の常識

10kanmonkyo11 「挨拶しない・できない」人や大人でも「自己中」の人や、常識のない人がいます。子供であれば、当然に社会経験も少ないので、社会のルールを知らなかったり、常識がなくても仕方のないのですが、二十歳を過ぎた大人ても、非常識と思われる人はおります。(周囲に迷惑をかけていることに気付かない人)

住む地域で、多少常識は違うこともありますので移り住んだ時には、早くその土地に馴染むようにしなければなりません。まして、外国に移り住む場合は、言葉や風習などが大きく違うのは当然ですが・・・それは別として・・・

社会のルールや常識や、ルールや常識を身につけておくことが、社会や周りの人とのトラブルを未然に防げます。またトラブルをそんなに苦労なく解決してくれるのです。いま自分が社会や相手に受け入れてもらえなくて悩んでいる人は、自分がその原因をつくり出していないか考えることが必要だと思います。

1・・相手の都合や感情を考えないで行動していないか?

2・・逆に相手の都合ばかり考えて行動していないか?

3・・自分が正しいからと言って、相手の意見や考えをいつも否定ばかりしていないか?

4・・ 自分が社会の常識だと思っていることは、本当に社会の常識なのか?

5・・いつも自分の利益ばかり考えていないか?

6・・利己的・ 自慢・ 八方美人になることが、生きることを楽にすると勘違いしていないか?

社会のルールや常識、人の心を理解することなくして、スムーズな社会生活はできません。 自分の考え方、生き方が常識だと考えても、相手もそう考えていなければトラブルが起きて当然なのです。

ルールや常識というものは、正しいとか正しくないとかの問題ではないのです。社会一般の人が、そのルールや常識を受け入れているかどうかという問題なのです。だから間違っていると抵抗しても、本当に間違っていても、自分の考え方を通す限りは社会や相手とぶつからざるを得ないのです。

2012年10月 7日 (日)

ボランティアで充実感を・・・

00a233ff1 女性が男に惚れる一つに、男性が目の前のことに集中して燃えている姿を見たときというのもあります。例えば、仕事であれ趣味であれ何でもいいが、何かに熱中し、ひたむきに頑張っている姿というのはとても輝いていて、ふだんの何倍もかっこよく見えます。

男は、自分の好きなこと、人のためになり多くの人に感謝されることで一層勢がでます。多くの人に幸せ感を味わって頂くことで報酬を頂くことが仕事の基本です。

仕事は個人で行う場合と、会社などのように大勢で行う場合があります。その場合は、先に報酬を得ようとする考えが強いと、他の人との同調が旨くできず、悲しい結果に終ることものです。

つまり、目的がお金であっても、そのことに意識せず、仕事に没頭できることで幸感・充実感が湧くというのが人生の最高の生きがいとなると思います。

私は、ボランティアで、ゴミ拾いをしています。最初は勇気がなく、出来なかったのですが、このままの地球を人間が汚してしまったら・・・と考えてはじめました。

最初は抵抗がありましたが、何十年もやっていると、ゴミを拾うことに何のわだかまりもなく、拾うことが出来ます。ですから何処かに出かけるときも、ポケットには袋を持って出かけ拾っています。

そのことが多くの人に少しでも役に立っていると言うことで、幸せ感すら覚えるようになっています。今問題になっている環境、多くの人は認識は持ち始めてはいるのでしょうが、行動に移す人は少ないようです。

特に若い人の意識を強く持ち、行動に移して欲しいと思います。このままだと貴重な生物どころか人間まで、生きていけない地球になってしまいます。ゴミを捨てないことは、勿論ですが、地球環境を考えることは、素晴らしく、かっこいいです。本当に自分を大事にし、人に優しい思いやりのある人と思います。

どうか一人でも二人でも、私の意見に賛同していただければ幸いと思います。

政治には寝ている時間はない

08yokotesigai_yuukei21 領土問題で、中国・韓国の関係が悪化している。日本経済は減速している。中国も成長率は8%止まりで、お互いに話し合いで改善しなければいけない。

