心の底にある故郷は優しさの心
誰でも、心の底にある故郷は、優しさの心である。
いまだに地球の何処かで、戦争は起きている。シリア・パキスタンとインドのカシミール地方・アフガニスタン・陸上自衛隊がPKO派遣されているアフリカ南スーダン・など、宗教・民族など争いは後を絶たない。
故郷を遠く離れ、まぶゆいほどの輝きと蜜の匂いに誘われれて集まってくる昆虫のように、大都会に出てきた人たちも、なにかのはずみに、故郷の天地に思いをはせることがある。そんな時、むしょうに帰りたくなる。
どうにもならない・・・もどかしさ、じれったさ、これが故郷の心なのであろう。どんな人間でも故郷を思慕する心をもたない人はいない、この故郷に憧れる心こそ、人の心の底から湧き出てくる純粋な心である。人の心の底にある故郷の心は、人間本来のやさしさの心だ。
激戦の戦火の下においても、民族、宗教にかかわらず、人々の心の底に、それぞれの故郷の心はある。戦時下では故郷の心など抹殺され、故郷の心など忘れ去ってしまうかのようだが、戦場ならばこそ故郷の心は消えることなく、平和な故郷への思慕はよりつのる。
どの人、どの民族にも、それぞれにかけがえのない故郷がある、他民族に踏みにじられたくない故郷がある。人々の心の底にあるもの、それが故郷の心である。お互い人間だから、故郷の心、やさしさの心には、人類共通の相通じるものがあり、民族や宗教のちがいを超えて共感できるはずである。
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