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2009年1月 8日 (木)

リセットとネット社会

07rose_ame21今まで生きて人生の信条・目標などを、繰り返しリセットという行為に慣れてしまっているリセット世代の若者の多くは、インターネットコミュニティにおける自分の存在そのものも、いとも簡単にリセットしてしまう傾向がある。これは、非常に危険である。

エゴが強いと言うか、自意識が強烈な人がリセットすることが多い。リセットすると人間関係が何をもたらすか。それは、相手に対する敬意、思いやりの喪失である。それによって、多くの人は、我儘、自己中心的に振舞うようになってしまう。なぜなら、それこそが人間の本性であり、普段、理性によって抑制されている部分であるからだ。それが大人の世の中である。

リセット世代にとって、ネットでのコミュニティの中で自分を抑制することの必要性は皆無である。インターネットはあくまで日常とは違う自分を楽しむことができる、いわばゲームであり、そして、ゲームの中では当然、
自分が主人公となる。

気に入らない友人がいれば、敵意をむき出しにして糾弾し、逆にそのように好意的でない態度を取られれば、迷うことなく退会する。自分の思い通りのコミュニティが形成されるまで、何度でも退会、再登録を繰り返すのだ。

このインターネット上での行為に麻痺し、実際の人間関係のそれと混同し始めたときの結果は、みなさんも容易に想像がつくだろう。

最近の凶悪犯罪の低年齢化や、犯罪自体の凶悪化の一端に、こういったインターネット上でのコミュニケーションの影響があることは間違いない。

未成年者による凶悪犯罪の抑止を考える上で、インターネットにおけるコミュニケーションのあり方を子供達にどのように認識させるかが、非常に大きなカギとなってくるだろう。

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