新しく中国大使に、木寺昌人官房副長官補を起用する方針を固め、尖閣諸島の国有化などを巡って悪化している日中関係の改善に取り組むことになる。中国メディアは、高い関心があるようで、日中の関係改善が期待されるという。

野田佳彦首相は、何故党首会談を設定しないのか、臨時国会を召集しないのか、決めなければいけない問題は山とあるはずだ、おかしい。

「内憂外患」は何時の世もそうだといばそうだが、民主党内の造反(離党)に恐れていて、前に進まない政治は、国民の生活に大きな影響を及ぼすことになる。様子見では、職場放棄とも、税金泥棒とも言える。

政治は、寝ている暇はない。国民の生命と財産を守ることが政治の使命であろう。巷では「いじめ・虐待」「失業・倒産」「巨大地震に恐れ」「限界集落」「医療・介護」「年金」など将来の不安は増すばかりである。

朝日新聞社説・・・『日中経済ー「一衣帯水」だからこそ』http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2

日経新聞社説・・・『党首会談も国会召集もなしでは職場放棄だ』http://www.nikkei.com/article/DGXDZO47000850X01C12A0PE8000/

政治には寝てる時間はない。

お隣のお婆さん、老人施設に入居

 08ringo_tyoukai11 秋の暮れ 独り施設に 移り住む

お隣の94歳のお婆さんは、旦那さんが亡くなって、ヘルパーさんに生活の面倒を看てもらいながら、7年間ぐらい独り暮らしを続けていましたが、身体の具合が悪くなって、老人施設にお世話になると言うことで、家を空けると、挨拶に来られました。

息子夫婦は、離れて独立して生活をしていて、週に一度ぐらい様子を見に来る程度でした。どこのご家庭でも、同なじように核家族化が進んでいます。私の住む地区は、どこのご家族も同じで、子供は独立し、親と離れて生活をするパターンが多いのです。老夫婦→独リ暮らし→老人施設行になるのです。

家族の絆は、薄れていくようで寂しい。これは、かってない時代が来たもので、他人事ではないと、やるせない気分になってしまいました。

2012年10月 6日 (土)

こんな字が思い出せない

05sikotuko31 年を取った成果せいか、簡単な漢字が思い出せなくなり、自分でも情けないと思う今日この頃である。

文化庁が9月20に発表した国語世論調査で、「腹が立つ」ことを「むかつく」と言う人が半数を超え(日常語?)、「ゆっくり、のんびりする」ことを「まったりする」と表現する人も3割いることが、分かった。(ソース毎日新聞web)

本来の意味が捉えていない言葉で、

1・・・「うがった見方をする」を・・・疑ってかかるような見方をする48.2%・○物事の本質を捉えたも見方をする26.4%

2・・・「にやける」を・・・薄笑いを浮かべる76.5%・○なよなよとしている14.7%

3・・・「失笑する」を・・・笑いも出ないくらいあきれる60.4%・○こらえ切れず吹出して笑う27.7%

本来の言い方をされていない慣用句・・・

1・・・「本心でない上辺だけの巧みな言葉」・・・×口先三寸56.7%・○舌先三寸23.7%

2・・・「快く承諾すること」×一つ返事60.2%・○二つ返事42.9%

読みを誤りやすい漢字・・・「他人事」×たにんごと54.2%・○ひとごと30.4%

私もインターネットで、ブログを毎日書いているので、日記は日記帳に書くようにしているが、活字を書いたり、本を読むことが大事な予防策なのかも知れない。

東京新聞の今朝の社説にも「国語世論調査言葉の錆を落とそう」があった。

日本人は日本語が苦手になっているらしい。文化庁の国語世論調査の結果はそんな心配を抱かせる。言葉は物事を考えたり、表現したりする道具だ。錆(さび)付いていないか。顧みる機会としたい。

