総裁選で思う
自民党総裁選は、過去最多に並ぶ5人の候補者が名乗りを上げ、決選投票は必至の混戦模様となった。5人全員が、閣僚経験者を父親に持つ2世議員。首相経験者の「再チャレンジ」や、参院議員の初出馬など異例の顔ぶれだ。
派閥を引きずる総裁選・・・再選出馬の意向を表明していた谷垣禎一総裁(67)が一転、出馬断念に追い込まれた。谷垣総裁はなんとも口惜しいことだろう。派閥長老らによる「谷垣降ろし」に屈した形で、現職総裁でありながら、明確に支持を表明する党幹部も派閥も現れない中の孤独な撤退となった。
候補者の5人の主張も殆んど変わらない。国民には分かりにくい。古い体質の復活は、依然くすぶり続いているのだ。親分ー子分の関係は裏には、金権政治?こんなにして日本のリーダーを選ぶ自民党では、国民には信頼されないだろう。
共同通信の党支持率の世論調査で(8月13日)自民20.8%・民主11.8%・支持政党なし48.5%これを見ても、国民の政治離れが多いということだ。過去のしがらみを絶ち、決められない政治から、決める政治へ――信頼できる政治のリーダーシップを発揮できる人を願っているが・・・
NHKの世論調査(9月10日)・・・
民主党の代表選挙について、野田総理大臣が民主党の代表に再選されることが望ましいかどうか聞いたところ、▽「望ましい」が32%、▽「望ましくない」が20%、▽「どちらともいえない」が43%でした。
一方、自民党の総裁選挙では、次の衆議院選挙後の政権の枠組みが争点の1つとなる見通しですが、自民党の望ましい連携の在り方を聞いたところ、▽「民主・自民・公明の3党での連携」が17%、▽「大阪維新の会との連携」が16%、▽「どちらともいえない」が57%でした。
大阪市の橋下市長が率いる「大阪維新の会」が結成する新党について、期待するかどうか聞いたところ、▽「大いに期待する」が12%、▽「ある程度期待する」が42%、▽「あまり期待しない」が26%、▽「まったく期待しない」が14%でした。
そのうえで、「大阪維新の会」が結成する新党に、「大いに期待する」と「ある程度期待する」と答えた人に対し、その理由を尋ねたところ、▽「ほかの政党よりよさそうだから」が40%、▽「大阪維新の会のこれまでの活動が評価できるから」が29%、▽「橋下市長が中心の政党だから」が15%でした。
衆議院の解散・総選挙をいつ行うべきかについては、▽「秋の臨時国会を開いて解散すべきだ」が33%、▽「来年1月からの通常国会で早い時期に解散すべきだ」が23%、▽「来年夏の衆議院の任期満了のころまで解散する必要はない」が33%でした。
毎日新聞社説『総裁選5氏出馬「野党自民」脱却を競え』
http://mainichi.jp/opinion/news/20120915k0000m070119000c2.html
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コメント
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不思議なことに、今年目立つ政治家の干支が酉年生まれが多いこと。
自民党 谷垣 石原 石破各氏
民主党 野田総理
日本維新 橋本氏
共通点は抜群な弁舌力に比べ、実行力が伴わないような感じがします。
投稿: attak | 2012年9月15日 (土) 08時30分