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2009年3月24日 (火)

朧夜

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今日の名言

人生は一行のボオドレエルにも若(し)かない。
芥川竜之介『歯車 他二篇』

60mangetsu1朧夜のぽこんと鳴りし流し台 金子 敦

身の回りのものが立てる音には、住人にそっと寄り添うような優し気なものと、ぞっと孤独を引き立てる音とがある。前者は、階段がきゅーと鳴る場所だったり(暗闇のなかわざわざ踏んで下りたりする)

水道の出だしのキョッという音(あ、準備して待っていたんですがついうっかり眠ってしまって、ちょっと驚いちゃいましたよ、という感じ)などは、思わず「一緒に暮らしているんだね」と微笑みかけたくなる。

しかし、掲句の「ぽこん」は後者である。この音に聞き覚えのある方は、インスタント焼きそばの湯切り経験者だと確信する。流し台に熱い湯を捨てるとき、必ずステンレスが「ぽこん」というか「ぼこっ」と音を立てる。

それはもう、とてつもなく唐突に孤独を感じさせる音なのである。なるべく音がしないように場所を変えてみたり、少量ずつこぼしてみたりするが、流し台は「どうだ、寂しいだろう」とばかりに必ず鳴る。固く錠をかけていた胸の奥の扉が開き、潤んだ春の夜がするするっと忍び込んでくる。『冬夕焼』(2008)所収。(土肥あき子)

朧夜といえば、おぼろ月の夜のこと、最近防犯パトロールで、週一回の夜回りをしているが、それ以外は殆ど夜は外に出る機械がない。

前の湯殿川沿いの片倉城址公園の桜の蕾が膨らんできた。もうそろそろお花見が出来そうである。花見は夜桜が何とも落ち着いていい。パトロールをするコースである。桜を見上げた先に朧月が浮かんで見える光景を思い浮かべてみる。


会終へて朧月夜の女かな 
山下 雄子

ロマンティックは情景が思い浮かぶ何と言っても朧月夜は、演出効果は抜群である。

そして小学唱歌「朧月夜」がある。

高野辰之作詞・岡野貞一作曲
菜の花畠(ばたけ)に、入り日薄れ
見わたす山の端(は)、霞(かすみ)ふかし
春風そよふく、空を見れば
夕月(ゆうづき)かかりて、におい淡(あわ)し

里わの火影(ほかげ)も、森の色も
田中の小路(こみち)を、たどる人も
蛙(かわず)のなくねも、かねの音も
さながら霞(かす)める、朧(おぼろ)月夜

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