人間の寿命と自然の摂理の尊さ
NHKスペシャル6月12日放送「寿命は延ばせる!」若返り長寿遺伝子発見。老化を遅らせ、寿命を延ばす遺伝子が見つかった。「サーチュイン遺伝子」という、その遺伝子は、特別な人でなくても、誰もが持っており、うまく働かすことができれば、平均寿命は百歳を超えるといわれているというが・・・。
そんなこと分かっても、生きているという実感出来る、平均寿命は百年程度のもだろう。無限ではないわけで、疎かに過ごすわけには行かない。その意味でも人生をどう生きるかは、生きているということはとても重いものである。
半世紀以前は、人生五十年と言われた。それが世界でもトップクラスになった日本人の寿命である。確かに戦争で若い人が亡くなったり、生活の質が悪かったり、医療の技術がなかったなどであった。
有名な、織田信長の「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか」
(人間の一生は所詮五十年に過ぎない。天上世界の時間の流れてくらべたらまるで夢や幻のようなものであり、命あるものはすべて滅びてしまうものなのだ。)
地球誕生46億年が経ったが、遠い先祖から引きついたDNAは進化し続けて未来に引き継ごうとしているが、平均寿命が百歳を超えたら、人間の生活・文化も違ってくるだろう。
しかし、人間は一人では生きて生きない、社会を構成しながら未来に繋げていく義務がある。東京電力福島第一原子力発電事故は、人間の勝手な願望で、自然界になかった物質を作り出し、自然を破壊するという、自然界の掟を破った。その結果が、人間の命も危険に晒されてしまい、右往左往している。
人間が文化文明を進化させていく、夢を持ち続けることは、大事なことだが、生きて行くためには、地球上の尊い生き物からエネルギーを得なければならない。生きるためのエネルギー源を人間自身で作り出すことは未来永劫出来ない。
その化石燃料・地球上の生物だって、有限である。人間使い方次第で人間の寿命に大きく影響してくる。現状の平均寿命を維持していくことを考えていくことが大事なことかも知れない。
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自分で自分の首締めて死ぬ 自業自得
投稿: かめ | 2011年12月30日 (金) 21時24分