今現在を無駄にしないで生きる
色々な過去の出来事に習って未来を見つめ、「今現在を無駄にしないで生きる」ことを「温故知新」から学ぶ。
温故知新とは、歴史・思想・古典などの昔のことをよく調べ、研究し、そこから新しい知識や見解を得ることで、孔子が、師になる条件として先人の思想や学問を研究するように述べて言葉である。
温故知新「子曰く、故きを温ねて、新しきを知れば、以って師と為るべし」と訓読され「温故」は「故きを温ねて(ふるさとをたずねて)」と読まれるなが一般的であるが「故きを温めて(あたため)」とよむべきと解釈もある。
その「温故知新」の四文字熟語から・・・
過去の成功や失敗にいつまでも執着して、今を思い出だけに耽っているか、愚痴と後悔ばかりで不運を嘆き、明日が思った通りの幸せになることを夢見て、今を浮ついて生きているの人がいる。過去に囚われ、明日を夢見て生きているならば、それは本当に今を生きているとは言えない。
時を、過去・未来・現在という順序で表現することがる。過去から現在へ、現在から未来へとつながる順序とは意味合いが違う。過去・未来・現在という順序は、過去も未来も現在に収まるということであって、現在が最も大事な時であるという意味である。
現在の今が明るく開かれるならば、どのような過去であっても大切な意味が見付かり、後悔したことは、「あの辛い失敗があったおかげで、大事なことを知ることができた」と功徳に転じることが出来る。
自分自身の現実と向き合い、全てを現実として受け入れることこそ、今をあるがままに生きられる。さらに、不安と恐れがあるであろう未来のことは、「私にたまわった人生を尽して行きます」と仏に人生を託し、安んじて悠々と生きる身になって生きたいものである。
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