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2009年9月16日 (水)

初登院に当って

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Natsu1いよいよ国会へ初登院である。初登院は各自思いを秘めながらのバッジを受けるのだろう。民主党の143名の新人国会議員である。いわゆる小沢チルドレンといわれる。いろいろな思いで国会議員を志して、名乗りをあげたのだろう。

その気概は、尊いものがあるが、国会議員の品格は、日本の品位で顔になることで責任は重大でそんなに生易しいことではない。初当選組には、民間企業や地方議員の出身者もいれば、議員秘書や官僚を務めた者も少なくない。政治経験が全くない人もいる。

代議士とは、国民を代表し「国事」を議する人という意味だ。まずは、国の基本法である憲法と国会ルールを定めた国会法を、改めて熟読してもらいたい。確かな時代認識を持ち、国家全体の行く末を常に視野に入れ、仕事を進めることも大事だ。

衆議院の民主党員308人の大政党となった。ひとり一人の力が一致団結しすることにより、歴史は変えられる。大きな目標に向かって、夢を実現するよう期待したい。

しかし、「小泉チルドレン」と呼ばれた83人のうち、引き続き自民党から出馬して再選されたのは、わずか9人に過ぎない。民主党の新人も、明日はわが身かもしれない。国会や地元での地道な日常活動が何より重要だ。

「蟷螂の斧」の諺を思い出した。「弱者が、自分の弱さをかえりみず、強敵に立ち向かうことのたとえである」が、「韓詩外伝」には次のような話がある。
或る時、斉の荘公が猟に出たが、一匹の蟷螂が、あわや踏みつぶされそうになりながら、その両足を振るって荘公の車を撃とうとした。いち早くそれを眼にとめた荘公は,「ほほう、元気な奴じゃ、これは何という虫かな?」と左右の者に訊ねた。
 
荘公の御者が答えた。
「これはカマキリという虫でございますが、この虫は進むことしか知らなくて、一向に退くことを知りませんし、自分の力のほども弁えずに、一途に敵に当る奴めでございます。」
 
荘公は、この言葉を聞いて、「この虫がもし人間であったとすれば、それは必ず天下に並びなき勇士であったろう。」といって車を戻させ、わざわざ蟷螂を避けて進んだという。

この気概で国民の期待に応えて貰いたい。

 

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