シナリオのない国会劇場
8月末まで70日間の延長が決まった国会であるが、延長を決めた22日から、審議は1週間以上も全く進まない状態が続いている。
菅直人首相が自民党参院議員を政務官に引き抜いた人事に自民党などが反発しているためだが、被災地を置き去りにして重要法案の審議を放棄し、国会を空転させる与野党の姿勢に問題ありだ。
以前、米倉弘昌日本経団連会長の「税金を払っている国民のために何もしていない。給料泥棒のようなものだ」の発言が話題になったが、一日3億円かかるという歳費を忘れてしまって、被災の復旧復興のために延長国会を決めてたのだが、一向に始まらない。日本の政治家は三流に成り下がってしまったのか・・・
国会議員は本当に危機感を持っているのだろうか?・・・自分の家が被災の遭い、何とか生き延びるには、給料と預金だけでは間に合わず借金をして、住める家を立て直し生活の基盤を作ろうということで、家族会議が開いたのだが・・・お父さんの浮気が発覚し、それどころではない。何の関係ない子どもたちが、お腹を空かしているのに、夫婦喧嘩で、話し合いができない。と言った茶番劇だ。
その茶番劇のシナリオは、国民新党という亀井静の強い見方?・・・ご主人に「しっぽ」振るス場面が展開し、このことによって、流れが読めなくなった。
そんな筋書きの読めない国会劇場の観衆は、呆れてしまっている。復旧・復興を、口では言っているが・・・横からヤクザのボスのイメージが抜けきれない、小沢一郎前民主党代表は、「なんにも決まっていないじゃないか!」と国会議員の立場を忘れた発言に、与野党の幹部は一斉に顔を向けるシーンが頭をよぎる。
しかし、大金をつぎ込んで、買って茶番劇を見るつもりではないうんざりだ。金返せ!・・・。「東京電力の役員は自分の資産を処分してまで、被災者を助けろ!」と被災者は言っている。もういい加減に、筋書きの見える国会劇場にしてもらいたい。
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