差別用語のこと

クリックすると新しいウィンドウで開きますテレビやラジオで放送で、言葉の使い方に気をつけなければいないことの一つに、差別・侮辱的・卑猥・犯罪を肯定し模倣・助長させる意味などもつ言葉や表現など言葉がある。放送の中立性・健全性を阻害・もしくはその恐れがあるものは、放送に用いいるのに不適切な言葉や表現でを避けるのは当然である。

今、アメリカで差別用語が厳しく問われているようだ。ニューヨークヤンキースのイチロー選手の地元テレビ局の解説者が、イチローのバットを『チョップスティック(箸)』に例えたことから、この発言が差別的であるとして、視聴者から抗議が殺到する騒ぎになっているという。(ソース夕刊フジ)

騒動の発端は、2日(日本時間3日)のレッドソックス戦(ヤンキースタジアム)。延長11回に打席に入ったイチローが、外角低めのボール気味の変化球にバットを出し、遊ゴロに倒れた場面だった。

地元テレビ局YESネットワークの解説者が「ボール球だが…、イチローは(打った)・・・、チョップスティックで」

普通なら空振りしそうな球に、踊るようにバットを振り下ろしたイチローの姿を比喩的に表現したのだろうか。それともバットが細く見えたのか。この発言の直後から、同局に抗議が殺到した。

「イチローのバットを箸に例えるのは、日本やアジア系の食文化を異質なものとして見下す差別的な不適切発言だ」という視聴者の声。ナイフとフォークの国に住む善良な市民が、チョップスティック発言を問題視してイチローを一斉に擁護した。

日本でも放送禁止用語がある。私達が日常使っている言葉に中で、人非人・百姓・過去長・特殊学級・番犬・裏日本・後進国・ハーフ・移民・などがある。

しかし、イチローのバットを箸ということで差別用語とは、日本では考えられない。アメリカの歴史にはインデアン(差別用語)・黒人(差別用語)歴史がある。それらの人によって繁栄するアメリカがある。多くのアメリカ人の共有する認識なのかも知れない。

参照・・・放送禁止用語集

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4845/odio/kinku.html

2012年10月 5日 (金)

誰でも必要としない人っていない

2054421 歩きながら考えた。「誰でも必要としない人っていない。」ということを・・・人間にとって必要なことは、愛される・ほめられる・役に立つ・必要とされることです。

人間関係でいけないことは「対立や争い」です。「対立や争い」で一番悪いのは、「あなたは必要ない」・「あなたの存在が消えてしまえばいい」・「あなたとは2度と関わりあいたくない」・「あなたとは縁を切りたい」そういう考えに支配されてしまうことです。

それは究極の「エゴ」でもあります。この世に生きている限り人は一人では生きていけません。何故って、自分が「存在」し、他人が「存在」しているのか?それはお互いの「存在」が「必要だからです。

人が集まれば「イザコザ」や「争い」や「問題」は起こるものです。人と関わりたくない、独りになりたい・・・「自分が必要とされている」ことを理解していない。「自分の存在なんか誰も必要としていない」という大きな誤解を抱いてしまっていることです。

人と人の本来の関係に立ち返り、人は一人ではいきていけない。人と人は互いに助け合い、必要のない人などこの世には一人もいない。人間は生きているだけで素晴らしい事なのです。

それは、人間だけでなく、どんな生き物も生きているだけで存在です。ジッと土の中で暮らす虫も、野原に小さく咲く花も、誰に愛されようと、誰に必要と無関係なのです。人間のエゴが、それが何かを求め、そして不幸にします。

成績がよくなければいけないいって?そんことないです。取り柄がないからダメだって?それもウソです。今日一日、精一杯やれば、明日は間違いなく来ます。そのことを信じることです。

