樹木葬のこと
今朝(11月25日)NHKおはよう日本で、樹木葬のことが放送された。私はまだ墓地を求めていない。いづれは、死んで処分して貰わなくてはいけないのだが、先祖代々から守られているお寺・墓の現代感覚が薄れて来ている。墓地の購入、維持、管理などは年々高くなっているという。
そこで、放送にあったが、東京都では、都の管理する霊園が満杯になったことで、樹木葬が人気が出てきているという。
樹木葬」とは、自然を志向して墓所に外柵や墓石を設けず、遺骨を土中に埋めて樹木を墓標とする葬法のこと。日本においての樹木葬の語は、1999年に岩手県一関市の祥雲寺が、この呼び名の墓地を開設したことから広まったという。
同じ自然志向の葬法でも、「散骨」が「墓」をつくらず、墓地以外に埋めてはいけないと規定する「墓地、埋葬等に関する法律」の範疇外で行っているのに対して、樹木葬は墓埋法上、墓地として許可を受けた区域に樹木葬という形式の墓をつくっている。
亡くなった後は自然に還りたいという要望は、本来人間が元々持っているものである。大自然に抱かれ、緑に囲まれた環境で自然に還ることができる。
少子化進んで、先祖の供養の形で“墓守り”なんて言葉は死後?になりつつある。テレビを見て、これからの墓事情を考えると。他にもいろいろあるようだが、自分の死後のことを考えておかないといけない。
ただ言えることは、自分が生きていられることは、「何代も続いている先祖がいたお陰である」という、感謝気持ちは忘れてはなるまい。
NHKの放送内容・・・遺骨を樹木の周りに埋葬する「樹木葬墓地」と呼ばれる墓が各地で増える中、自治体でも横浜市に続いて東京都が来年度、多摩地区に整備することになりました。
「樹木葬墓地」は自治体が墓地として許可した場所で遺骨を樹木の周りや芝生の下に共同で埋葬する形態の墓地です。
東京都は都心に移り住む人が増え続ける中、現在8か所ある都立霊園がほぼ一杯になっているため、共同で使用できる「樹木葬墓地」を初めて整備することを決めました。
来年度予算に8400万円を計上して多摩地区の小平霊園に整備を進める方針です。
樹木葬墓地は墓地の区画を購入するより費用がかからないこともあって、墓地の実情に詳しいNPO法人を主催する東洋大学の井上治代教授によりますと国内では現在、20か所余りに増え、自治体が整備するケースは横浜市に次いで東京都が2例目だということです。井上教授は「親と暮らさずにほかの地域に移り住む人が増えたり墓にお金をかけられない人が増えたりして先祖代々引き継いでいくこれまでの墓の形態が機能しなくなっている。樹木葬墓地は多様化する社会の中での新たな選択肢として今後も増えていくのではないか」と話しています。
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