最近のお葬式事情
近くの葬儀屋で、開催された「お葬儀の勉強会」に参加して思った。ウイークデイということもあって、参加者はお年寄りばかり、葬祭式場が会場となっているため、見本の祭壇が飾られていた。写真枠は勿論なにもはいっていなかった。そのうち自分が入る?と誰かが言ったら、ドット大きな笑いが起きた。
万一に備えて心得・・・は主催者側と私の考えでは大きな隔たりがあるようで仕方がなかった。なぜならば、お葬式の費用は全国平均223.6万円という。葬儀屋さんで行った場合だ。
いま葬式のイメージが大きく変わって、病院ー火葬場直行で、ごく身近な家族だけで処理をしてしまうというやり方が多いと聞く、何百人なんて会葬に来て貰いたくない。
墓地も要らず樹木葬でいい。ところで樹木葬とは、サクラやクスノキなどの木を植樹し、その下に骨をそのまま埋める埋葬方法。「自然に帰りたい」、「サクラの木の下で眠りたい」といった要望に応えて登場した。
また、遺骨を細かく砕いて骨灰とし、その遺灰を海や空中に撒く事を散骨がある。
従来は、墓埋法(墓地、埋葬等に関する法律)で都道府県知事が認可した墓地以外での埋葬は禁じられていた。従って散骨も法に抵触するのではないかとして、禁じられているというのが通例であった。
しかし、平成三年、東京の市民団体「葬送の自由をすすめる会」が、神奈川県沖で散骨を行った。これに対して法務省は、「節度を持って葬法の一つとして行われる限り問題ではない」旨の見解を出し、散骨を法的に認めた。これ以降、散骨は一つの葬法として一般的に認められつつある。
檀家離れで、日本に6万あると言われているお寺も経営難で廃業せざるを得ないというところも・・・。従って墓地や墓石など関係する業者も経営手法を研究しないとやって行けない。
これからの葬儀のあり方が問題となってきている。昨日のお葬式の勉強会で業者も生き残りをかけて行ったもので、ファミリープラン・なん割引プラン・会員サービスなどの宣伝が主でそれも、お葬式事情と社会のニーズの変化の対応と、業者の生き残りをかけて、お客先取りの狙いがあったものと思う。
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