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2010年10月11日 (月)

COP10開催に思う

Ile_aux_cerfs0011 モーリシャス島にいた飛べない鳥「ドードー」は絶滅動物の象徴的存在である。モーリシャス島が発見されたのは、1507年ポルトガル船の船乗りによってである。それから約500年後の現在のモーリシャス島は。『インド洋の貴婦人』の愛称でよばるほど高級リゾート地として有名だ。

夏のシーズンには長期休暇で遠くは北欧からバカンスに多くの人が訪れる。ドードーがいた1600年代もまた、モーリシャス島に多くの人が訪れた。人と共に島に入ったイヌやブタ、ネズミが卵やヒナをエサにしたのだ。

地球上の生物が、1年に4万種の生物種が消えていくともいわれている。多様な生命が織りなす生態系の保全と、生物の遺伝資源の利用のあり方を話し合う国連の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)がきょうから29日まで名古屋市で開催される。

モーリシャス島のような楽園は、自然と生き物があってこそ楽園である。人が楽園を求めて押し寄せたらどうなるか長い歴史が教えている。もうこれ以上の自然破壊は許されない。

便利さの追求は人類の欲望だ。便利さは他の生物を犠牲にしてまで、神は許してはいない。節度ある生き方がより求められる時代となったことを認識すべきである。先進国と発展途上国との意見調整で議長国日本は、大変である。

そして、大事なのは、人間一人ひとりが環境保全に配慮する意識し行動することである。環境を取り戻すには、破壊することの何千倍の労力と時間が掛かるのである。

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