人生の終え方
先だって、知り合いの植木屋さんをお願いした。その植木屋さんの母親が寝込んで半年で亡くなったそうで、たいして看護もせず、手の掛からない死にかたで助かったと、しみじみ話された。
夫婦二人で住んでいた私の兄夫婦は、五年前に兄、三年前に義姉が亡くなったが、殆ど同時に具合が悪くなり、介護をしなければならなくなり、ヘルパーさんが、毎日来て頂いていたが、夜は、近くにいた息子夫婦(甥)が面倒をみていた。毎日のように呼び出しの電話で、会社を辞めて、面倒を見ることにした。
近くの会社に転職して夜の介護に備えたのである。近くに住む嫁さんの一人暮らしをしている実の母親の面倒を見なければならず、勤めていて、経済的にも無理と言う理由である。約五年間の甥の子育て真っ最中の夫婦にとっては地獄であったと思う。
介護制度が出来て、本当に良かった。これが家族が介護をしなければならなかった以前だったらと考えると、それこそ嫁さんは生き地獄だ。核家族化・少子化の現在は、老夫婦二人だけの所帯は私を含めて多い。
私達夫婦も何時までも元気で居られない。どちらが具合が悪くなっても老老介護となることに・・・そう考えると堪らない。そうならないうちに、施設を考えて息子達に面倒をかけないことを丈夫なうちにと思うが・・・。
長い年月にわたる療養のはてに亡くなる。突然に体調不良を感じてあっけなく死ぬ。対処し方が、昔のイメージと違い、介護から亡くなるまでの長い期間・短い期間でも対処の仕方が違う。どう人生の終え方がいいのか?悩んでいる人は多いと思う。
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