見えない政治は不信を招く

Omoide31 洞察力と決断力がなければ政治とは言えない。今の民主党の野田佳彦政権は決断力がない。国民の声を聞くということも大事だ。しかし国民の声は、みんな意見が違う。

顔が日本人でも心が違う、と同じように思いは違う。地球が動いて太陽を回っている、それは一時たりとも、休むことはない。政治もとどまることは許されない、先延ばしは出来ない、今決めなければならないことがある。

思考して対策を立て、実行する。そのタイミングを外しては何にもならないことがある。熟慮も大事だが、最も効果が上がる事を実践することが最も国民に信頼される最大のポイントである。

今しなければならないことは何か、山ほどある難題でも順序がある。三党合意で、「社会保障と税の一体改革」・「一票の格差是正問題は」・・・具体的な進め方などと、党首会談と臨時国会開催や、解散時期で、野党が「早いうちに」とは・・・問い正しているが・・・

「不惜身命」の精神でことに当たるという気構えはあるのか?・・・真に国民の利益を考えているのか、保身?なのか?・・・解散し選挙に負ける?恐れがあるので、解散先延ばし、重要法案審議の臨時国会も分からない。

これでは政治不信は深まるばかりである。その上、原子力などは、貴方任せ?(原子力委員会)・・・これでは酷すぎる。そして党首会談を早急にすべきと思う。見えない政治は不信を招くばかりである。

今朝の朝刊各誌の社説

朝日・・・「再稼働の是非―政治は丸投げするな」

読売・・・「原発再稼働判断 政府の責任回避は許されない」

産経・・・「3党首会談 逃げの一手は通用しない」

広場で見て思ったこと

私達の住む町八王子市片倉町一丁目町会湯殿川近くに「片倉時田まちの広場」があります。その広場は、住民の手作りの広場を、市に認めていただき、公認とされたもです。普段の管理は町会の管理している広場です。

利用は、盆踊りや、防災訓練などと、地区老人会で、ゲートボール・グランドゴルフ・輪投げなど毎日使っています。もちろん、防災倉庫・老人会(福寿会)物置・盆踊りの丸太を保管する小屋・掃除の道具が入っている「緑の会」の倉庫・休憩所などがあります。

昨日何時ものように、午後より、福寿会の皆さんがゲートボールを楽しんでいました。ゲームが終わった3時45分ごろ、散歩して帰りの途中に、広場の休憩所から、カセットラジオ?なのか大きな音楽が聞こえてきた。

よく見ると、若者(高校生?)が3人で今流行の曲を椅子に横になり、自転車に足をかけて、思い思いに、リラックスした格好をしていましった。また、何かを食べ、飲んで奇声をあげていました。

私は、その格好や、しぐさで、学校に行かず、ただ時間をどう過ごしていいのか、分からない?、三人で音楽を聞いて、憂さを晴らしている?のかと思いました。

そこで、注意?の言葉をかけるとしたら、どんな言葉が良いのか考えた。「そこでラジオ聞いていてもいいが、ゴミは捨てないで・椅子などは元に戻して帰ってね」というべきか・・・それとも「君達、学校は休みなの?」と・・・聞く勇気がなかった。

それは、以前に、「それがどうした、俺達の勝手でだろ!じじい、なんかに文句言われる筋合いはないんだ」と詰め寄ってこられて怖かった経験があるからです。話しかけ、素直に話を応じてくれるのか・・・三人であり当然腕力では、かないません。遠くで見るしかないと判断しました。

最近、子供虐待・殺人・暴力などの事件のニュースが頻繁に流れています。不況・失業・就職難などが世間を一層、ギスギスさせているのかも知れません。「自分さえよければ・・・」と、助けあい、思いやりの心が失せてきているようで仕方がありません。

私は大人の社会で、家庭のしつけ、お隣さんとのお付き合い、地域ののコミニテー、そして、学校や警察や市などの行政機関と連携など、もう一度考えていく必要あると感じています。

