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2008年11月 1日 (土)

全てを受け入れよ!

Iwao1702c1災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬる時節には死ぬがよく候。これはこれ災難をのがるる妙法にて候。 良寛(1758~1831)

人生は、良いこともあれば悪いこともある。良いことばかりが続けば良いが、そううまくはいかない。そして、悪いことが起こると悲観的になったり、あるいは誰かの責任にしてみようとしたりするものである。
良寛さんは冒頭の句で、災難に逢った時、苦しい状況にある自分がどのような心構えでいればよいのかを示した。それは、自分の置かれた苦しい状況を素直に受け入れて生きるということなのだ。多くの人がこの教えによって今まで随分救われてきたと思う。

いやな事が続くと、何故こんな目に遭うのだろう、と過去を悔やみ愚痴を言言いたくなる。でも仕方がない。いつか良くなるだろう、と未来をみてもしょうがない。ひとまず何もかも現状を素直に受け入れ、それならば、今休む事が必要と思えば、休むことに専念することが精一杯生きるということであろう、と。

そう考えると一見災難や病気が、いつしか災難でなくなっている。それどころか前向きで積極的な生き方へとつながっていくような気がして来る。

躓けば躓くままにコスモスの花美しみ臥せて今日を嘆かず 井伊文子

結核を患い闘病生活を余儀なくされた井伊さんでしたが、いつしか躓いた自分を素直に受け入れられるようになりました。そして、躓いたおかげでものごとをじっくり味わうことの出来る時間を楽しんでおられる様子がうかがえる。これが災難を逃れる一番の方法だと良寛さんは言っている。

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