« 内閣不信任案が否決されたが・・・ | トップページ | 真実のみ教えを・・・ »

2011年6月 3日 (金)

復旧復興は挙国一致だ

Ota21 日本はマグニチュード6以上の地震は世界の20パーセントだそうだ。「災害は忘れたころにやってくる」というが・・・。東日本大震災で、日本は勿論、世界中の国から支援を受けている。有難いことだと思う。肝心の政府、国会では相変わらずゴタゴタ劇場を繰り広げている・・・

被災された方たちは、財産・尊い家族を失って途方に暮れている。命の尊さを痛感していることだろう。そして真心こもった支援には涙が出るほど嬉しいだろう。

普通の暮らしが送れても、人間は社会的存在であると言われるように、一人立ちでは生きてゆくことは出来ない。まして、財産は何一つ津波に奪われて、誰かの助けがなければ生きていけない。

隣近所の方と励ましあって援助来ることを祈っているしかない。そこで、あらゆる機関で援助の輪が広がっている。人間が、人種、宗教問わず、互いに相助け合い力になり合って出来上がっている。

しかし最大の援助が出来るのは政府であり行政である。そのトップ国会で首相の首を挿げ替え?で汲々としている。被災者には、さぞかし歯がゆいだろう。そんな場合ではないだろう。挙国一致で復旧復興をしなければいけない時に・・・

現代の本社会は個人が優先し、全体が忘れられようとしている。一つの大きな網は、小さな網の目が縦横につながり合って出来ているように、社会という大きな網の中の一個が私であることを自覚する時、個人の気ままな自由は許されないはずである。

貴方があって私がいられる。私の周りに多くの人間がいて私は生きていかれるのである。

親鸞聖人が、真実ということについて、実とは「必ずもののみとなる」と述べられ「み」となるとは、二つ意味が含まれるようで、一つは身となる、もう一つは実となる。身となるとは相手の身になるという心だ。相手の身になって物を言う。相手の身になって行動する。少しは私の身にもなってよ、と要求はするが、相手の身になることを忘れがちである。

仏様は常に私たちの身になり、そして実りある人間に育てて下さる。こうした仏のお育てをいただいている私たちである。せめて今日一日、社会の恩恵の中に生かされる者として、常に相手の立場を考え、全体のために行動することが、社会的存在としての人間のマコトの生き方ではないかと思う。

« 内閣不信任案が否決されたが・・・ | トップページ | 真実のみ教えを・・・ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 復旧復興は挙国一致だ:

« 内閣不信任案が否決されたが・・・ | トップページ | 真実のみ教えを・・・ »