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2009年3月 1日 (日)

人間に寄り添って生きているカラス

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今日の名言

人はパンのみにて生くものにあらず、されどまたパンなくして人は生くものにあらず。
河上肇『貧乏物語』

Shibutoge61鳥の巣より高き人の巣留守勝ちに 金子兜太

季語は「鳥の巣」、春です。命が産み出される場所が、そのまま季節に結びついているようです。作者は、散歩で通りすがった雑木林の中から、春の空を見上げてでもいるのでしょうか。数メートル先の空には、小さな鳥の巣が見えています。

そしてその先に視線を伸ばせば、遠くには高層マンションが見えています。鳥の巣と、高層マンション。大きさも堅さも中に住むものも、全く違っているものを、同じものとして見据えたところに、この句のすぐれた視点があります。

「人の巣」という言い方は、一見、それほど際立った表現とは思えません。それでも、こうして句の中に置かれてみると、思った以上に新鮮で、目を見開かせるものを持っています。どうしたらこんなふうに、効果的な言い回しが出来るのだろう。あるいは人とは違う見方というものは、どこまでが表現の中で許されてあるのだろう。

そんなことをこの句は、考えさせてくれます。句は最後に、人の巣が「留守勝ち」であると、言っています。あんなに高いところに、人のいない空間がぽつんと置き去りにされている。確かに、鳥の巣よりもずっと深い寂しさが、こちらに押し寄せてきます。「俳句」(2009年2月号)所載。(松下育男)

鳥の巣と言えば、最近のニュースで、カラスが電柱に作った巣が原因で、22日午後2時半ごろ、広島市中区舟入南の最大2258戸が停電となった。約1時間20分後に完全復旧。中国電力は、ハンガーなどで作ったカラスの巣と高圧ケーブル線が接触し、ショートしたためとみている。

針金や木片などで作った巣は直径約30センチ。地上から11メートルの所に設置した3本のケーブル線をつなぐポイントの上に巣を作っていた。カラスの巣による停電は年間、数件はあるという。春には営巣が活発化するため、巡視や撤去をさらに強化するという。

捨ててしまったり、ベランダに片付けを忘れたりしたハンガーを巣作りに使うように学習したカラスである。また、人間のゴミ出しがきちんと出来ずカラスの餌が町に溢れている。里やまが開発されてしまった。こう言ったことの原因で被害がでる。これは人間にも責任がある。

有名な、童謡『「夕焼け小焼け」の故郷』三月八日に行き、町会の研修会に参加する予定である。地元(八王子の恩方)

作詞:中村雨紅 作曲:草川 信

夕焼小焼で 日が暮れて
山のお寺の 鐘がなる
お手々つないで 皆かえろ
烏と一緒に 帰りましょう

子供が帰った 後からは
円い大きな お月さま
小鳥が夢を 見る頃は
空にはきらきら 金の星

こんな歌を歌っていたころは遠い昔になってしまった。「人間と寄り添って生きている鳥」である。思いを新たにした。

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