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2010年5月 2日 (日)

口蹄疫(こうていえき)とは・・・

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287_field111 酪農国、宮崎県では大変な問題が発生した。宮崎県(東国原知事)は、昨日(1日)口蹄(こうてい)疫発生に伴う一連の処理作業を進めるため、自衛隊に災害派遣要請を行ったという。

期間は1週間程度で、であるが、被害が拡大すれば延長も検討する。川南町の農家で殺処分を終えた牛約1000頭を運搬して土の中に埋めるほか、周辺の消毒作業を行う。

宮崎県はまた、移動制限区域内にある同町の養豚農家で4月30日に口蹄疫の症状を示した豚1頭が見つかったが、遺伝子検査などから感染の疑いが分かったと発表した。

この農家の殺処分対象は豚3882頭と、1回の処分としてはこれまでで最多。今回の口蹄疫発生後に処分した牛と豚は計8000頭を超えた。とニュースもある。

将に酪農・農家、養豚農家では、致命傷的打撃である。九州各県、いや日本中の家畜業者・動物園などはワクチンなどで、予防措置をとらねばと素人の私は思うのであるが、風評被害も心配である。

口蹄疫(こうていえき) とは・・・(日本大百科全書 小学館)によると・・・哺乳綱偶蹄(ぐうてい)目に属する動物 ウイルス性の伝染病。一度発生すると伝染力が強く、家畜法定伝染病に指定されている。ウシ、スイギュウ、ブタ、ヤギ、ラクダ、トナカイなどの、口や蹄部(ひづめ)の皮膚、粘膜、水疱(すいほう)を形成し、急速に広がる。

感染率や発病率は高い。致死率は一般には低いが、幼畜では高い場合が多い。 伝播(でんぱ)は接触および空気により、ウイルスは病変部に濃厚に存在し、形成された水疱が破れると床や畜舎を汚染し、唾液(だえき)や呼気から飛散し、牛乳、精液などにもウイルスが混在している。

アジア、アフリカ、南アメリカにはいずれも常在しており、ウイルスが存在している国からのウイルス侵入の阻止が重要である。2000年(平成12)、92年ぶりに日本での発生がみられた。

ただし、鼻腔内の病変のみで、蹄(ひづめ)の局所に異常はなく、抗体、によって感染が確認された。口蹄疫と診断された場合には、特定家畜伝染病防疫、指針に基づき、初発農場から半径5~30キロメートルの範囲内で生体の搬出を制限、交通遮断、疑似患畜(発生のおそれのある家畜)を含め全頭殺処分、埋却および消毒処置を行い、蔓延(まんえん)を防止する。

日本は国際獣疫事務局(OIE)によりワクチン接種をしない「口蹄疫清浄国」として認定されている。口蹄疫の常在国での予防には、数種の型を混合した多価ワクチンの接種が必要で、年2回の注射が行われる。

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