« 長所・欠点を見極める | トップページ | 蓮の花に思う・・・ »

2011年5月16日 (月)

聖人君子はいない

0261 世界的に衝撃的な事件のニュースで驚いていた。国際通貨基金(IMF)の専務理事ストロスカーン氏が14日午後、ホテル従業員への性的暴行の疑いでニューヨーク市内のケネディ国際空港をパリに向けて出発する直前に拘束、逮捕されたと報じた。

人間には聖人君子はいないということか、ニューヨークのホテルの従業員に性的暴行をしたという。日本人は「魔が差しす」というが、出来ごころ。西欧では、何というのだろう。しかし、事実ならそれまで築いた名誉・信頼が崩壊してしまう。

だけど、人間の行動の中にそのような「悪魔的存在が急に忍び込んだかのよう」に突如、悪い考えに囚われてしまうということがあるのは事実だ。

ストロスカーン専務には、15日にメルケル・ドイツ首相、16、17日にはユーロ圏財務相との協議が設定されていた。議題は780億ユーロ(8兆9000億円)の対ポルトガル融資の最後の詰めのほか、悪化するギリシャの債務問題だった。

世界で最も重要な金融機関のトップの逮捕劇は、世界経済がまだ2008年の金融危機からの回復途上にあり、欧州が政府債務危機から脱し切れていないときに起きた。専務理事の容疑が事実ならば、フランスの政治にも打撃を与えることになる。

今回の事件が欧州救済におけるIMFの役割に影を投げかけることは間違いない。欧州の債務危機への対処では専務理事は強力なリーダーと見られていた。IMFは15日夕刻に臨時理事会を開いて善後策を講じるが、何らかの決定が下されることはないと予想されている。

2012年のフランス次期大統領選で最大野党・社会党の最有力候補と目されてきたストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事の逮捕を受け、仏政界が激震に見舞われている。

有罪が確定したわけではないが、世論調査で一貫してサルコジ大統領を抑えてきた本命を事実上失った社会党は、候補選びで態勢立て直しを迫られそうだ。

« 長所・欠点を見極める | トップページ | 蓮の花に思う・・・ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 聖人君子はいない:

« 長所・欠点を見極める | トップページ | 蓮の花に思う・・・ »