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2011年6月16日 (木)

川に魚を取り戻そう

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200903012132141 私は、生まれも育ちも八王子市片倉町に在住している者だが、子供のころ、湯殿川の水で洗濯はもちろん、野菜洗い、食器洗いをしていた。今は、湯殿川が「ドブ化」していくようで仕方がないと思っている一人である。

このままではいけない、昔の川魚を取り戻そうさなくては、強く危機感を持って再生しないと人間も住めなくなる。川に生活を依存していた昔に川を汚すと川の神様から祟りがると教えられていた。

話は変わるが、先進国では初めて、「世界農業遺産」と呼ばれる世界重要農業資産システム(GIAHS)に11日、佐渡市が石川県の能登半島とともに国内で初めて登録された。

同市が進めている、トキとの共生を目指す減農薬の稲作への取り組みが評価された。関係者は「農産物のブランド化に向けた弾みになる」と喜んでいる。

そのことは、昔の伝統農業を維持し絶滅してしまった「トキ」を呼び戻し運動をした、トキを呼び戻すには、トキの餌さとなる魚がいなければトキは生きていけない。それには農薬を減らしたり、汚水を流さない、ゴミを棄てない、など住民の理解・協力がなければ出来ない。

日本では、(GIAHS)に認定をうけた佐渡市・能登半島以外のもまだまだ候補地はあると思っている。そして、「川をきれいにしよう」の運動は、環境からも、未来の人間にも絶対大事なことである。

毎日新聞社説・・・
石川県・能登半島と新潟県佐渡市が、先進国から初めて世界農業遺産に登録された。環境保全型の農業のあり方が国際的な評価を受けたことになる。過疎や後継者不足に悩む地域の産業にとっても朗報だ。

 世界農業遺産の正式名称は世界重要農業資産システム(GIAHS)。国連食糧農業機関(FAO)が02年に創設した。生態系や景観を守ってきた伝統的な農業を資産として認定するもので、これまでにペルーのアンデス地方のジャガイモ農法やフィリピンのイフガオ州の棚田など、8件が認定されている。

 能登半島は、日本海側の斜面に棚田が並ぶ国指定文化財「白米(しろよね)千枚田」(輪島市)をはじめ、集落や農耕地が山や海と連続した景観を保持してきた。そこでさまざまな生物を守りながら、農業をしてきたことが評価された。豊作を願う農耕儀礼「あえのこと」に代表される農村文化、能登大納言(アズキ)や能登野菜など地域在来の農産物を継承していることも、好評のポイントになった。

 佐渡市は、国の特別天然記念物トキの放鳥に伴い、農薬と化学肥料の使用を5割以上抑えた稲作を進めてきた。生物をすみやすくした田んぼでとれたコシヒカリは「トキ米」として知られている。また、佐渡金山で使われていた道具を農業に転用したことや、五穀豊穣(ほうじょう)を願う「鬼太鼓(おんでこ)」などの伝統芸能も評価された。

 

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