« ぼたもち・夜船・おはぎ・北窓 | トップページ | 戦争と隣組から連想 »

2010年8月 6日 (金)

つまづいたおかげで

13_10241 今日(8月6日)は、人類史上初の原爆投下から65回目の「原爆の日」を迎えた。藩基文(パン・キムン)国連事務総長・アメリカのルース駐日大使・英国・フランスの駐日大使が、始めて参加した。

人類で始めての原爆投下で26万人の犠牲者にのぼり、今尚苦しんでいる人がいるという。大きな誤り?の核開発は未だに止めようとしない。今まで築いた文明のを原爆1個で止めてしまったことは、長い人類史上で「つまづき」なのだろうか・・・

相田みつをさんが残された言葉は心の底に染み入るものばかりである。読む者にとって生きて行くための一筋の光明を与えてくれるようだ。相田みつをさんは、「自分自身の在りよう、人間の在りようはいかなるものか、そしてこの世をどう観るか」につきると思う。

己に厳しく自問自答して、たどりついた本物の彼の境地を一つづつ血のにじむような言葉で残していった彼の姿勢はまさに悟りを求めて真摯に修行する人そのもである。

あの独特の書体で色紙に書かれた彼の詩を多くの方が自分の身近なところに掲げているのを良く見かける。誰でも心を震わせた詩は一つはあると思うが、有名な詩を記してみた。

「つまづいたおかげで」

つまづいたりころんだりしたおかげで、物事を深く考えるようになりました。

あやまちや失敗をくり返したおかげで、少しずつだが人のやることを暖かい眼で見られるようになりました。

何回も追いつめられたおかげで、人間としての自分の弱さとだらしなさをいやというほど知りました。

だまされたり裏切られたりしたおかげで、馬鹿正直で親切な人間の暖かさを知りました。

そして......
身近な人の死に逢うたびに、人のいのちのはかなさと、いまここに生きていることの尊さを骨身にしみて味わいました。

人のいのちの尊さを骨身にしみて味わったおかげで、人のいのちをほんとうに大切にするほんものの人間に裸で逢うことができました。

一人のほんものの人間にめぐり逢えたおかげで、それが縁になり次々に沢山のよい人たちにめぐり逢うことができました。

だからわたしのまわりにいる人たちはみんなよい人ばかりなんです。 

相田みつを「にんげんだもの」より

« ぼたもち・夜船・おはぎ・北窓 | トップページ | 戦争と隣組から連想 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: つまづいたおかげで:

« ぼたもち・夜船・おはぎ・北窓 | トップページ | 戦争と隣組から連想 »