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2008年9月 2日 (火)

豪雨で川が濁流となる

今日の名言

鉄が使用せずして錆び、水がくさりまたは寒中に凍るように、才能も用いずしてはそこなわれる。

『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』(上)

447141本流の濁りて早き吾亦紅 山田富士夫

句集には掲句に続き濁流の退きて堰堤吾亦紅が並んでいる。人の嗜好を山派、海派と分けると聞くにつけ、川派も入れてくれ、とつねづね思っていた。山の深みに迷う感じも怖いし、海の引く波にも底知れぬ心細さを感じる。

川のただひたすら海を目指して行く健やかさが好ましい、などと言うと、このところの不順というより凶悪な豪雨に暴れ狂う映像が繰り返されるように、川もまた穏やかな顔だけ見せるわけではない。

以前、静岡の実家の前に流れる川が氾濫し、向こう岸が決壊したことがある。近所中の大人が揃って土手に並び、形のなくなった対岸を眺めていた。雨ガッパ姿の大人が並ぶ後ろ姿も異形だったが、足元にすすきが普段通りに揺れていたのが一層おそろしかった。

掲句も激しい濁流に取り合わせる吾亦紅の赤は、けなげというより、やはり取り残された日常のおそろしさをあらわしているように思う。『砂丘まで一粁』(2008)所収。(土肥あき子)

濁流の 流れた後の すすきかな

最近前の湯殿川はこのところの豪雨で水が濁り、泳いでいた鯉が全く見えない。一体どうしたのだろう。普段川岸で生えていた、雑草が濁流に倒されてしまっいる。あそこまで水位が上がったのが分かる。

その中にすすきの穂が頭をもたげ、存在感を表していた。コスモスの花のも咲き出しているが、雨水を受けて、重そうにこうべを垂れている。まだ、台風のように風がないので、倒れるのは、免れているが、2メートル位になってしまった幹である。

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