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2009年6月18日 (木)

党首討論

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今日の名言

お前が誰といっしょにいるか言ってみな、そうしたらお前がどんな人間か言ってやる。
セルバンテス『ドン・キホーテ』後篇(一)

Natsu1焼酎と鉄腕アトムの模型かな 瀬戸正洋

目の前にあるものを並べて書いた俳句に思えるが、読んだあと物憂い印象が残る。焼酎のそばに置いてある古ぼけた鉄腕アトムのプラモデル。とある酒場の薄暗いカウンターでそれらをぼんやり眺めている作者に気持ちを重ねると「かな」の詠嘆に込められた孤独が響いてくる。

親殺し子殺し地雷と筍と」「拉致と核と餓死と憎悪と朧月など並びの強烈なのも多々あるが、時事俳句など利いた風な名で括りたくはない。ひとつひとつの言葉は重いのに、強く主張してくるものを感じさせないのはなぜだろう。

かといって現実を突き放して傍観しているわけでもない。作者独自の立ち位置でさんざんな現実と季語を等価に並べ、読む側に説明しがたいむず痒さと、静かなゆさぶりをかけてくるようだ。句集とともに収録された論も面白く読み応えのある一冊だった。『A』(2009)所収。(三宅やよい)

黒南風で 何も見えぬ 永田町

昨日第二回目の、麻生首相と鳩山民主党代表の党首会談が行われた。内容は、討論とはいえない内容であった。鳩山代表に麻生首相が答えると言った内容で議論にならなかった印象である。

麻生首相の感想も、郵政の問題など国民の関心がおありのところについては、十分に説明ができたと思っています。ただ、質問に対する答弁の形みたいになりましたんで、党首討論っていうような形にはならなかったんだと思っています。と言うことだ。

財務相の更迭でも、理由がはっきりしない。首相に圧力があって、悩み苦しんでいる様子がありありだ。政治家を志した初心を思い出し、日本の国民の安心・安全に暮らせる社会を創る意気込みを見せてほしい。もう党利党略はもう飽き飽きだ。

「判断ができない。判断がぶれる。総理の器としていかがなものか」と首相を優柔不断と批判した鳩山代表に対し、「民営化された株式会社に対し、政府の介入は最小限にとどめるべきだ」と応じた。

ならばなぜ、西川善文社長の続投を認めないと、過激な発言を繰り返した前総務相を長く放置したのか。西川氏は社長としてふさわしいと考えるのか。そもそも首相は郵政民営化を進めたいのか、見直したいのか。

国民が聞きたかったのはそうした点ではなかったか。これでは与党内の批判もおさえられまい。

しかし、論戦がかみ合ってきたテーマもあった。
社会保障の財源をどう工面していくか。首相は景気回復を前提に、3年後には消費増税を考えざるを得ないと語った。鳩山氏は「無駄遣いを徹底的になくす方向からスタートする。まずは4年間、消費税の増税はしない」と。

この問題は、2大政党の対立軸として総選挙の一大争点になると思う。
首相の消費増税方針に対しては「それでは選挙が戦えない」という反発が与党内にある。本当に選挙公約に掲げられるのか、疑問が残る。一方で、節約だけで10兆円もの財源を生み出せるという鳩山氏の主張に、どれだけの人が説得力を感じるだろう。

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