雀の巣立ち
最近すずめの姿を見ることが少なくなった。むかしの草葺の家がなくなって、家の作りが、変わって雀の巣を作るスペースがない。まして破風などある家で草葺と言うと殆んどない。
東京奥多摩に先日出かけた時、草葺の廃屋になった家があって、雀の鳴き声がしたので鳴き声えのする方を見上げたら、雀の子の巣立ちのようで、しばらく様子を見ていたら親鳥が近くのけや木の枝で、「ここまで来なさい」鳴いて促している、に対し子雀は、自信がなそうな鳴き声だった。そんな親子のやり取りを確認することが出来た。
思い出す私の少年時代は農家の破風がある草葺であった。雀の子が竹を並べて天井から子すずめが座敷に落ちてきて、そっと拾って巣に戻した。古い農家の草葺屋根に住んでいた蛇がいたが、ネズミや雀の卵を狙って青大将が見ることがあった。
今は何処に巣を作っているのだろうと、ふと考えてしまった。
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