オッペケペー節
今朝のNHK午前4時のラジオニースで、「生活保護を受けた世帯は、過去最多となる132万世帯に上った」という。
全国で132万9337世帯に上り、前の月より1万576世帯増えて過去最多である。増えた世帯の内訳は、「高齢者」が1475世帯、「母子家庭」が1148世帯、「障害者」が951世帯である。最も多かったのは仕事を失った人を含めた「その他の世帯」で、4901世帯となっている。
不況・不景気ばかりで、自殺者の数は増えるばかりで、特に失業者が多いという。明治の芸人の川上音二郎(1864年~1911年)「オッペケペー節」で一世を風靡した。
主義主張を歌詞にした街頭での演説調の歌い方から「演歌」といわれた。演歌は後年、演歌、政治色が薄くなり、悲恋・心中の人情歌をバイオリン・アコーディオンなどに合わせて歌う遊芸になり、「艶歌」とも書かれるようになった。
ままにならぬは 浮世のならい 飯(まま)になるのは米ばかり
不景気極まる今日に 細民(さいみん=下層の人々。貧しい人々)困窮かえりみず 目(ま)深にかぶった高帽子 金の指輪に金時計権門(けんもん=位が高く権勢のある家柄き)貴顕(きけん=身分が高く、名声があること)に膝を曲げ
芸者幇間(たいこ=宴席などで遊客の機嫌をとり、滑稽な動作・言葉によって座をにぎやかにすることを職業とする男。ほうかん)に金を撒き、
内には倉に米を積み ただし冥土(めいど=死者の霊魂が行く暗黒の世界)のお土産か地獄で閤魔(えんま)に面会し 賄賂(わいろ)使うて極楽へ行けるかへ行けないよ
オッペケペー オッペケペッポー ペッポツボーィ
親が貧すりや緞子(どんす=経〔たて]緞子(しゆす)の地にその裏組織の緯〔よこ」繻子で文様を表した光沢のある絹織物)の布団 敷いて娘は玉の輿(こし)
オッペケペー オッペケペッポー ペッポッポー
娘の肩掛け立派だが 父つァん毛布(ケット)を首に巻き
どちらもお客を乗せたがる 帰り車は駆け引きだ本当に転覆(かえ)しちゃ危ないよ
オヤいけないねオペケペー オツペケペッポー ペッポッポーィ
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