ギリシアの経済危機は、ヨーロッパ地域に限らず、全世界に深刻な影響が出ている。何とかユーロ圏ないで最大限努力し、収束をして貰いたい。そして借金大国日本も、安閑としていられない?と思うのだが・・・
通貨は、その国の経済や信用により価格が変動する。経済基盤が弱かったり、信用が無いと価値が下がり、逆だと価値が上がる。EUの共通通貨である「ユーロ」の場合、数カ国が同じ通貨を使うので話がこう単純ではない。
EUではユーロをみんなで安全に使うために、各国間でもバラツキを抑える為にユーロ使用国の一定の線引きをした。ギリシャはユーロ圏に加入るため、この基準に達していないのに達している(借金は少ない)と偽った。このことが分かって、ユーロの価値が暴落してしまい、経済状況の良い筈の国までも、この暴落の被害にあった。これが「ギリシャ・ショック」原因とされる。
通常の国の通貨であれば、国の政府が経済を立て直し、事態を収拾するのが当たり前であるが、ユーロの場合、これが多国間に渡っている為に、ギリシャの借金を、ドイツやイギリス、フランスが肩代わりすることになる。
「何で他国の借金を自分達の税金で返さなくてはいけないんだ?」その疑問が出るのは、各国国民のみならず、政府からも上がるのは当然である。
これは共通通貨の最初から懸念されていた根本的な弱点であり、特別な良い解決策はない。EUの統合を深め各国人に「ヨーロッパ人」としての自覚を持って貰うしかないのだが・・・。
昨夜(7日・日本時間21時)先進7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁は、ギリシャ財政危機に端を発した世界的な金融不安の拡大防止に向け、電話で緊急会議を開いた。というが・・・
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