猫やなぎ
このところの不況は全世界を被いつくしてしまっているようだ。バブルの頃のお祭り騒ぎのような景気の良さは忘れ去られてしまい。仕事が無い、物が売れないといった不平不満ばかりが聞こえてくる昨今である。不良債権、株価低迷、リーマンショック、欧米危機と、明日にも経済が破綻するかのような脅しをたえず受け続けている気がする。
物は溢れているのにこの不安感の正体は何なのだろう。
一日の平均気温が五度から六度を上回ると冬眠をしていた落葉樹の枝先へ水分や養分が運ばれ冬芽が膨らみ始めるという。暦のうえでは立春だけど、世間はずいぶんと長い冬だ。春は来るのだろうか。
私が一番早く春を感じさせてくれるのはねこやなぎの芽である。白い産毛に包まれた芽は春の風を求めているように風で揺れている。
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