ワークライフバランスを考える
「ワークライフバランス」という言葉は、「仕事とプライベートの調和」という意味で、もっと簡単に言うと、仕事を効率よくこなしながら、プライベートの時間を充実させて、最終的に「仕事とプライベートに好循環をもたらそう」というものだ。
不況と言われるこんな時代、仕事もプライベートもしっかり充実させてスッキリした気持ちで毎日を過ごしたいのは現役世代の方の考えであろう。
国際的にも意識が高まっている「ライフワークバランス」。 端的に言えば、幸せな人生を送るために、自分の価値観に合う働き方、仕事と生活の調和を考えようという概念だ。
労働者のホンネは至ってシンプルで「働きやすい会社で働きたい」ことだ。有給休暇の取りやすさ、勤務時間の自由度、勤務地の選択制、職種の選択制、子供の急病時における看護休暇などであろう。
ライフワークバランスが叫ばれるようになった要因としては、不況のあおりで、操業短縮・ワークシャリングなどで勤務時間が短縮される一方で、超過勤務が多くなっている人も多いようだ。
年老いた両親の介護の問題も深刻な問題となっている。また年間百数十人と、ここ数年高水準で推移している「過労死」問題、国家公務員に5日の産休制度があるだけで、一般企業における育児休業の取得は低いのではなかろうか、男性の育児参加はまだ低く、一般社会認識も、薄いことも問題と思う。
世界同時不況で底が見えない景況感、これまで国際競争の渦中にある企業側に一律で改善を求めるには限界があるだろう。
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