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2009年3月20日 (金)

東芝が社長交代

06oga_toga11 『東芝 改革へ「重電シフト」社長にWH買収担当の佐々木氏』という見出しで紹介されていた。ライバルの日立製作所でも、社長が交代した。世界同時不況の中、経営を維持して行くだけでも大変な時代である。元社員であった私にしてみれば、気になって仕方がない。

FujiSankei Business i・・・東芝は18日、6月下旬の株主総会で西田厚聡社長(65)が 会長に就任し、佐々木則夫副社長(59)が社長に昇格する人事を発表した。岡村正会長は、相談役に退く。

「(佐々木氏は)前例に拘泥しない判断のできるリーダー。構造改革とその後の成長を手がけるのは同じ人物がいい」

18日の記者会見で西田社長は交代理由をこう説明した。佐々木氏は原子力発電所の設計技術者出身で、主に重電畑を歩んだ。米原子力大手のウエスチングハウス社買収のさい、担当副社長として交渉にあたるなど、重電部門を統括した実績を持つ。東芝では久々の“重電回帰”となるわけだ。

市況悪化などから、東芝は主力の半導体事業が大幅に落ち込み、2009年3月期の営業損益予想が2800億円の赤字になるなど業績悪化が著しい。佐々木氏も「課せられた最大の責務は一日も早い業績回復を図ることだ」と、厳しい表情を見せる。

具体的な改善策については今後改めて発表する予定だが、西田社長の進める「体質改革プログラム」の実施を前提に、固定費削減を実行し、09年度中の黒字化を図る。佐々木氏は「(固定費削減は)自分たちでできる改善項目だ」と強調する。

佐々木氏はイノベーション推進本部長として技術革新に向けた社内態勢の向上に取り組んでおり、景気回復後の成長シナリオは「イノベーションを柱に据える」と強調する。

世界的な温暖化防止への取り組みから、原子力ビジネスの需要も強く、佐々木氏の起用は収益部門である重電事業のさらなる強化に弾みを付ける。重電事業を中心にイノベーションによる業績回復を目指す考えだ。

デジタル家電や半導体など、かつての主力事業が不況による打撃を受けるなか、日立製作所では、古川一夫社長が副会長に就き、子会社の日立マクセル会長を務める川村隆氏が会長兼社長に就任するなど“重電シフト”を強めている。東芝の人事も重厚長大の原点に回帰する狙いをアピールするとの見方が強い。

最大の懸案である半導体事業について、佐々木氏は「担当役員と一致団結しながら、東芝としてのマネジメントをしたい」と述べるにとどまった。

ただ、大手製造業では今春闘で定昇の一時凍結の検討を進めるほか、一時金減額など社員の士気低下につながりかねない改革も進んでいる。人心一新で難局を打開できるか、かじ取りが問われそうだ。(内田博文)

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