終末期医療は社会全体議論を
少子高齢化が進み、高齢者医療・介護医療・終末期医療・介護制度のあり方・在宅医療・地域医療などの問題は深刻な状況になってきている。
いづれは誰でも通る道、老人医療・終末期医療の将来の不安はある。少子化・核家族化で家族で介護は、考えられない。在宅医療の難しく、現実出来ない。こういった問題は、家族と社会全体で議論することが大事だ。NHKwebニュース・・・
「終末期医療“社会全体で議論を” 」
高齢者の終末期医療の課題について医師たちが意見を交わすシンポジウムが東京で開かれ、どこまで延命を行うかといった治療の選択については、医師だけに任せず、家族や社会全体で議論していくことが必要だという意見が相次ぎました。
このシンポジウムは医師の団体が開いたもので、救急や在宅医療の現場で働いている医師が終末期医療の課題を報告しました。
このうち千葉県の病院で救急医療に携わっている吉田明子医師は「医療技術の発達で、人の意思が分からないまま延命することも多い。本人がどのような最期を迎えたいのか事前に意思を示し、家族とも認識を共有しておくことが必要だ」と述べました。
また都内で在宅診療を専門に行っている林恭弘医師は「病院が患者を長期間受け入れられなくなっているなかで、在宅での延命医療を望まない家族も出てきている。治療の選択を医師だけの責任にされても難しい時代になっていて、何らかのガイドラインや法整備が必要ではないか」と訴えました。
主催した全国医師連盟の中島恒夫代表理事は「医療現場では最期をどう迎えるかという重要な決定が難しく、死の決定のたらい回しとも言える状況で、今後は、本人の意思を軸に、家族や社会全体で考えていく必要がある」と話していました。
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