2012年10月 4日 (木)

世の中、優しさ・思いやりが大事

07rose_ame21 どんなに優れた能力を持っていても、自己の利益を追求するだけで、他人を思いやる姿勢がなければ、人と人が関わりあう社会の中で能力を発揮することができず、他人を幸福にすることができないことばかりか、自分自身も満たされることがありません。

千変万化の局面において何が本質的に大切なのかを見極める正しい価値観と、他人を思いやる姿勢は人として何より大切なことです。子は、親の背中を見て育つ、その親が価値観が一般常識から外れていも、子はそれが正しいと判断するでしょう。

昨日のニュースで、11歳の女の子を虐待で殺してしまったという。15歳の少女が出産して始末に困って捨ててしまったという。そして、42歳母逮捕 2女児刺し死なすというニュースがありました。それは事の善悪が出来ない結果だと思います。逮捕されて始めて悪い事だと知ったのかもしれません。

個人としての社会生活を生きて生きて行くためには、責任と義務があります。家、地域、社会があって生きられるます。そこには、生きるためのルールがあります。いま、何がが良くて、何が悪いか、いわゆる正しい価値判断が出来ない人が多くなっていると思います。

無神経に、ゴミや、タバコの吸い殻を捨てて行く人が後を絶ちません。拾っても拾っても捨てて行く、誰かが掃除するのは当たり前とでも思っているのかと思ってしまうほどです。

ある日、バス停付近を掃除をしていたら、「貴方、市に委託されている業者さんですか?」と言われたり、小学生の女の子に、「あっ、ゴミ拾いのおじちゃん」と言われています。あまり気にしないでゴミ拾いを続けていますが・・・

現代は、不況・失業・生活苦など、ギスギスした世の中です。だからこそ、大事なのは、思いやり、優しさが必要でしょう。自分の住んでいる町を少しで気持ちよく明るい町にしていきたいと思っています。一人ひとりの心がけで、お互いに助け合い、迷惑かけてもお互い様の気持ちが生まれるのです。

松浦静山の名言から

3612 「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」

剣道など精神鍛錬で指導する言葉に使われています。言葉に、剣術の達人といわれた肥前平戸藩主 松浦静山の名言です。

「負けを、謙虚に反省すれば、必ず原因が見つかる」という意味でプロ野球の野村克也氏の座右の銘で有名です。予期せぬ失敗やミスをしたとき、人は往々にして「運が悪かった」「ついてない」で片づけがちです。

失敗した場合には必ず原因があります。失敗しないためには普段から努力を続け、当たり前のことを当たり前に行い、あるいはやるべきことを行う。そして最後まで手抜きせずやり通すことに全力を尽くす。

この名言では、ビジネスマンの精神修養にも、使われていると思いますが、人はある意味、毎日戦って生きています。虚心坦懐に、その日その時を省みて、次に、明日に、繋げることが大事だと思います。

松浦静山は、江戸時代中・後期の大名。肥前国平戸藩の第9代藩主。隠居後に執筆した江戸時代後期を代表する随筆集『甲子夜話』で著名である。大名ながら心形刀流剣術の達人であったことでも知られる。(ウキペディア)

松浦静山が著した「甲子夜話」(かっしやわ)は、大学の教授・小説家・思想家などによって研究されています。200年前の日本を研究する上で貴重な資料として尊重されているそうです。

2012年10月 3日 (水)

目は口ほど物を言う

クリックすると新しいウィンドウで開きます「目は口ほど物を言う」顔の中で一番その人の心を表現しているのが目であると思います。元気な、屈託のない子供の澄んだ目は素晴らしい命を感じます。

「腐った魚ゎ、目見りゃぁ分かる」と昔親父さんがいっていました。「その人の体調や気分が目の表情に出るものだ。」魚も新鮮な魚は目は、輝いています。

人間は、古来からの分類による5種類、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をさしますがその上霊感のような説明できない感覚を入れて6種類(第6感)があります。

