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2009年6月13日 (土)

総務相の辞任は致命傷?

1205661中山成彬国土交通相・中川昭一財務相の個人的なミス?とちょっと違う辞め方だ。内閣改造のタイミングを逸してしまったのは否めない。今回の鳩山邦夫総務相の辞任は、麻生首相の致命的なものとなってしまった。

天真爛漫?鳩山邦夫総務相は、一本気なことで有名とのことで一旦思ったことは梃子でも動かない人という。「正しいと思った事が認められない事ってあるんだ?」「歴史で正義が分かる」そして、「西川社長は辞めていただくのは当然」「かんぽの宿売却決めたのはできレースで不正義だ」「剥製残るような(外観がのこるような)形で再開発してもらいたい」の語録がある。

失言も・・・SMAPの草なぎ剛さん「最低の人間」では、撤回発言そして、法務大臣時代に「友人の友人はアルカイダ」で驚かせた。

朝日新聞社説・・・鳩山邦夫総務相が結局、辞任した。日本郵政の社長人事で、麻生首相が西川善文社長の続投を認めたのに対し、認可権限をもつ鳩山氏が最後まで納得せず、自ら辞表を出した。

鳩山氏の西川社長批判に火が付いて半年がたつ。日本郵政が社内手続きを経て続投方針を決めたのに、攻撃は激しくなるばかり。果ては鳩山氏と、兄が代表に就いた民主党との連携話までおもしろおかしく取りざたされるなど、社会的にも異様な注目を集める「事件」になっていた。

火事が広がっているのに、火消しを決断できない。そんな首相の優柔不断は初めてではない。麻生内閣での閣僚辞任は3人目だが、中山成彬国土交通相の時も、「もうろう会見」で辞めた中川昭一財務相の時もそうだった。

鳩山氏は過去3回の自民党総裁選で首相の選挙対策本部長を務めた盟友である。それなのに首相の意に沿わせることができず、逆に政権の傷口を広げてしまった。党内基盤のもともと弱い麻生政権を支えてきたのは、4年前の郵政総選挙で得た巨大議席だった。その首相の誤算は、郵政をめぐる党内対立の根深さを甘く見過ぎたことだった。

首相は2月、「郵政民営化に賛成じゃなかった」と語り、4分社化の見直しにも言及した。首相就任以来、小泉元首相の改革路線に対する党内や社会の風当たりの強さを見て、ハンドルを戻そうとの思惑だったのだろう。

「かんぽの宿」の売却に待ったをかけた鳩山総務相の派手な動きを黙認し、民営化見直しの潮流に身を委ねる構えを見せたのもそのためだ。だが、民営化推進派が「民営化のシンボル」と呼ぶ西川氏の進退は話が違った。この人事が首相に突きつけたのは、民営化を進めるのか後退させるのか、小泉路線を継続するのか見直すのか、基本的な態度の表明だった。

この二つの潮流の両方に足をかけつつ、きたる総選挙に臨みたいと思い描いていた首相にとって、それは考えたくないことだったに違いない。「かんぽの宿」をめぐる不適切な経過や郵便不正事件など、西川郵政にも問題はあった。だが、民営化が始まってまだ1年8カ月。色濃く残る官業体質を改革するには西川社長に頑張ってもらうしかない。首相がそう判断したとすれば理解できる。

だが、今回の混迷によって、郵政民営化の賛否を超えて、首相の求心力が決定的に弱ったのは間違いない。与党内では解散・総選挙の先延ばし論が広がる可能性がある。内閣改造や首相の交代を求める動きも出てきそうだ。国民の願いは、信頼できる、実行力のある首相であり、政権だ。内外を覆う危機の中で、いたずらな政権延命は願い下げにしたい

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