閣僚の失言と国会審議
4.8兆円の規模と言う民主党の補正予算案が、数の多い衆議院を通過して、参議院で審議が始まったが、それどどころではない。閣僚の失言問題で、数で多い野党は機を得たりと一斉攻撃である。尖閣問題と北方領土問題などで中・ロ外交がギクシャクしている上の失態である。
菅直人政権の閣僚の失言は、柳田稔法相の国会軽視発言だけではない。内閣の要である仙谷由人官房長官にも脇の甘い言動が目立つようになった。菅首相はここで、きっちり閣内を引き締め、局面転換する必要がある。
私は、民主党内から意見が出ているように柳田法相には辞職させて、心機一転、内閣の引き締めを図るという、国民が納得いく方法も・・・。どう見ても、国民の目線でものを言っていない。初心にかえって閣僚全員反省し、国民の信頼を取り戻すことにある。
補正予算の4.8兆円規模というが、長引く不況をなんとか、挽回する起爆剤にしなければならない。公明党は、予算審議が先で閣僚失言での責任追及・問責決議案とは別個にすべきだという、その通りだ。
何れにしても、国民生活がどれほど長引く不況に苦しんでいるかを優先に事を運んで欲しい。各党の足の引っ張り合いだけの「国会リング場」では堪ったものではない。国会議員の品格にも関り、議員責任の重さに心を配って欲しい。
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