その5感の中で表情に表れるのが目だけです。目を見ることによって、その人の考えや口には出せない心の奥まで解かるように思います。

何かを感じ、心に起きた感情は、特に目の様子に現れるようで、気持ちを込めた目つきは、口で言うのと同じくらいか、それ以上に、相手にその気持ちを伝えてしまうという意味があるようです。

また、自分の気持ちをごまかそうとしても、その目を見れば、その人の本当の気持ちがわかってしまうという意味もあるようです。口でごまかしても、目はごまかせないということでは、ないかと思います。

そして、目は大事です。目は、その人の表札となるので、女性の方は、何時の綺麗にしておくことで、身体全体がフレッシュさが出ると思います。

ブルーベリーは、目に良いとされる「アントシアニン」が、あるというので、私は毎日食べています。

初秋の台風

クリックすると新しいウィンドウで開きます雲怪し 初秋の暮れは 嵐かな

秋といえば、台風が心配である。9月の暑さは記録的な暑さだったいう。太平洋の高気圧の勢力が強く、海水が上がったともいう。

10月に入った昨日は、夏日で暑かった。9月の台風16号は超大型で、中心気圧は920ヘクトパスカル、最大風速53メートルであったが、日本列島のにはそれほど影響はなかった。

台風17号は東海地方に上陸したが、早めの情報で、交通機関などの対策で、さほどの被害はなかった。

昨日は雲流れが早く、怪しげな雲のが次から次へと湧き起こり、北の空に流れていた。今朝の東京地方は、朝から曇り、太平洋を北上している台風19号の影響なのか気象庁の予報図だと日本列島を東を通るようだ。

真の世界平和は遠い?

Sira61 アメリカで、イスラム教の預言者ムハンマドを揶揄する内容のアメリカ映画で、リビアの大使と、館職員と3人が殺害されるという事件が起きて、イスラム圏の各地で映画に抗議するデモが勃発し、怒りの炎は事件後もチュニジアやモロッコ、スーダンなどに次々に飛び火している。

ムハンマドとは、宗教家としてはイスラム教の開祖。アッラーの預言者(生年570頃~西暦632年没)。アラビア半島を統一してイスラム帝国の礎を築いた。

現在のイスラム国家は、中近東をはじめ東南アジアに多い、信者は16億人で世界の人口の22%である。中近東の国でいえば、イラン・サウジアラビア・イラクなど石油産出国である。

イスラエルとの諍いは、絶えない理由は、日本人が信仰することが少ないユダヤ教やイスラム教、そしてキリスト教。その聖なる地がイスラエルの首都エルサレムにあるかだという。(国際的には認められていない)

その地を得たいと争うから戦いが起きる。イスラエルが、恐れていることは、ジハード(イスラム共同体の防衛や拡大のための戦いをいう。元来の意味は、一定の目的に対する努力。聖戦と訳される。)で若者が行動を起す、イスラム信者の自爆テロだ。

イスラエルは、アメリカに支援されて、孤軍奮闘をしている?イスラム国家との平和を保つことが世界全体の平和に繋がると思うが、エジプトのモルシ大統領は、その出身母体、ムスリム同胞団だという。

「世界でイスラムへの誤解や差別があることは受け入れがたい。」モルシ大統領は、就任後エジプトの親米路線を転換した。一方、アメリカ在住のエジプト人「モルシ大統領は明らかにイスラム勢力に肩入れしている。」と、国連本部前でデモを繰り広げた。

アメリカのオバマ大統領も不信感をあらわにし、「エジプトが敵だとは思わないが同盟国だとも思わない。」演説した。

モルシ大統領は、エジプトは法律と民主主義、そして人権を尊重する現代国家への道を歩んでいる。スラム諸国とそれ以外の国の相互理解を進めたいと考えていると、国連で演説した。

