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2009年6月 6日 (土)

「世も末だ」では・・・情けない

07rose_ame21警察は、「法律の番人」であるはずであるが、公私とも模範を要求される職である。そのことは警察官の職を選んだときに認識しているはずである。捕らえてみれば警察官では話にならない。この世の中は、信頼で成り立っている。信頼がなくなったら世の中、真っ暗闇じゃございませんか・・・警察官を捕らえた高校生「世も末だ」がよく分かる。

戦後の教育・道徳教育の不備と、日教組の言いなりの行政が原因だと思うが最近その教育方針が見直されてきた。「ゆとり教育」などは当然で、国際的に見ても日本の教育レベルが下がっているのも教育方針の欠陥だ。怖いのはこの状態を普通と見てしまうことである。

毎日新聞社説・・・警察官はどうかしてしまったのか。痴漢、ストーカー、盗撮、住居侵入……と不祥事に歯止めがかからない。岡山市では4日、高齢の女性から財布をひったくった愛媛県警の巡査部長が2人の高校生に捕まった。お手柄の高校生は「世も末だな」と嘆いていたが、まさに同感である。

警察庁によると、昨年中に全国で懲戒処分を受けた警察職員は、懲戒免職30人、停職44人など252人で、一昨年より51人減った。最多の569人が処分された02年に比べれば半減しているが、処分理由の悪質化が気がかりだ。昨年も窃盗、詐欺、横領などによる処分者が71人を数えるなど明らかな違法行為に手を染めるケースが目立つ。犯罪を取り締まる警察官が、自ら罪を犯すとは言語道断だ。市民の信頼への裏切りだが、人並み以上に正義感や使命感に燃える若者が巡査を拝命していることに照らせば、警察組織に何らかの欠陥があるように思われてならない。

振り返れば、埼玉・桶川の女子大生殺人事件などで助けを求める市民に背を向けたり、不祥事を噴出させて痛烈な批判を浴びた全国の警察が、有識者らによる警察刷新会議の提言を受けて再生を誓ってから約9年が経過した。この間、情報の公開や監察の強化などの改善策は、一定の成果を上げてきた。処分者が半減したのもその一つだ。

しかし、かつてのように不祥事を隠ぺいしなくなった代わり、人事管理や職場環境の問題が省みられぬまま、処分し、公表すれば済む、と考える風潮が強まったといわれる。事前に指導や注意をせず、問題を起こせば切り捨てる、という発想だ。悩みを打ち明ければ警戒されるので、上司や同僚に相談できない、との声もある。愛知県警の警察署副署長が先月、酒気帯び運転で部下の署員に検挙されたケースが暗示的だ。副署長は署内で飲食した後、車を運転して飲食店まで往復した。悪質で、検挙は当然だが、運転を制止できなかったことに疑問なしとしない。

綱紀粛正を唱えるばかりで、融和や連帯感などを醸成する手だてを怠ったため、組織が硬直化しているのが現状ではないか。警察は命がけの任務を求められる上意下達の組織だ。階級を超えた信頼関係が構築されていなければ、万一の事態に対処できない。警察の威信どころか、市民の安全がおぼつかなくなる。

それでなくても全国の警察は、団塊世代の大量退職期を迎え、世代間の技術やマインドの継承に苦慮している。不祥事続発は組織の責任、社会の危機と認識し、徹底的に体質を改善しなければならない。実務経験より筆記試験を重視する昇任制度なども、思い切った改革が必要だ。

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