追加金融緩和について
不況はいつ脱し出来るのだろうか?、確かに、自然現象の未曾有の震災に見舞われ、ギリシャの財政危機からEU全体に連鎖し世界中に広がり、アメリカの不透明経済などから世界的不況に繋がった。
そういう渦の中で、日本は脱しようにも糸口さえ見えない。昨日、日銀は金融緩和を2ヶ月続けて決定した。しかし期待感はそれぞれである。
経済同友会の長谷川閑史代表幹事は「予想された10兆円を超え前進したが、市場が織り込んだ範囲を大きく超えることはなく、大きなインパクトは期待できない」と、効果に疑問を呈するコメントを発表した。
一方、日本商工会議所の岡村正会頭は「2カ月連続で切れ目なく金融緩和を強化したことを評価する」と、歓迎する談話を出した。(自事通信)
政治の停滞にも責任はあるのだと思う。復興予算の配分にしても、国民の目から納得いかない。そして、国会では、政策の審議ではなく政局に頭を使い果たして、疲れきった閣僚では仕方がないのか・・・これでデフレ脱却できるとは到底思えない。
今朝の新聞各紙の社説には金融緩和について書かれている。
朝日・・・「追加金融緩和ー政治不況を起すな」
読売・・・「追加金融緩和ー政府・日銀は効果的な連携を」
毎日・・・「日銀また緩和ー数値至上主義に陥るな」
日経・・・「追加金融緩和ー日本経済をしっかり下支えする時だ」
東京・・・「追加金融緩和ーいかにも中途半端だ」
神戸・・・「追加金融緩和ー政府が動かねば効果がない」
改めて思う・・・期待感はあるものの政府の踏ん張りがないと、デフレ脱却は出来ないだろう。