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2009年1月15日 (木)

イスラエルとハマスの停戦は・・・

Kamejima41 ブッシュ政権の任期中徹底的にハマスを叩いておきたいイスラエルである。オバマ政権では、ブッシュ大統領と対応が違ってくる事を恐れているという見方もある。

アメリカでは、ユダヤ系アメリカ人の存在価値が大きいらしい。オバマ大統領となって、その対応が注目されるとこである。しかし、このままでではいけない。パン・ギムン国連事務総長も動き出した。これ以上の犠牲者が出て放って置くことは出来ない。

NHKの出川解説委員が現地の取材から戻って安倍渉キャスターのインタビューから・・・。
イスラエル軍によるパレスチナ暫定自治区のガザ地区への激しい攻撃が続き、大勢の死傷者が出ている。イスラム原理主義組織ハマスとの停戦は可能なのか、現地での取材から戻った出川解説委員に聞きくところによる。

(出川展恒 解説委員)ガザ地区は、まるで地獄だ。パレスチナ人の死者は、930人を超えた。学校までもが砲撃され、大勢の子どもたちが亡くなっている。

「ハマスのロケット弾から国民を守る」という理由があるにしても、これほど多くの民間人の命を奪う攻撃は、決して許されない。

国際社会が結束し、一刻も早く、「停戦」を実現しなければならないが、超大国アメリカが、イスラエルの軍事作戦を容認し、歯止めがかからない。

ようやく「停戦」を模索する動きも活発になってきた。フランスとエジプトの調停に続いて、「即時停戦」を求める国連の決議があり、パン・ギムン事務総長が、きょうから中東を訪問する。

当面は、エジプトの停戦案が軸になるが、イスラエル側は、ハマスのロケット弾攻撃が将来も起きない保証がない限り、停戦に応じない姿勢である。

予備役の兵士も投入して、本格的な市街戦の準備を進めている。来月の総選挙を前に、
オルメルト首相やリブニ外相の連立与党は劣勢が伝えられ、今回の軍事作戦で、ハマスを完全に抑え込まなければ、政権を失ってしまうという危機感もあるようである。

一方のハマス側は、イスラム世界に広がった民衆の支持を背景に、徹底抗戦する構えである。

双方は、停戦の条件として、何を求めているかというと、イスラエルは、武器の密輸ルートの根絶を要求している。先月まで半年続いた「停戦」の間、ハマスは、エジプトとガザ地区の境界線に掘った多数の地下トンネルを使って、ロケット弾などを手に入れた。

イスラエルは、地下トンネルをすべて破壊したうえで、国際部隊による監視を求めている。一方のハマスは、イスラエル軍がガザ地区から撤退し、封鎖を解除しなければ、停戦には応じないとしている。

停戦実現のポイントは何かというと、イスラエルとハマスの主張の隔たりは大きく、直接の交渉を拒否しているので、エジプトなどの調停が重要になってくる。

しかし、そのエジプトも、国際部隊が展開すると、主権が侵されるとして、受け入れに強い難色を示している。停戦実現の見通しは立っていない。

そして、今回の戦争で、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長など和平推進派への住民の支持が失われてしまった。「最大の敗者は、“中東和平”」という、極めて憂慮すべき事態になりつつある。

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