ビデオ流出のこと
昔、会社で現役のころ上からの指示がどうしても理解できなく悩んだことがある。家族のために辞めるわけにもいかず、不承不承で、指示通り仕事を進めた。会社にとってマイナスでも、携わっている上司は、しめしめで、上機嫌であった。
生きて行くためには、上司に好かれないと昇給も悪い。生き残るにはこれしかない?何年か後に、後悔してその上司を恨んだりした経験がある。
この度の沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡るビデオ映像が流出した事件で、警視庁などの聴取を受けている神戸海上保安部の海上保安官は、「罪の意識はまったくない」と話していたという。罪になると思って行なったのか、罪になれば家族のこと考えなかったのか?
私の考えは、保安官は、公務員である。そのトップは内閣総理大臣であるその担当大事国土交通大臣であり、そして海上保安長官である。その指示がなかったからと言って、毎日のニュースで、公開保留としていることだから、保安官は、政府に意に反していることは承知していたのは、間違いない。
確かに、今回ビデオを流出したことは、いつかはこうなる」「正義の内部告発」と流出を肯定的に受け止める声や、「危機管理体制はどうなってる」と機密事項の流出を問題視する声などが多く寄せられているというが・・・。
この状況を国民一人ひとりが自分の問題として認識し、政府が持つ膨大な情報をどこまで公開し、どこを秘匿するか、発信する側はどんな責任を負うのか、絶えざる議論が必要になってくる。
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