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2012年6月20日 (水)

佐藤一斎の言志四録

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07akitakoma_sumire11 言志四録・・・yahoo!百科辞典
江戸後期の儒学者佐藤一斎(いっさい)が42歳より80歳までの学道の所得を記した箚記(さっき)(随筆)、日録の類(たぐい)で、一斎の主著の総称。『言志録』『言志後録』『言志晩録』『言志耋録(てつろく)』の4書を合して『言志四録』という。

一斎は林家(りんけ)の塾頭として朱子学を講じ、私的に陽明学を信奉した。陽明学を信奉することを公表することは、公人としての立場上はばかられたために、一斎は『言志四録』のおのおのを刊行する際に、元の稿本のなかから、私人として陽明学を信奉することを告白した箇条を抹消した。

その結果、稿本『言志四録』に比べ、刊本は精彩に乏しいことはいかにも否めない。しかし、一斎はなんといっても幕末期学術思想界の大御所であり、朱子学・陽明学を兼採した一斎の宋明(そうみん)性理学に関する学殖は当代随一であったから、『言志四録』の内容は江戸期儒学哲学の貴重な遺産であることにかつて異議はなかった。西郷隆盛(たかもり)は『言志四録』から101か条を抄出して座右の銘としたが、明治期以降にも広い読者を得た。

三学戒 『言志晩録』第60条・・・

「少くして学べば、則ち壮にして為すことあり、壮にして学べば、則ち老いて衰えず、老いて学べば、則ち死して朽ちず」

意味・・・人は幼少の頃に学ぶ楽しさをが身につけば、大人になった時、社会の役に立つ人物となる。30歳をすぎて学ぶ意欲が心の底から湧きだせば、中高年と言われる年代こそ日々の人生が充実し、周囲を明るくするものだ。

70代、80代で学ぶ人は、今までの人生経験に輝きが増し、後世の人々に大きな目標・理想の炎を燃やし続ける人物となる。

2001年5月に総理大臣の小泉純一郎が衆議院での教育関連法案の審議中に触れ、知名度が上がったと言われている。

心臓の冠動脈のバイパス手術を受けられた天皇 陛下だが、この手術を執刀した順天堂大学医学部の心臓血管外科教授・天野篤医師の 経歴が「凄い」とネット掲示板などで話題となっている。その先生が座右の銘としているという。

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