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2008年9月 3日 (水)

自民党総裁選

Natsu1一日経って福田首相の突然の辞任は、日本の政治にとって大きな痛手であり、政治空白の恐ろしは計り知れないものとなってしまった。改めて感じ取った。金額では表せないが、取り返しつかない大きなものとなった。国民の目線で経済政策の基礎が出来たといっているがまだ絵にかいた餅である。福田首相の考えを踏襲する人に時期総裁にと、勝手に言っているが、果たしてどうだろうか・・・。

今朝の朝日新聞では、総裁選は顔ではなく、政策で、と社説に書かれていた全くその通りである。

福田首相の突然の退陣表明を受け、自民党総裁選の日程が10日告示、22日投開票と決まった。24日にも新首相が誕生することになる。麻生太郎幹事長がいちはやく出馬の意思を表明した。麻生氏の対抗馬にだれが名乗りをあげるのかが焦点だ。

1年のうちに2人の首相が続けて政権を放り出したことに、有権者の多くはあきれ果てている。自民党からすれば、複数の候補者によるにぎやかな政策論争で雰囲気を変え、出直したいところだろう。

あと1年で衆院議員の任期は切れる。望むと望まざるとにかかわらず、新首相の手で衆院の解散・総選挙が行われることになろう。政治の行き詰まりを思えば、一日も早い総選挙で政治の空白に終止符をうたねばならない。

そのために、総裁選に臨む自民党に注文しておきたいことがある。

麻生氏ら候補者は、国民が聞きたいと思う政策についてそれぞれ率直に、具体的に語る。そして、勝者の主張をそのまま総選挙の党マニフェストの骨格にする。そんな緊張感のある論戦にすることだ。

たとえば経済政策。麻生氏は最近、基礎的財政収支を黒字化する財政再建目標の先送りや、新規国債の発行は年間30兆円以内という歯止めにこだわらない姿勢を見せている。

では、新政権になったらどれぐらいの規模の景気対策を出すのか。将来世代へのツケ回しはどこまで膨らみ、財政再建の帳尻はどう合わせるのか。

中川秀直元幹事長、小池百合子元防衛相ら「上げ潮派」の議員たちの考えは違う。財政再建を重視する議員たちの主張もぶつけてもらいたい。

年金制度について、麻生氏は消費税を10%に引き上げて基礎年金を全額税負担に改めることを提唱した。だが、党内には現行の保険料方式を維持しつつ、手直しを考えるべきだという意見も根強い。

消費税は上げるのか、上げないのか。福田首相が約束した道路特定財源の一般財源化は、実現するのか。

「豊かで活力ある社会」といった抽象的なキャッチフレーズだけでお茶を濁されては困る。いわんや派閥の数合わせで次期総裁が決まるようなことでは、2週間近くもの選挙運動期間をとる意味はまったくない。

総選挙をにらんで、有権者受けのいい「選挙の顔」を望む声もありそうだ。だが、不景気や社会保障の劣化に直面する有権者の不安を過小評価してはいけない。政策を語らずして信頼は得られないことを肝に銘じるべきだ。

その意味で、民主党の代表選が無投票になりそうなのは残念なことだ。自民党総裁選に埋没しないためにも、小沢代表にはマニフェストづくりを通じた活発な党内論議を求めたい。

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