酉の市
今日、19日が二の酉である。酉の市の頃になると、ああ今年も残りわずかという感慨を覚えずにいられない。
酉の市の夜、周辺の街はどの店も客でいっぱいになってしまうから大変だ。浅草では江戸時代中期以降に繁昌しだしたと言われる祭礼だが、もともとは堺市鳳町の大鳥神社が本社。関東では吉原に近かった千束の大鳥神社が中心になっているという。
私の住む八王子は、甲州街道沿いに栄えた宿場町だった。同時に周囲の養蚕農家が多く八王子は「桑都」と言われ、かつては「織物の町」と称せられた。
甲州街道沿いには、呉服店が多くあった。いま、お店の数は少なくなったが、呉服屋さんが点在し、いかにも昭和といった風情の商店がある。
そうした商店街の外れに大鳥神社が鎮座している。ちょうど八王子駅から北口から直線で約500メートルの位置にある。
酉の市は、甲州街道に露店が並ぶ、八王子祭のようなわざとらしい馬鹿騒ぎがないのが私は好きだ。
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