« 人生「タイミング」と「運」 | トップページ | 「人間は考える葦である」と言うことは »

2009年9月13日 (日)

実る稲穂を見て

Phot000000000003f5a5_500_01「実るほど頭を垂れる稲穂かな」 詠み人知らず。 

今朝、田園を散歩しながら昨夜の雨に濡れた稲穂を見ながら思い出した。 超有名な句である。

稲穂の実は、実れば実るほど重みで穂先を垂れ頭を下げる。
「学識や徳行が深くなった人ほど謙虚になっていく」という意で力がついて成功している時こそ謙虚に生きなさいと戒めを表現した口語である。

人間はある程度生きるための生活力がついてくると周囲えの感謝を忘れてしまいがちになっていく動物である。「自分は経験があり、お金を手に入れて一人まえだ、何でもできる」と勘違いしてしまう。

しかし、どれだけ優れていて成功した人でも、人の子である。多かれ少なかれ、両親だけでなく誰かの小さな助けや、親切、愛情の上に現在の自分が存在できている。そんなお世話になった方々の愛情を感じ取る出来る人は、年を重ねるごとに生きる姿勢が謙虚になっていくのである。

本田技研工業の創業者本田宗一郎氏は、
『学問なり技術があると言うことは立派なことであるに違ないが、それを人間のために有効に使って初めて優れた人間だということが出来るのだと思う、何より大切なのは人を愛する心ではないだろうか』

時には立ち止まって、今の自分を形成してくれた多くの人たちを、思い浮かべ感謝してみてはどうだろうか、きっとこれから出会う方々から多くの事を学んでいける姿勢になるはずである。

« 人生「タイミング」と「運」 | トップページ | 「人間は考える葦である」と言うことは »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 実る稲穂を見て:

« 人生「タイミング」と「運」 | トップページ | 「人間は考える葦である」と言うことは »