心配・悩みごとは生きている証拠
人間には同じ考えを持った人はいない、十人十色である。一人では生きていけない、社会生活をして行かねばならない。社会生活で、この人は好き、あの人は嫌な人と思えば、何事もうまくいかない。
けれども自分を含めて人は皆、長所と欠点があるから、その人の欠点ばかりを拾い出すのでなく、長所を見いだすようにすれば、その人と関係改善がはかれることがある。
これは自分に合わないとか、嫌な仕事だとか思っていても、世の中には役に立たぬものはない。工夫・改善によって、気づかなかった面白さや楽しさを発見することがある。
相対としてとらえずに、目線を同じくしたり、 自分のこととしてとらまえたり、 世の中のお役に立ちたいという気持を強く持つこと、すなはちすべて発想の転換が大切である。
老いを嘆くより人生経験豊かなことに誇りと自信をもって自己を生かすべきである。病に負けることなく、生かされている命を どんなかたちででも輝かせることである。
心配ごと悩み苦しみごとがあるのは、今、生きているからである。心配ごとや、悩み苦しみごとの中に、喜びや楽しみ、また生きる希望の種が、芽がある。そう思えばこの世は楽しくもあり、希望に満ちあふれてくる。この種をうまく育てて、花を咲かせることが、悩み苦しみから逃れる方法である。
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