そして、就任後初めての訪米、中東地域の諸問題にリーダーシップをとって関わる姿勢を強調した。「預言者ムハンマドを侮辱する行為を、われわれは断固として許さない。」

オバマ大統領は、ウサーマ・ビン・ラーディンを処罰したと言っても真の世界平和は遠いと感じるのは、私だけではないだろう。

2012年10月 2日 (火)

夢から現実

G6_01xga アメリカの火星探査機(オポチュニティー)が、火星に着陸して、地表撮影して送られてきた映像を確認したところ水があったことが推測さるれたという。宇宙の謎は、少しづつ解明されてきている。

日本のロケットはやぶさは小惑星イトカワから、微粒子を持ち帰るという技術の高さに驚かされた。その技術の高まりでは、際限がないと思わせる新たな発見があった。天文ファンにはたまらない情報だと思う。

「新彗星「アイソン」、満月より明るい?」というニュースである。ロシアの天体観測チームが、新たな彗星「アイソン(ISON、C/2012 S1)」を発見した。2013年末には、史上最も明るい大彗星になる可能性があるという。

宇宙の謎が解明されることは、人間の夢である。私達は、地球は宇宙から見れば小さい星である。しかし、日頃日常の生活でコセコセしながら短い命を終らせている。地球を宇宙の中の存在であるという意識は、日常殆んどの人は思っていない。

宇宙の中の無数ある星の一つの星に過ぎ生活では持っていない、小さな星に住む、人間同士が小さな島の領有権争いや、殺し合いの戦争など、なんとも無意味なことだと思うが・・・。

 

国民の目線で決める政治を

00a233ff1 野田第3次改造内閣を解散内閣・卒業内閣・離党防止内閣と、何処かの党のの誰かが言っている?ようだ。1日に断行した内閣改造は、ベテラン議員を多く起用し安定を重視した布陣となる。

離党者が相次ぐ現状を踏まえ、党内融和に向けて副大臣・政務官や衆参両院の委員長人事も一体で検討したようだ。

首相や輿石氏は副大臣・政務官などの人事を離党防止策・離党を探る反野田勢力には「選挙で戦いやすいポストを与えてくれれば離党は再考する」 ・・・と。

衆院で民主党会派はすでに離党届を出した3人が抜けると244人で、あと6人の離党で単独過半数を割ることになる。田中真紀子元外相の入閣には、党内外や、ジャーナリストから賛否の声が出ているようだ。

毎日新聞web・・・田中氏の文科相就任について、慶応大の金子勝教授(財政学)は「いじめ問題における教育委員会や学校の隠蔽(いんぺい)体質や、原発事故における原子力ムラを打破するには、馬力がないとできない。官僚と対立するのは政治の役割を果たしている証拠。本領発揮だ」とエールを送る。

一方、フリープロデューサーで吉本興業元常務の木村政雄さんは「真紀子人気の賞味期限はとっくに過ぎている」と冷めた見方。「発言もしょせん『悪口』レベルで核心を突いているとは思わない。いじめなど深刻な問題に対処すべき時に、この人に任せていいのか疑問だ」と切り捨てた。

新聞各紙の社説

朝日・・・「内閣改造―一体、何がしたいのか」

読売・・・「野田内閣改造 日本の再生を託し得る布陣か」

毎日・・・「内閣改造 解散の覚悟が伝わらぬ」

日経・・・「この顔ぶれで危機を打開できるのか」

産経・・・「野田改造内閣 これで国が救えるのか 田中文科相起用を憂慮する」

近い内に党首会談があるようだ。自民党安部総裁との解散時期を引き出せるか、三党合意はどうなるのだろうか、決める政治に、国民の目線で政策を立ててもらいたい。

2012年10月 1日 (月)

