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2009年1月 5日 (月)

真剣に国民の目線で

Natsu1今日から国会が始まるが、麻生太郎首相が「政局より政策」と言ったものの、対決姿勢を崩さない以上、2次補正の提出をここまで遅らせたのも、衆院解散に追い込まれるのを恐れる政府・与党の、政局への思惑あってのことだ。

派遣労働者の失業問題は、東京渋谷の派遣村だけではない。地方の失業者は、明日の命も保障されない人達がいる。企業の資金繰りはますます厳しくなり。それに間に合わせるのは与野党共通の責任だ。

野党の側も、単に政府与党の足を引っ張るだけでは済まされない。 その責任を果たすために、与野党に提案したい。予算の成立が遅れていちばん困るのは国民なのだから、早期成立を最優先に譲歩することだ。

主権は国民である事を忘れては困る。真剣に国民の目線で政治を!

朝日新聞社説・・・総選挙の年が明けた。混迷と停滞が続く政治に、ようやく民意をぶつける機会がやってくる。 引き続き自民、公明両党に政権を委ねるか、民主党中心の政権に交代させるか。「国のかたち」について、有権者の側も真剣に考える年になる。

そんな決戦の年の幕開けとなる通常国会の開会を前に、麻生首相、小沢民主党代表がきのう、来るべき総選挙への決意を語った。「効果的な経済対策を迅速に打てるのは自民党だ」。首相がそう胸を張れば、小沢氏は「自公政権では危機を克服できない」と切り返す。対決ムードは高まるばかりだ。

だが、この国会の最大の使命は、何と言っても昨年来、急激に深刻化する景気と雇用の危機の中で国民の生活をどう守っていくかにある。政府が出す2次補正予算案には、中小企業への保証・貸出枠の拡大、09年度当初予算案には財政出動による景気対策や非正規労働者への雇用保険適用などが盛られている。与野党の突っ張り合いで実現が遅れてしまうのは、何としても避けねばならない。

首相が「政局より政策」と言いつつ、対決姿勢を崩さない以上、野党側も簡単には譲れないというのはその通りだろう。2次補正の提出をここまで遅らせたのも、衆院解散に追い込まれるのを恐れる首相や与党の、政局への思惑あってのことではなかったか。

一方で、3月の年度末に向けて、企業の資金繰りはますます厳しくなる。それに間に合わせるのは与野党共通の責任だ。野党の側も、単に政府与党の足を引っ張るだけでは済まされない。 その責任を果たすために、与野党に提案したい。予算の成立が遅れていちばん困るのは国民なのだから、早期成立を最優先に譲り合うことだ。

まず首相は、野党がこぞって反対する定額給付金を2次補正から除く。引き換えに、民主党など野党はそれ以外の2次補正を速やかに受け入れる。当初予算についても、同じように双方の歩み寄りが必要だ。そのためには、首相が予算や関連法案の成立後ただちに衆院を解散すると約束することが欠かせまい。

だが、首相はきのうの記者会見で、野党との「話し合い解散」の可能性を明確に否定した。60日ルールによる衆院の再議決で押し通す構えのようだが、それでは混迷は長引く。対決一辺倒では政治の無責任というほかない。

首相には解散を口にした途端、与党内の求心力が失われ、政権が失速する恐怖があるのかもしれない。しかし、いまの政治の機能不全は、2年前の参院選での惨敗以後、3代の自民党政権が総選挙の洗礼を先延ばししてきたことに起因する。政治のリセットから逃げ続けることはもう許されない。

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