若葉のケヤキ並木道
新緑から若葉の季節と変わり、30度を超える日があるかと思えば、昨日今日は片付けてしまった冬物のシャツを取りださなければ風を引く寒さである。これではお年寄りや、乳児には気をつけないと大変なことになる。
それでも、けや木並木道路は木の葉で鬱蒼となった。その鬱蒼とした中を歩くことは気持ちがいい、そこには初夏の匂いがあるからだ。
酸素が溢れていて、思わず深呼吸をしたくなる。心がが落ち着き、ホットする。人間の心がバランスを取るためには陰影が大切なのだなとつくづく感じる。陰と陽があって心のバランスがとれる。陽が当たるのと陰があるのとで心のバランスがとれる。陰で心がホットする。
鬱蒼と茂っているから、うっとうしいはずなのに、初夏にけや木並木道を歩くと何故か心が安らぐ。明るいだけだと、子供でも心は落ち着かない。明るいだけだと開放的でも人の心は落ち着かない。どうも風と適度の湿度が落ち着く重要な一つかも知れない。入梅前の爽やかな風はたまらない。
人間も悲しいときには悲しみを十分味わえば、必ず陽が当たる時期が来るに違いない。十分に悲しみを味わう前に早く陽が当たることを願うとかえって悲しさを後に引きずってしまう。
人間は悲しいならばそれにしたる方がかえって救われる。
陰と陽があって、けや木並木道が素晴らしい、その並木道になる様に、人生も陰と陽があって、素晴らしい人生になるに違いないと思った。
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