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2012年1月15日 (日)

老人の知恵を次世代に!

1231_2 少子高齢化が、いわれて久しい。先行き不透明先の世の中で、この問題は、統計上当然分かっていて、色々な対策も講じてきた中で、決め手の 名案もなく悲観的な空気に包まれているのが現状であある。

そうした中でいま、年金の問題・共働き世帯が多くなっている今日、多くの子育て世帯で「待機児童」問題が深刻化している。待機児童の問題がある。とくに子供の虐待・老人の介護拒否の事件は深刻さが社会問題化してきている。

「最近の子供は~」という永遠のテーマにしても、それ家庭の、学校教育の、社会環境のと、さまざまいわれているが、問題の根源を忘れた論議からは決して解決の道は開かない。

当然少子化にも影響を与える大きな問題の根源とはいったい何にか・・・

人間以外の哺乳動物は、子供を産めなくなると、種は絶えてしまう。すなわち両親(あるいは片親)と子供という生活では、親は子供に最低限「いかに生き延びるか」ということだけを実践的に教えるだけにある。

人間は、生まれた子供は長い養育期間を必要とする。しかし、子供にかかり切っていては食料の獲得が出来ない。そうした条件下で人間は、子供を産んだ後も生き残れる「祖父母社会」を誕生させた。

こうなると両親は祖父母に子供たちを任せて安心して食料調達に出掛けられる。祖父母はただ生き延びることだけではなく、経験それも口承という方法で遠く祖先の持っていた経験という知恵までも、孫たちに伝授することになる。

これが孫たちの脳を活性化させ、しかも新しい発想も生み出すという「技術革新」まで行うことで、ついに動物生態系の頂点に立つことになった。

今の子供たちに絶対的に不足しているのは、幼い時から心の生育過程における祖父母による知恵・知識の吸収ということなのだと思う。戦後の生活のなかで、いつしか私たちは核家族化していき、祖父母の薫陶を受ける機会を失ってきた。いまの祖父母さえ、むしろそうした被害者であり、すでに孫の教育に当たる能力を喪失している。

少子化の一因として、こうした子育てに対する不安が根底にあるのだといえる。いまや家庭では出来ないこうした子育ての支援を社会的なかたちで行うことで、老齢者に生き甲斐を与えることで、新しい日本の方向性が見えてくるのだが・・・

すでに悠々自適している人たちの中にも、あたら才能を眠らせている人が無数にいる。まだまだ働ける能力・体力・意欲をいかに活用するかが、今後日本の進路に大きく作用してくるものと思う。

特に地域の活性化が問題となっているが、幅広い知恵を持った老齢者を地域の指導をお願いし、知恵の伝承を行うということを、根付かせていくことに理解を持って欲しい。

今や老齢化を恐れるのではなく、少子化をカバーする「老人パワーこそ日本を救う!」というように、発想の転換を行う時ではないだろうか・・・

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コメント

23歳、学生の者です。

現在、高齢者と児童の世代間交流を公共施設で活性化するための研究をしています。

産業が高度に発達した社会の中で、本来身近にあるべき存在の多くが失われてきたと僕も考えています。

文明を逆行させる事による解決ではなく、現代においてできることは何かと考えたとき、
子どもにとって、学校や家庭以外の教育の場である「地域」において、社会的役割を喪失している退職された高齢者の方々の知恵や経験を活用できる場が絶対的に不足していると気づきました。

行政や任意団体などの支援によって、高齢者と子ども、家庭と地域とをつなげる仕組みづくりが求められていると感じました。

ブログを拝見しまして、さらに確信的なものにすることができました。

「少子高齢化」という、時代の転換期・変化に対して肯定的な姿勢をとることで、むしろ豊かな社会を築けるチャンスに変えることができると、僕も思います。

「物質や産業に依存する社会」に対して、再び「人のつながりのある社会」について、人々の認識が転換しつつあると、感じております。

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