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2009年6月 2日 (火)

黒南風とツバメ

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今日の名言

馬鹿丁寧な仕立かたをした不断著(ふだんぎ)の垢(あか)づいているのは愚であり、いい著物の俄仕立(にわかじたて)も内証(ないしょう)が見えすいて未熟だ。
幸田文『みそっかす』

黒南風や無色無臭の象の檻 戸恒東人

もともと風が肝心な船乗りの間で使われていたという黒南風(くろはえ)と白南風(しろはえ)。梅雨に入って陰鬱な暗い雲から放たれる南風を黒南風、梅雨が明けて青い空に白い雲が浮かぶような頃になると白南風。

湿度による重苦しさを黒と白の色によって区別することで、南風は人間との関わり合いをより深く持つようになった。掲句は象の檻に吹き抜ける黒南風。巨大な象のすみかを前にして、そこが無色無臭であることが強烈な違和感を際立たせる。

野生の動物たちは、自然界のなかで色彩によって身を隠し、匂いで仲間を確かめ合う。無色無臭とは人工の極地であろう。記憶の彼方の樹木や果実の色、灼熱の太陽や砂塵の匂いを思い出しながら、象は人臭い檻のなかで残りの一生を過ごす。

象は人間の聞き分けられる周波数よりずっと低い、5ヘルツという超低周波音で発声しているという。無味乾燥な檻の内側でつぶやき続ける象の悲しいひとりごとが、鬱陶しい梅雨の雲を引き寄せているように思えてくる。『過客』(2009)所収。(土肥あき子)

黒南風や 色鮮やかに ツバメ飛ぶ

いよいよ入梅も近いのではないかと思わせるお天気が続く、昨日も午前中は晴れていたが午後は雷雨となって、やや強く雨が降った。この辺もそろそろ田植えの時期になって田んぼに農家の人の働く姿が多くなったように見える。

ツバメは田植えが終わって土色から青に変わった田んぼ苗の上すれすれに飛んで餌をとるのだろう「ツバメ返し」と言う言葉があるが、まさにその素早い動きにはおどかされる。

遠くの空を見ると黒雲が急に湧き出し山を乗り越えて雨が降り出して来た夕立である。傘を持って出かけたのでよかったがこの時期突然に空が崩れるから、傘は手離せない。

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