どうしていたの・・・
どうして生きていられたの?東北関東大震災で、10日ぶりに助けられた80歳のおばあさんと、16歳の孫のテレビのテロップに流れた。
奇跡だ、どうしていきていられたの?と聞くのは止めておいたほうがいい・・・何故なら自分でも分からないだろうから、「勝手に想像してくれ!」と・・・
たぶん、生きるとか、死ぬなんて考えなかった?人間の本能で水や食べ物を探し、眠くなったら眠れたからだろう。水や食べ物がなかったら生きていけない。そんなこと聞かなくても分かるはず・・・。
しかし多くの生き物の中で、人間だけが人は必ず死ぬということを知っている。死を知っているから、深刻な状況でも生きようとしたからだ。深刻に状況になっている時点で、生きるとか、死ぬとかに気持ちを向けるのではなく、ごく自然の成り行きに身を任せたのだろう。
「今生きていられるのは何故?」なんて考えないのと同じで、生きる本能で生きているのと、平常時の人間が生きているのと同じに10日間を過ごしたのだろう。
自分の窮地を確かめるためだけの10日間だったとしても、それ以外の感情の下にあったようには思わなかったのじゃない?・・・
本当に生きることに絶望した人は、人に聞かれる前に死んでしまう・・・
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