おおつもごり雑感
何はともあれ今年も終る。(1年の最終の日。12月31日。「おおつごもり」である。おおつもごりというと樋口一葉を思い出す。
18歳になるお峰という娘、父は幼きころ工事現場でなくなり、母の親類にあたる貧乏長屋に転がり込む。母は2年前病で亡くなり、どこぞ勤め口はないかと口入れ屋のおばさまにお願いし奉公口を捜してもらう・・・・。
樋口一葉の生涯は、本当に短い生涯であった。代表作に「にごりえ」「竹くらべ」などがあるが、明治5年(1872年)東京生まれ、本名夏子で明治29年11月23日、24歳6ヶ月で肺結核で亡くなっている。
樋口一葉の肖像は、日本銀行券としては女性で初めて紙幣の肖像に採用された。2004年11月1日より発行中の新五千円札に使用されている。
樋口一葉といえば私は母親思い出す、母親は、私が12歳の時に亡くなっている。母親は48歳であったが、明治生まれで、終戦後の昭和24年の8月である。人生で一番多感の時期だったと後々思った。才能は一葉とは比較は出来ないが、子供ながら優しい母親だったと思えた。
毎年思うのだが、今年ほど大変な年は、なかったと思う。そしてグローバル化した時代を痛感した、ギリシアの財政危機が私達の日本人の一般庶民に影響してくるとは・・・オサマビンラビンが殺害されたこと、タイの大洪水、もちろん東日本大震災は、言うに及ばずである。
地球環境でコップ17が南アフリカのダーバンで開かれ、温暖化の影響や防止を話し合う同会議で2週間がもたれたが、先進国、発展途上国、と区分けと、世界一排出している中国・アメリカの対応が納得いかない。
温暖化による気候の急激な変動は、予測がつかない。 日本は、省エネ・環境浄化の技術で世界の国々に貢献できるのではないかと思う。是非積極的に働きをかけて、温室ガス抑制に、力をかけるべきだ。原子力発電の是か非かの問題・・・私は維持に賛成であるが・・・
最後に私達のまち、八王子市片倉町一丁目町会の皆様の環境美化意識を高めて、湯殿川に、魚・昆虫を戻しましょう。そしてこの町に住んで良かったと思える町にしましょう。