人間と動物と違い
人間が他の動物と比べて優れていると信じている人間が大半であろう。人間の優れていることを証明しようと、いろいろ考えている。
人間の生命の生存過程から考えて見ると、他の動物との差異は殆んどなく、長い歴史を経て、人は優れた知性を持ち、道具を使い、言葉と文字を使うようになった。
しかし、知性自体は他の霊長類も発達している動物がいる。道具を使うこともできるサルもいる。鳴き声を用いて仲間同士の意志疎通は、イルカなどもいる。
人間が特別な存在であると信じている人にはなかなか答えがでない。人間が特別な存在であるという概念を取り除いて考えると・・・
人間が地球上に数ある種の中のひとつであると考えると、人間の持つ身体の仕組みや特性は絶対的な優れていることではない、種の特徴のひとつとして人間が持っているだけである。人間の存在を特別なものでない、相対的な存在として捉えているだけである。
人間も他の動物も動物の中のひとつであり、人間が他の動物と特別に異なる点はどこなのかという問いは設定のたて方自体がおかしいのかも知れない。人が猫と異なるのは猫がクジラと異なるのと同じで、「猫と他の動物との差異はなんだろう」ということだ。
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