重厚な人とは・・・

05sikotuko31 親の遺伝子を受け継ぎ、顔や体系がそっくりで、性格も似ている子供がいます。また顔や体系は似ていても、性格は全く親に似ない人もいます。

小さいときの悪い性格も、年を取るに連れて、角が取れるというか、世間の荒波に揉まれて丸みを持ち、子供頃の性格とは全く別人と思わせ、何十年振りに同窓会などで会った驚き、想像も付かない人がいます。

人には個性があります。今までの生きて来た過程で、悩み苦しみ、その苦悩に耐え忍んできた過程で、その度合いや心に鎧の硬さや柔軟性など就き、未来への備えとして、人間的に重厚さを増いた人間となります。

苦しみに耐えねばならない世界に生まれてきて、苦悩に直面するからこそ、人生の意義や価値を知ることができたのです。そして成長するのです。

論語にの中にあるあまりにも有名な孔子の言葉があります。

『子の曰く、吾れ、
十有五にして学に志す。

三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順がう。
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。』


わたしは・・・
十五歳で学問に志し、
三十になって独立した立場を持ち、
四十になってあれこれと迷わず、
五十になって天命(人間の力を超えた運命)をわきまえ、
六十になって人の言葉がすなおに聞かれ、
七十になると思うままにふるまって、それで道をはずれないようになった。

しかし現代はその続きが必要です、なぜなら八十・九十時代だからです。しかし人生は悩み・苦しみは死ぬまで果てしなく続きます。

少子・高齢者社会になって・・・

Jrmaglevmlx0121 65歳以上が3000万人を超え、全人口の24%となりました。平均寿命は、男性が今の79歳から2050年には83歳に、女性が同じく86歳から90歳に延びると予測されています。

2世代家族は極少数で、一般的な、お年寄り夫婦2人家族→1人暮らし→空家となる地域が目に付きます。最初は2世代で住み始めても、人間関係からか、子供夫婦は別居してしまうケースが多いようです。

後期高齢となって思うのは、将来の不安です。少子高齢化が一段と進み、核家族化となって、子供達は離れて生活をしています。親に何かあっても、直ぐとは駆けつけられるような近くに住むとは限りません。

自分では、元気いるつもりでも、身体機能は、間違いなく衰えています。これが自然だと諦めていますが・・・いつか、歩けなくなり→車椅子→寝たきりとなったり、場合には痴呆症になってしまうかと心配です。

いま、最後は自宅で人生を終らせたいと思っている人が多いそうですが、願いは叶えそうもありません。病院で人生を終える人が多いと思います。それも、胃ろうなどで命を保っている人が40万人もいるという。考えは人それぞれですが、そんな不安が頭から離れません。

私は、いま老夫婦で生活していますが、どちらかが介護が必要になることは間違いなく来ます。そのときの老老介護となり、双方満足な生活は自信がありません。子供達に頼むことも出来ません・地域社会で助けあいも限界があります。

そうなったらどうしよう、その前に、財産処分の遺言書・お墓の心配もしなければなりません。そして、元気だからと、地域のお手伝い(町会の役員・交通安全・住民協議会)していますが、若い人の地域に対する考え方も違い、協力していただける世代交代がなかなか出来ません。

私はあえて言えば、現代社会は、文明・文化は進んできたがそのことで、人間関係が希薄になり、「思いやり」が昔に比べて「ない・薄れた」ように思えます。その結果に「無縁化時代」「限界集落」などの造語が生まれたと思います。

いま、日本は「少子高齢化」・「財政再建」・「医療・介護」・「島の領有権」・「世界的不況」・「代替エネルギー」など多くの問題がありその上、政情不安定な情勢です。

読売新聞社説に『人生90年時代 高齢者も社会の「支え手」に』http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120930-OYT1T00795.htm

説いています。でも強い政治力でそれらの不安を取り除き、往生までの人生が安心できる政策が出来るかにかかっていると思います。

東京新聞社説・・・「介護労働 働く人が守られてこそ」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012100102000111.html

は、深刻です。ますます、政治の力が必要だと思います。

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