「イクメン」という社会現象
「イクメン」という言葉がある。新語だ。「イケメン」のもじりだが、こちらは育児休暇を取得して子育てに専念している男性のことである。
配偶者が子供を産んだ後、育児もそのまま奥さんにまかせるのではなく、男性も責任をもつという意識の表れである。埼玉県や福岡県では子育て応援宣言企業がそれぞれ2000を超えているという。、こうした企業から続々とイクメンが登場してくるのである。
最近は、高学歴で会社や公務員などの重要ポストをキャリヤーウーマンが進出して来ている。女性の機会均等の社会的意識が深まり、価値観の随分と変わってきている。「女の生き方」というテーマに対し、男性からの意見も活発になってきいて、「イクメン」存在がクローズアップしてきたのだ。
子育ては夫婦で協力してし、例えば、朝と夜でそれぞれ送迎を分担するなど、時々に合わせて夫婦の役割分担を明確にし、育児を乗り切っているという人が多い。
日本人は結婚しない、あるいは結婚しても子供をもうけない人が増えているというが、夫婦で協力し合って、仕事も結婚も育児もこなされる女性の方が増えることが国家的には大事なことだと思う。
また、中には独身生活を志向する女性もいるが、人生観に疑問を感じてしまう人もいる。子孫を残すことを放棄した人が増えて、人口が減っている事実を真剣に考えるべきで、独りで自由を謳歌し、独身生活を満喫している場合ではないと思う。
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