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2010年8月24日 (火)

人生は帰ることのない旅

05sikotuko31_2 「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」、松尾芭蕉は過ぎゆく月日は客人のようなものと、時の流れと人生重ねて詠んでいる。人生を旅にたとえて、毎日が先の見えない旅の途中である。

大きな壁に突き当たり、回り道、迷い道をしながら、人生という旅をしている。それは長い旅なのか、短いかは予測出来ない旅である。

人生の旅の始まりは誕生で、その人がどういう旅路をするのか、誰も決められない。その旅の出発点も自分で決められない。もっとよい時代・良い家に生まれてきたら良かったのにと思って生まれてきた人も、生まれてこなかったらよかったのにと不満心をもって生まれてきた人もいない。皆んな、無駄な人はいない、大切な命をいただいて生まれてきたのである。

旅は楽しい、それはまた帰るところがあるからである。旅の終わりになると、もっと旅を続けていたい気持ちになる。すばらしい景色に見とれたり、美味しい食べ物や、よき出会いがあったり、いい湯に入ると極楽で、もうそこから帰りたくない、もっと旅を続けていたいと思う、けれども帰るところがあるから楽しいのである。

帰ることのない旅しているのが人生である。過ぎゆく時を戻すことはできない。時に人は、立ち止まって自分をふり返って、もの思いにふける。歩んできた過去に納得したり、悔やんでみたりもする。旅の途中で挫折して、歩く元気をなくしてしまったり、先を見て歩く勇気を失って、座り込んでしまう人もいる。けれども、また人は歩き始める。それは旅の終わりのあることをみんな知っているからである。

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