« マイケル・サンテル教授の講義 | トップページ | COP16のこと »

2010年12月11日 (土)

自然とは・・・

282_field111 何気なく使っている言葉「自然」という言葉を考えて見た。
yahoo!辞書(抜粋)から・・・他の力に依存せず、自らの内に生成・変化・消滅の原理を育するもの。精神とは区別された物質的世界。もしくは自由を原理とする本体の世界に対し、因果的必然的法則の下にある現象的世界。経験の対象となる一切の現象。

「もしこの自然が無ければ私たちの存在自体もありえなかった訳で、草木、空気、太陽、この地球上の中のすべてが何らかのかかわりの中で互いに互いを支えあっているので大きな大きな一つの命の塊ともいえる。」こういう考え方を自然法・目的論的自然観とも言う。

「自然」つまり英語のNature「ネイチャー」を示す言葉は明治時代の日本に西洋語が入って来るまではなかった。 つまり「人工」と対立する「自然」という概念がなかった。

たしかに「森羅万象」という言葉は使われたが、宇宙間に存在する数限りない一切のものごとのことであり、自然だけのことではない。 人間のことも入るのである。 「天地」であろうと、「万物」であろうと、同じことである。

近現代の西洋のNatureの輸入訳語としての「自然」も決して、日本人が使っている「自然」ではないことがわかる。 日本人の自然は、やはり「森羅万象」の意味で使い、人間の造ったものと異なる、自然界、物質界、という概念ではない。 西洋的概念のような人工物と対立する物質界という「自然界」ではないのである。

私たちの「自然」は太陽、星、地球、空、海、山、川、動植物などのことを言うだけでなく、人間そのものも動植物の中のもっとも独自な存在として、自然の一部となっている。 従って、人工物もその中に含まれてしまうことになる。

« マイケル・サンテル教授の講義 | トップページ | COP16のこと »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自然とは・・・:

« マイケル・サンテル教授の講義 | トップページ | COP16のこと »